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登録日:2017/05/04 Thu 02 49 32 更新日:2024/05/24 Fri 19 54 34NEW! 所要時間:約 19 分で読めます ▽タグ一覧 Fallout Fallout2 Falloutシリーズ Steam エロゲー ゲーム War... war never changes.(戦争…それはいつの世も変わらない/人は、過ちを繰り返す) Fallout2とは1998年に発売された、現在のFalloutシリーズの第2作。 前作同様、日本で購入が容易になったのはSteamでの購入ができるようになってから。 システム的には基本的に前作から大きな変化はないが、ゲームボリュームは大増量。システム面も細かく改良が加えられている。 前作プレイヤーを前提とした高難易度と、各所に散りばめられた細かい仕込みネタ。ジョークやパロディなどが特徴。 至るところに即死イベントや永続的な敵対、味方やNPCの死亡に繋がる要素がゴロゴロと転がっており、プレイヤーが相当な強さを身につけても中々油断できないゲーム性に仕上がっている。 特にラスボスであるフランク・ホリガンの強さはシリーズファンの間でも語り草になっており、一時は「最もクリアが困難なゲーム」の一つに挙げられるほどであった。 現在では発売から20年近く経過したこともあり、攻略のノウハウも固まってそこまで理不尽でもない…キガスルンダケドナー。 イベント絡みはかなりはっちゃけた物が多く、後述する下ネタや破天荒なイベントが大幅増加。 前作と比べると退廃的な描写が多くなっている。イベント量も豊富でテキストの内容は前作以上に作り込まれており膨大。 かなりはっちゃけたノリの一方、マスターズアーミーに替わる新たな敵組織・エンクレイヴが登場し、同時にかなりシリアスな空気も漂っている。 このテキスト周りの作り込みは本作の直系と言える作品『Fallout NewVegas』に継承される。 ちなみに本作から本格的に武器に実銃が登場した(*1)が、H K G11(*2)・XL70E3(*3)・ジャックハンマー(*4)と妙にマニアックなものも混じっている。 有志による日本語化・ゲーム内容拡張パッチもあり2019年9月に翻訳が完了している。 ○ストーリー こちらへ来い、「選ばれし者」よ。知らねばならぬことがある。村の危機だ、死の兆候がいたる所に現れておる。─作物は枯れ ─バラモンは死に ─子供たちは病に。だが望みはある、知る者も少ないかすかな望みだが。古いディスクに「Garden of Eden Creation Kit」というものが記されている。それは荒れ果てた大地にも命をもたらすことが出来るらしい。この「G.E.C.K.」の探索がお前の使命だ。─お前にその資格があればだが。それを確かめるために、まずは「試練の寺院」へ行ってもらう。生き残ることが出来たら、私の元へ戻ってこい。続きを話そう。「選ばれし者」よ。皆の運命はお前にかかっておる。自らの力を示せ。「G.E.C.K.」を見つけ出し、皆の救世主となるのだ。 ○キャラクターメイク 本作ではキャラビルドを間違えると詰みかねない。ロールプレイも考慮しつつ慎重に設定しよう。 S.P.E.C.I.A.L. 基礎的なステータス。 ゲーム内で様々な処理で参照されるほか、各スキルの初期値を決定する。またPerk取得の条件になっている。 値が不足していても、特定のタイミングで薬を飲んでドーピングステータスを底上げすることで誤魔化すことができる。 今回はメモリーモジュールを入手することで、B.O.S支部のメディカルマシンでSTR・PER・CHA・INTの向上が可能。INT、LUCに関してはハボロジストのイベントで上げることが可能。 END・AGIはLV12以降で取得できるGain系Perkのみでしか向上できない。 前作同様数週間単位で時間経過するが、本作にタイムリミットは無いに等しいので普通にプレイする分にはあまり気にならないだろう。 ●Strength HP初期値、近接ダメージ、所持重量に影響。また各種装備品の使用条件になる。 HPが増えるのは初期値だけで、Lvアップでの増加量には影響しない。 装備品の目安としては、1で格闘武器、2~3で近接武器、4で拳銃、5~6で両手武器、7で重火器、といったところ。 コンパニオンが無料で所持品を取引できるようになり倉庫代わりに使えるようになったため重要度は低下した。 重火器はとにかく色々重いので10くらい無いと話にならない。 キャラメイク以外の要素での上昇できる数値が最も高く、Tritsなども駆使すればこのステに一切振り分けなくても10にすることが可能。内訳としては基本の1にTritsのGiftsで+1、Bruiserで+2、PerkのGainにより+1、メモリーモジュールによって+1、そして改良型パワーアーマーによる+4。 とはいえこれはかなり特殊な振り方なので、一般的には5程度振っておいて中盤まで凌ぎ、最終的にメモリーモジュールとパワーアーマーを合わせて10達成、程度の見込みで十分だろう。 ●Perception 行動速度と命中率に影響。また、ランダムエンカウンターでの開始位置にも影響する。 低い命中率に苦しまされがちなゲームなので多く振りたくなるところだが、命中率の算定はスキル値の影響が遥かに大きいため、PER自体の影響度合いは低め。 このステータスを条件とした有用なPerkが多いのであまり削りすぎない方が良い。 ●Endurance HP量やHP自然回復量、毒・放射線耐性に影響。 気になるHP増加量はLvごとに2+END/2。影響力が低いため、前作同様、本作でも削られやすいステータス。 ちなみに低END(5未満)だと早漏になるという男にとっては恥ずかしい弱点が出来る。 ●Charisma 前作同様、戦闘力には直接寄与しないため削りやすいperk。 本作ではコンパニオンを連れ歩ける人数を決定づける数値(人数=CHR/2)となったため重要度が増した。 コンパニオンを沢山引き連れて賑やかな旅路がしたいなら、多めに確保したいところ。 仲間の人数を決定づけること以外は前作通りの死にステなので、仲間を誘うタイミングで薬を飲む手間を惜しまないなら削っていけるステータス。 希少なゲーム内アイテム、ミラーシェードを装備することで+1できる。 また、連れ歩ける仲間の数はperkで1人だけ増やすことができる。 ●Intelligence みんな大好きインテリジェンス。 本作でもマトモな会話をすることを含めても重要なのは変わらず。 必要なスキルの取捨選択ができる手慣れたプレイヤーなら意外と削れなくもない。 サンフランシスコのバボロジストの教会でLuckと共にランダムで最大1上げられる。 ●Agility みんな大好きアジリティ。行動回数や回避率に影響する。 行動回数が増えることの強力さは語るまでもないが、地味に回避率も生存性に直結している部分がある。 戦闘の難易度が上がった本作で低AGIはやはり死を意味する。 ●Luck クリティカル発生率、ランダムエンカウンターなどに影響。 今作ではギャンブルの勝率が悪くなったため前作ほどの強さではなくなってしまった。 Luckそのもののクリティカルへの影響力は微々たるもので、部位狙いを成功させた方が遥かに影響力が高い。 普通にプレイする場合はかなり削って問題無いのだが、SniperやSlayerのPerkがLUCKを参照しているため、それらを活用してクリティカルを狙う場合は高LUCKが必要。 両方はできないのでどちらかを選ぶことになるが、NCRのハボロジストの教会でゼータスキャンを浴びるとランダムで最大2、サンフランシスコで知能と運の両方を+1上げられる。 Skill 本作では割り振られているスキル値が100を超えると要求されるスキルポイントが増加するようになった。 スキル値が上がれば上がるほど更に要求ポイントもうなぎ登りに上がっていく。 その為、前作のような特化型のビルドが難しくなっている。 + ... small guns 小銃類。基本装備。 名前の通り軽量で、アイテム欄を圧迫しないのが特徴。 最軽量のピストル武器、長射程高精度の狙撃銃、連続攻撃のSMG、命中力の高いショットガンなど一通りの用途に対応できる武器種が揃っており、武器スキルはこれ一本槍でも事足りる。 しかし他2種の武器に攻撃力や爆発力はやや劣る。 使い勝手は大変に良いのだが、スキルブックでスキル値をかなり底上げできるため、スキルポイントをつぎ込むタイミングが悩ましい存在。 Big guns ヘビーガン。重火器類。武器自体も弾薬もとにかく重い。 エイムショットでクリティカルを狙うことができなかったり、連続攻撃はDTでダメージカットされる仕様の影響などで、実は上手く仕様を理解して作り込まなければ、攻撃力自体もそこまで高くなかったりする。 常用するには使い勝手は悪いものの小銃やエネルギー武器では対応が難しい強敵を攻撃力でゴリ押すことができる。 高Luckに加えてPerkやTritsで徹底的にクリティカル発生率や単発攻撃力を底上げした特化ビルドはゲーム中随一の強力な攻撃力を持ち、下手するとラスボスすらも瞬殺しかねない代物となるが、完成も遅く常用も難しい浪漫ビルドの領域。 Energy guns 電気、エネルギー属性の攻撃。 小銃類とかなり特性が似通っているが、単発攻撃力が高く、上位互換に近い性能を持つ強力な武器種。 しかし小銃ほど長射程の武器がなかったり、殆どが連射機能を持たなかったり、高命中の散弾がなかったりと、小銃ほど多彩な能力を持っていない。 特に弾薬が非常に重いため、余裕を持った量の弾薬や、ガトリングレーザーを支えるだけの弾薬を持ち歩くとかなりアイテム欄を圧迫する。 Unarmed 徒手空拳。 消費APが低いため、PerkでAP消費量を減らすとかなり高回転で攻撃できるのが特徴。 本作では二つ存在する武器スロットを空になっていると、それぞれ消費APの少ないパンチとダメージの大きいキックを使い分けることができるようになっている。 さらに、スキル値やS.P.E.C.I.A.L.が一定以上になると性能が向上し、消費APが増える代わりにダメージやクリティカル率が上昇するセカンダリ攻撃も可能になるなど、芸が細かい。 ゲーム中のイベントで素手の戦いが必要になるシーンも多いので、ある程度鍛えておくのも悪くない。 スキルブックは存在しないものの、ゲーム内イベントを丁寧に拾っていくと一切スキルポイントを使わず100%を超えるくらいには強化できる。 Melee 近接武器。 徒手空拳よりは攻撃力が高いものの、どのみち銃火器類に比べれば射程も威力も貧弱極まりない。 イベントなどで活用する機会もなく、戦闘用スキルの中では最も使い道がない存在。 Throw 石や槍、ナイフなど、様々なものを投げつけて攻撃することができる。 とはいえ投げつけてダメージを与える投擲武器はひどく弱く、手榴弾や火炎瓶などを投げつけるのがメイン用途となるか。 手榴弾は単価が非常に高いものの、重量のかさむヘビーガンに比べればかなり軽量で扱いやすい。 機械特効のEMP攻撃は手榴弾だけの特権。 Sneak 敵に気付かれずに動き回るスキル。 アクションゲーム化した後作品では不要な戦闘を回避するスキルとして重要性が高くなるが、今作では回避不能な戦闘が多すぎる上、一度戦闘が始まると逃走して仕切り直すことも難しいため、あまり活用の機会はない。 Steal アイテムを盗んだり仕込んだりするスキル。 NPCから貴重なアイテムをスリ取る用途で使うのが常道だが、騒動を起こさず殺したい相手がいる時に、爆発物や薬物を仕込んで暗殺を試みる時にも必要となる。 盗みの成功率はStealのスキル値の他、対象のPER(感知)ステータスも参照されているため、相手によって成功率はかなりばらつく。酒を仕込んでPERを落とすと多少成功率が上がる。 盗みに失敗すると相手が敵対状態になったり逃げ出したりする、評判が急下落したり周囲のNPCを巻き込んでの殺し合いが始まったりするので危険。 どれだけスキル値を上げても成功率は95%が上限なので失敗して大惨事となる可能性がつきまとう。トライ前にセーブ推奨。 また、実は盗みに成功しても周囲のNPCの目線があると内部的に評判が下がっている(メッセージ表示は無い)ので注意。盗みをはたらくときは周囲に誰もいない孤立したNPCを狙うと良い。 また、盗みに成功すると10の経験値がもらえる。 経験値の量は盗みに連続成功すると10→30→60→100→150といった具合で上昇を見せる。 なので大量に所持しているアイテム(NCRドルなど)を1つずつ盗むことで経験値を稼ぐ事が可能。 Doctor 治療スキル。仲間を回復するだけではなく、特定の弱ったNPCの症状を診断したり治療する際にも使う。 書籍での学習が可能。アイテムで底上げ可能。レニー、マイロンが技能を所持している。 LockPick 扉や箱の鍵を開けるスキル。アイテムを使ってスキルレベルを底上げできる。 失敗しても特にペナルティはなく(たまに鍵穴が詰まって解除不能になるが)、セーブ&ロードで何度も繰り返し挑めばほぼ確実にクリアできる。 ただし鍵穴には要求スキル値が高めに設定されており、それを下回っていると何百回繰り返しても全く成功しなかったりする。 Repair 壊れた機械などを修繕するスキル。 書籍で学習可能。ツールキットで底上げ可能。ヴィックが技能を所持している。 Science 高度な機械を扱うために必要なスキル。各種イベントでかなり高いスキル値を要求されるため、なるべく鍛えておいた方が良い。 書籍で学習可能。マイロン、スカイネットが技能を所持している。 Speech 対人イベントを軟着陸させたいのなら必要となるスキル。 これがないとそもそも選択肢自体が出現せず、無用な衝突を起こしがち。 上手くイベントをこなすといい経験値になるので、早い段階でLvをあげておくと効率が良い。 Barter 取引の技能。 スキル値が高くても物凄い低価格で買い叩ける訳ではないが、あまりにスキル値が低すぎるとかなりの強気価格を提示される。 極稀にイベントの会話の選択肢でこれが参照される。 Gambling あらゆるゲーム全般の熟練度。 カードゲームなども存在するが、基本的にはカジノ施設で稼ぐための技能。 安定して稼ぐために必要なスキル値はかなり高め。また、賭ける金額が大きいものほど要求スキル値が高くなる模様。 上手くすれば金に困ることはなくなるが、十分な金額を稼ぐためにかなり時間や操作を要するので、普通にレイダーなりを狩って装備を売り払った方がラクかもしれない。 Trait メリットとデメリットがセットになっている。 幾つかが入れ替えられ、より直接的にプレイヤーの能力強化に繋がるものが増えた。 いずれもデメリットは大きく、非取得を推奨している攻略サイトも多いが、中にはデメリット以上の効果が見込めるものも存在する。 + ... Fast Metaborism 毒耐性、放射線耐性をゼロにする代わり、自動回復速度を上昇する 大して効果が高い訳ではないが、低ENDならばほぼデメリットなく取得できる。というか本作ではゲーム中で毒・放射線が脅威になることはほぼ無いため、取得して損は無い珍しいTrait。 Finesse 攻撃力30%減と引き換えにクリティカル率を10%底上げする。クリティカル特化用のTrait。 攻撃力減のデメリットはクリティカル発生時には適用されないため、クリティカルを極めた場合にはデメリット効果はさほど問題にならない。 バースト武器でクリティカルを狙うなら必須かと思いきや、Sniper Perkを取得すればLuck*10%でクリティカルが発生するので、しっかりLuckに振っておけばこちらは必要なかったりする。 Small Frame AGIが1増える代わりに所持容量が激減してしまう。 終盤、STRを増やすパワーアーマーを入手し、STR10近く確保すればそこまで厳しい制約ではなくなるのだが。 マトモにプレイすると中盤は殆どアイテムを拾うことができずかなりのストレスを強いられる。ゲーム仕様を熟知し、常に荷物持ちのコンパニオンを連れ歩くか、序盤から一気にパワーアーマーを入手しに行ける慣れたプレイヤー以外は非推奨。 One Hander 片手武器の命中率が上昇し、両手武器の命中率が大きく低下する。 強力な武器は大概両手武器なので、実用性に乏しい……と思いきや、Unarmedの武器は全て片手武器に分類される為、射撃武器に頼らないプレイをする場合は一考の価値がある。 Fast Shot エイムショットができなくなる代わり、射撃武器のAP消費を減らす。 バースト射撃メインのヘビーガンを主体に立ち回るなら悪くない選択肢だが、正攻法でプレイする場合はエイムショットはかなり重要度が高いため非推奨。 Bloddy Mess 死亡時モーションが爆裂四散するような形に統一される。 ややグロテスクだが、敵の死亡モーションが短くなるのでプレイ感をかなり改善する。 Jinxed 敵味方関係なく、攻撃時に"重大な失敗"が発生するようになる。 発生率はLUCに寄って変化するため、高LUCプレイなら主人公のみデメリットを打ち消すことが出来る。 しかしコンパニオンなどにも重大な失敗を発生するようになるので、味方を多く連れ歩きたい場合は非推奨。 Good Natured 戦闘スキルを10%低下させ、交渉系スキルを15%増強する。 戦闘用スキル6種のうち、有用なものは半分程度に収まることに加え、メイン武器スキルはTagをつけて100%以上に強化していくプレイングが基本となるので、取得のデメリットはほぼ無い。 Skilled Lvごとのスキル取得値を5%増やす代わり、Perkの取得Lvを4ごとにする。 スキル値とPerkのどちらが優先か分からない初心者がうっかり取得してしまいかねないが、一般的にはPerkは最重要の要素なので注意。 Gifts 全SPECIAL値を+1する代わり、全スキル初期値を-10%し、スキル上昇量を-5%する。 スキル値を犠牲にSPECIAL値を2割程度増強するTraitと言っていい。スキルは序盤から必要となるものは少ないことに加え、Tagや本などでかなり底上げできるため、プレイの要領を掴んだプレイヤーにとっては旨味の多いTrait。 Perk Lv3ごとに取得できる特殊能力。 ゲーム内の説明が乏しく効果が分かりづらいものの、当たり外れが非常に激しく、うっかり残念Perkを取得して後悔しやすい。 とりあえずスキル値やSPECIAL値よりもPerkの方が影響度合いが大きいため、Perkを使ってスキル値やSPECIALを底上げするプレイングは控えた方が良い。 + ... Lv3~ Awareness(PER 5) 敵の武器やHP量を看破できる便利Perk。 これが無いと敵のHP量すら分からず、闇雲に攻撃し続けるプレイングを強制される。 人間タイプの敵は装備武器によって危険度や適正距離が全く変わってくるため、これが無いとうっかり敵のマシンガン所持に気付かず初手で近距離バースト射撃を受けて蜂の巣にされるような理不尽死が起きたりする。 とはいえ戦闘力を直接左右する訳ではないので、ゲームに慣れたプレイヤーには必要ないかもしれない。 Bonus Move(AGI 5) 移動専用のAPが2もらえる。 全力で攻撃しながらある程度位置調整もできるため、それなりに優良Perk。 Quick Pocket(AGI 5) インベントリを開く為の必要APが2になる。 戦闘中に回復アイテムを使ったり、武器を付け替えるプレイヤーはインベントリを開く機会も多いので悪くない。 Night vision(PER) 夜間の命中率を底上げするPerk。 安定しない命中率に苦しめられることの多いゲームなので一見すると中々の良Perkに見える。しかし実は説明文には全く書かれていないが、武器をリロードするとマップロードまで効果が消えてしまう。射撃武器ではほぼほぼ効果ゼロと言っても差し支えないPerk。 よほど弾数の多い武器だけを使うか、格闘、近接メインのプレイングでなければ実用に適さない。 Scout(PER 8) マップ移動時に可視化範囲が1マス増える。 とはいえ手探りでマップを探し回るゲームではないので、とにかくマップを塗りつぶして回りたいプレイヤー以外には取得価値は無い。 ランダムエンカウントにも遭遇しやすくなるようだが、移動を妨害されてひどく鬱陶しい思いをしかねないので注意。 Toughness(END 6 LCK 6) 物理攻撃へのダメージ耐性を10%増加させる。爆破や火炎ダメージなどには効果が無い。 このダメージ耐性というのはDRに相当する。つまり閾値を超えたダメージを割合減少させる値。 ただでさえパワーアーマーなどで高い防御力を確保できるゲームなので、更に高い防御力を身につければかなり安定したプレイができるようになる。 ただし前提となるEND6を確保するのは流石に厳しいか。低CHRでソロに近いプレイスタイルならオススメのPerk。 Lv6~ Bonus HtH Damage(AGI 6)、Bonus Ranged Damage(AGI6 LUC6) 近接武器、射撃武器のダメージを1発あたり2増やすPerk。 一般的な射撃武器の攻撃力は30程度のダメージに収まるゲームなので、単発武器を使う上ではあまりメリットが無い。 何十発もの攻撃回数を持つ連射武器と組み合わせることで本領を発揮するPerk。 More Critical(LUC 6) クリティカル率を5%底上げするPerk。 クリティカル率はLUC 1につき1%なので、LUC5相当の効果を持つPerkと言える。 効果自体は決して悪いものではないが、クリティカル率はエイムショットやSlayerやSniperなどのPerkで大幅に底上げできるので、比較するとあまり強力なPerkではない。 Lv9~ Better Criticals(LUC 6) クリティカル発生率ではなく、クリティカルの"質"を高めるperk。 仕様上、クリティカルの内容は当たり外れが激しいため、積極的にクリティカルを狙っていくプレイングなら影響度合いが大きい。 Dodger(AGI 4) 回避力を上げるPerk。 ただでさえ敵は命中が安定しないので、回避率を上げると生存性はかなり高まる。 とはいえ所詮「回避」なので、当たる時は当たる。頼り切って良いものかは怪しいところだが。 Lv12~ ActionBoy(AGI 5) APを1上げるPerk。 AP10でこれを取得すれば、AP5で2回攻撃できる武器を1発だけエイムショットやバーストショットに置き換えることができる。 Life giver(END 4) Perk1LvごとにLvアップ時のHP増加量が4増加する。 HPの増加量は2+END/2なので、Life giver一つでEND8相当の効果。 決して悪いものではないが、遡ってLvに効果が適用される訳ではないので、取得するなら早め早めでなければ意味がない。 しかしLv12は割と取得時期が遅めの部類。Lv2以降の取得は更に遅くなるので、耐久を意識するならLv1だけ最速で取得する、というのが賢い付き合い方だろう。 ゲームボリューム的にはしっかり寄り道をしてもLv30程度がクリア時期なのだが、これが1あればHP量を1.5倍~2倍弱程度に増強できる。 Living Anatomy(Doctor 60%) Doctorスキルを+10し、生きている敵へのダメージを+5する。 ダメージ最低値と最大値を大きく底上げする強力なPerk。 マシンガンなど連射武器には適用されない模様。 Lv15~ Bonus Rate of Fire(PER 6)、Bonus HtH(AGI 6、STR 6) 射撃武器/近接武器の消費APを1下げる強力なPerk。 戦闘におけるAPは非常に重要度の高い数値なので、このPerkの有無がモノを言うシーンは多い。 AP10の場合、AP消費6のエイムショットやバーストショットが2回撃てるようになったり、格闘武器であれば消費AP3で3回攻撃がAP2の5回攻撃になったりする。 Lv24~ Sniper(PER 8 AGI 8 Small gun 80%)、Slayer(STR 8 PER 8 Unarmed 80%) それぞれ遠距離攻撃、近接攻撃時のクリティカル発生率を大幅に高める。ゲーム中屈指の強力Perk。 SniperはLuck1につき10%の確率でクリティカルが発生するようになるため、取得条件とは別に高いLuckを要する。 SlayerはLuckの値に関係なく、近接攻撃が100%クリティカルとなる。 これを(Sniperでは高Luckで)取得すればほぼほぼ毎回クリティカルが発生するようになるし、胴体狙いでもクリティカルが狙えるようになる。 Better Criticalsと組み合わせれば、より驚異的な効果を発揮する。 特にミニガンなどの連射武器は、仕様上、クリティカルを発生させると攻撃力が大幅に底上げされるため、Perkの組み合わせや仮想ダイスの出目次第ではラスボスすら一撃で倒しかねない攻撃力を持つようになる。 戦闘システム 単純なようで独特な仕様の組み合わさったゲームシステムが採用されており、何の説明もなく要領を掴むのは難しい。 概ね、高命中の小火器やエネルギー武器を使った「長射程」「高クリティカル」で低耐久をカバーしながら部位破壊を狙う戦術がスタンダード。 長射程の武器で戦うと低耐久をカバーしやすいのだが、攻撃回数の多い格闘武器や、素で高威力を出せる重火器などを用いる場合、敵と近距離で殴り合う耐久力も重要になってくる。 戦闘に関わる代表的な要素を挙げていく。 射線 古いターン制ゲームにしては珍しく射線の概念が実装されており、距離の離れた敵との間に射線を遮る障害物があると攻撃できない。 味方が射線を遮った時は、一応味方を飛び越して敵を攻撃することはできるものの命中率が下がる模様。 射線上にNPCがいる場合、敵への攻撃が外れた時に一定確率で他NPCにダメージを与える。 これは主人公だけではなく味方NPCや敵側も同様で、射撃武器を持った敵集団と戦うと、頻繁に味方を撃つ様子が観察できる。 敵への攻撃が成功すれば味方撃ちは発生しないので、命中率が高ければあまり気にする必要はない。 しかし命中率はどれだけ上げても95%が最大値のため、射線上に別NPCがいると、一定確率で誤射が発生するリスクは避けられない。 特にミニガンなどの高攻撃力武器は、攻撃一発ごとではなく、全てひっくるめて誤射をするかどうかの判定になっているため、誤射が発生すると、10~40発の弾丸をまとめて味方にぶち込んだりすることになるため、非常に危険。 プレイヤーキャラが使うなら味方を射線に巻き込まないよう気をつければ済むのだが、味方NPCが連射機能のついた長射程の武器を使う場合、非常に危険なシチュエーションの射撃を簡単に実行しくさって危なっかしいので要注意。 射程 武器ごとに設定された攻撃の届く範囲。その武器を扱うためのスキル値が低いと射程内でも命中率が悪くなる。 スキル値100%で射程ギリギリにいる敵への胴体命中率が最大値(95%)になる、といった塩梅。 勿論、敵との距離が射程よりも短いと命中率にボーナスがかかる。命中率が95%以上に増えることはないものの、エイムショットでの部位命中率が、基礎値を超えて95%に近づいていく。 つまり、敵と距離が近いほど部位狙いを成功させやすいし、武器はスナイパーライフルのように長射程の武器ほど都合が良い、といった塩梅。 近接武器は射程距離が非常に短く、1~2マスが限度となる。火炎放射器も最大5マスでほぼ近接武器。 味方NPCは敵が射程内にいると命中率を考えずに攻撃を仕掛ける習性があるため、射程の無い近接武器を使わせた方が命中が安定する。 また、敵側の攻撃にも射程の概念が実装されており、NPCは相手が射程に収まっていれば移動せず棒立ちで撃ち続けるため、敵より長射程の武器を使って十分に距離を取って撃ち合う場合、ほぼほぼ打ち負けることはない。 コンパニオンはプレイヤーに合わせて敵から距離を取ったりしないので、概ねソロプレイ限定のテクニックとなるが。 AP/アクションポイント 戦闘モードで1ターン辺りに行動できる回数。5+AGI/2で決定される。TritsやPerkでも増やすことができる。 移動1回につき1ポイントを消費する。攻撃やインベントリを開いたり敵を調べたりする際にも設定された数値分だけ消費する。 また、敵もAPを消費して行動しているため、移動などで相手を追いかけさせて敵のAPを消費させれば攻撃させないようにできる。 そのターン中に使わず余ったAPはアーマークラス(回避率)に加算される。 AC/アーマークラス 回避率。防具によって上下する。 強い防具ほど回避率が高い、というのは見慣れない仕様だが、防具の硬い部分で敵の攻撃を防いでることを回避と表現しているようだ。 そのためか、貫通力の高い弾丸には回避率を下げる効果がある。 また、ショットガンや火炎放射器など、散弾性のものも標的の回避率を打ち消して命中率を上げる効果を持つ。 DT/ダメージスレッショルド ダメージ閾値。いわゆる装甲。防御力。 ヒットした弾丸はまずこの数値の分だけ固定値で減衰する。弾丸のダメージが閾値を下回る場合、完全に0ダメージになってしまう。 マシンガン系の連射攻撃は、1回につき10発~40発という大量の弾丸をばら撒くため、普通に計算すれば即死級のダメージが出ているのだが、DTによって1発辺りのダメージを打ち消されるとほぼほぼノーダメージとなる。 ただし、クリティカルが発生すると防御力が無視されて攻撃力そのままに計算されるため、油断していると不意のクリティカルで即死ということも。 DR/ダメージレジスト ダメージ耐性。 ダメージ閾値を引いたあと、受けるダメージを割合で減衰する。割合減少なので0になることはない。 それぞれの攻撃の属性に対して耐性が設定されており、通常弾が効かなくても火炎放射などはよく効く、といった相性があったりする。 また、ヒットした弾丸の種類によって効果が上下する。例えばAP弾(徹甲弾)はダメージレジストを打ち消す効果があり、安定してダメージは出るものの、攻撃力は低い。 また、爆破属性の攻撃(特にミサイル)は耐性を打ち消す効果が特に高い。 クリティカル LUC1につき1%の確率で発生する痛恨打。 エイムショットを使うと、胴体以外の部位を狙うことができるが、それぞれの部位に設定された基礎命中率と胴体への命中率の差分だけクリティカル発生率が増加する。 例えば胴体への基礎命中率が95%で頭部への基礎命中率が60%なら、頭部への命中時に35%の確率でクリティカルが発生する、といった塩梅。要するに命中率が低ければ低いほどクリティカル発生率が高くなる。 スキル値を鍛えたり射程の長い武器を使うと部位への命中率も増えていくが、この計算はあくまで基礎命中率に依存しているので、頭部への命中率が60%より高くなっても、クリティカル発生率は35%で計算される。 + クリティカルの効果 クリティカルのダメージはまず敵の防御力を無視して計算される。 なので、防御力による減衰が大きい連射武器などでクリティカルが発生するととんでもないダメージが出たりする。ただし連射はエイムショットを使えない(射撃部位が胴体のみ)のでクリティカルが出しづらいが。 そして、命中部位に設定されたテーブルに沿ってロールが行われ、特殊効果が発生する。 特殊効果は、攻撃力が倍増したり、デバフ効果を伴う負傷を付与したりなど様々。 仮想ダイスの値が高いほど強力な効果が出る、という仕様になっており、Better Criticalパークで一つ上のクリティカル効果を発生させるようになる。 また、芸の細かいことに、クリティカルテーブルは敵の種類、命中部位ごとに別々のものが用意されている。 例えば、胴体に命中した場合はクリティカル次第で相手をのけぞらせたりすることはあるが、手足の破壊といった効果はクリティカル効果のひとつ、といった塩梅。 クリティカルという現象一つにここまで手間をかけた実装をしているのはテレビゲーム的には珍しいが、TRPGなどでは命中判定→クリティカル発生→クリティカル効果をダイスロールで決めることは珍しくない。TPRG文化を踏襲していることがうかがえる。 クリティカルミス 攻撃時に一定確率で発生する失敗打。発生率は非常に低い。 つまづいたり弾づまったりといった不運を再現していると思われる。 これも内部のテーブルに沿って次のターンを失ったり弾丸をなくしたりと散々な効果が出る。ひどいものだと装備している武器が足元に転がることも。 コンパニオン 各地でスカウトすることことができる仲間キャラクター。プレイヤーの味方として戦闘に参加してくれる。各キャラクターのインベントリは倉庫代わりに使える。 連れ歩ける最大人数はCH/2人(最低値1、小数点切り捨て)だが、特殊なイベントで強制加入するユニットは上限を超えることがある。 また、マップ限定で一時的に後ろからついて回るコンパニオンも存在する。 味方として雇用するためには条件が設定されており、例えば評判がある程度良い状態である必要があったり、特定のクエストをクリアする必要があったりする。 味方として連れ歩いていてもキャラクターの縁者と戦闘がはじまると即座に離反して襲ってきたり、子供殺しや奴隷商人などのパラメータを取得すると仲間に出来なくなるキャラクターもいたりと、キャラクターの背景を反映した細かい設定が存在し、キャラクターの作り込みに華を添える。 また、キャラクターとの会話画面で何らかのヒントがもらえたり、装備品を変更したり、作戦を指示することができる。 特定の仲間からしか位置を聞き出せないロケーションがあったり、特定の仲間がいる状態でしか発生しないイベントなども存在する。 それぞれプレイヤーのSPECIALと同様のパラメータやスキル値、アイテムインベントリを持っており、最大Lv5程度の固有のレベルシステムを持ち、主人公がレベルアップするタイミングで同時にレベルアップし、各ステータスが上昇していく。 適正のない装備品や筋力の足りない武器はプレイヤー同様に扱うことができない。 作戦は、例えば戦闘中に棒立ちで戦わせたり、味方への誤射をどの程度許容するか、といった行動の基準を作戦という形で設定できる。 キャラクターの性格を反映して指示できる作戦の幅が設定されている。素の性格が臆病なキャラクターは戦闘に積極的な作戦が選べなかったり、好戦的なキャラクターは逃げ出す選択肢が選べなかったりと、キャラクター造形がゲーム性に落とし込まれている。 ちなみに、バースト機能を持った危険な武器を使うキャラクターを「突撃!」させると、誤射をやらかす危険の少ない最先頭で敵に詰めよりながら撃ちまくってくれるので強力、といった工夫もある。 注意点として、コンパニオンはプレイヤーに匹敵する攻撃力を持つものも多く、連れ歩くと非常に心強いのだが、防御力はさほど高い訳でもなく、仲間が強力になるほど、誤射で仲間を殺してしまう危険度も高くなる。 コンパニオンは戦闘中に指示を出すこともできないため、勝ち目の無い強力な敵に遭遇した場合でも、逃げ出すプレイヤーを尻目に果敢に挑みかかって速攻で散っていったりもする。仲間を殺さないようにするなら、遭遇した敵からそう簡単に逃げることはできず、片っ端から瞬殺していく立ち回りが求められる。 特にひどいのはユニークキャラクター相手にうっかりコミュニケーションをミスったり、街中で戦闘が発生した場合で、できるかぎり穏便に済ませたいプレイヤーを一顧だにせず標的をタコ殴りにして息の根を止めたり、周囲の住人を片っ端から襲い回る無法の限りを展開してプレイヤーの評判を破壊し尽くし、僅かな時間で取り返しのつかない状態にしてしまう。 また、プレイ性の部分でも、仲間はプレイヤーの後ろから追従して動くが、仲間と位置を入れ替えることができないため、進路を塞がれたりすると迂回するハメになったり、袋小路で閉じ込められたりすることが頻発する。クリック長押しから「押し出し」コマンドで動かすか、Xキーで「解散」させることで散らすことはできるが、仲間が増えるほど狭い通路で身動きしづらくなりもどかしい思いをする。 街によってはコンパニオンも武装解除を求められることがあり、パーティ人数が多いと煩わしい思いをすることもある。 極めつけに、一度戦闘が始まると味方全員にターンが回らないと戦闘モードを抜け出せない。そのため仲間の人数が多いと1ターンの時間が間延びしてプレイしやすさをかなり損ねる。ザコモンスターに引っかかって最初の一撃で瞬殺したあと、味方全員がちょっとずつ動くアニメーションでそこそこの待機時間が発生し、その先にもまたザコモンスターが出待ちしていて、といった状況が頻発すると中々キツいところがある。 有用ではあるものの扱いづらい部分も抱えている厄介な存在だが、作り込みがきめ細かくゲーム世界と深く結びついており、ゲームをより趣深いものにしてくれる存在。 尚、コンパニオンは奴隷商人などに売り払う形で金に変えることもできるが、そのまま消えてしまって買い戻すことはできないので注意。 ○登場人物 Chosen One(選ばれし者) アロヨの部族民。伝説の人物「Vaultの住人」の孫であり、本作の主人公。能力は祖父同様キャラメイクで決定される。 大干ばつに見舞われた故郷「アロヨ」を救うべく試練を受け、「G.E.C.K.」捜索の旅に出た若者。現在の公式設定的には男性のようである。 取得Perkは基本的に祖父に準じており、低INTだと会話すらままならないのも祖父譲り。レニーによれば容姿も祖父に瓜二つとのこと。 しかし… そういうお風呂に入れる唯一の主人公。 そもそもマスクパラメータにHのレベルが存在する。 というかビショップファミリーのボスの妻と娘を孕ませたのが公式設定 スーパーミュータントにケツを掘られる(*5) 依頼された紛失物を手に入れるためにボットン便所を爆破。案の定辺り一面汚物だらけ。 同性婚 シリーズで唯一子供を殺害可能な主人公(*6) …等々、違う意味での伝説の多さはシリーズ随一の主人公だったりする。彼も正しくFalloutの主人公だった。 ちなみに祖父と違いレベルキャップが99と非常に高い為、やりこみ次第では「アイツ」や「運び屋」を超える力を持つに至る。…膨大な経験値と時間を要求されるけどな。 ちなみに『NV』でのマーカスの発言等から「運び屋」との血縁関係を疑われてるとか。 Sulik(スリーク) 精霊を信仰する部族民。あまりにも独特な装飾品がチャームポイント。 奴隷商人に攫われた妹・クリスを探して「クラマス」まで旅をしてきた……のだが、成果が上がらず自棄酒飲んで暴れて店に損壊を与えたため、借金返済のために働かされている。要はかなり駄目な人。 とはいえクラマスには意外と溶け込んでいるらしく、会話の選択肢によっては彼を危険な旅路から遠ざけるために借金で縛り付けている節が見受けられる。 ちなみに最新の拡張パッチでは彼の居た集落や、彼の妹が囚われている奴隷キャンプに行ける様になっている。 近接・格闘武器が得意だが意外にもサブマシンガンも扱える。ごく一部の大型ピストルも扱うことが可能。 序盤から加入し、筋力が高く所持品を多く持てるため、荷物持ちとして重用する人材。 その反面、高耐久・高火力の敵が増える後半から終盤にかけては火力不足に悩まされる。 Vic(ヴィック) 「クラマス」でトレーダーをしている人物。Vault13キャンティーンは元々は彼から部族に渡ったもの。 彼を探し出すことが、アロヨ村を救う旅の最初の目標となっている。 「Vaultシティ」に娘のヴァレリーが居る。現在は「ザ・デン」で奴隷商人に囚われている。 行商人なので戦闘系の能力は低いが指先が器用で、特にリペアスキルが高い。 育ってないと前作のイアンを彷彿とさせるような誤射が目立つが、 いわゆる大器晩成型のキャラで、成長すると貴重なエナジーウェポン使いとして強くなる。 ただし、アニメーションの関係で扱えるエナジーウェポンは片手武器に限定されている。 Lenny(レニー) 「ゲッコー」で医師をしているグール。「ネクロポリス」から移住してきた経歴があり、恐らく前作で地下に暮らしていた者の一人。 80年前に「Vaultの住人」を目撃しており、彼の旅に同行を申し出る勇気がなかったことを現在も後悔している。 ドクタースキルが高く、引き換えに戦闘能力が低め。 高い腕力が要求される武器はパワーアーマーでのフォローが必要。 ただ、HPが高い上に人間用の防具が使えるのでかなりタフ。 グールは迫害の対象というゲーム設定を反映して、レニーが仲間にいると会話や入店を拒否されたり、初対面の印象が悪くなったり、特殊な会話(主にマイナス方向に)テキストが出てくることがちょくちょくある。 これだけ露骨に差別をされていると思わず肩入れしたくなってしまうところだが、ゲームプレイでは明確に不利になる悩ましい存在。 彼のグラフィックは本作で新しく作られたモデルで、主人公らと同様に走ることが可能になっているが、 拡張パッチでは走れない前作のグールに準じた専用のモデルに変更することもできる。 扱える武器もグラフィックによって異なり、前者では拳銃やサブマシンガン、後者ではライフル系やナイフなどと差別化されているため、注意が必要。 John Cassidy(ジョン・キャシディ) 「Vaultシティ」のスラムで酒場を経営しているいかついオッサン。『NV』に登場するキャスの父なので名前だけは知っている国内ユーザーも多い。 心臓が弱く、「Vaultシティ」に訪れたのも本来は治療のため。しかし「Vaultシティ」当局の態度に嫌気が差しており、店を畳んで出ようか考えている。 ショットガン・ライフル類だけでなく拳銃の扱いも得意で、小型のエナジー武器も使用可能。 ただし心臓病のためスティムパックやドリンク類以外の薬物、サイコやジェット等を使用すると心臓の具合が悪くなって死亡してしまうので注意。 一応ゲーム中で心臓病の治療薬が手に入るのだが、彼に使用しても効果はない(*7) ……が最新の拡張パッチではこの部分が修正された模様。 両手持ちのライフルやショットガンなどを扱うことができるため、高命中の安定したダメージ源になってくれる。 選ばれし者と別れた後はVaultシティに帰ることなく、ある部族の女性と結婚して、娘のローズ・オブ・シャロンを儲ける。旅の道中、自分の名前が漫画のキャラから採られていたことへの不満を度々口にしていたため、娘にはもっとマシな名前を付けてあげようとした節がある。 Davin/Miria(デイヴィン/ミリア) 「モドック」の食肉解体場の経営者グリシャの子の兄デイヴィンと妹ミリア。 選ばれし者と「モドック」の関係が良く、かつCHAが高い場合ちょっとした会話の弾みで同性・異性どちらでも結婚することになる(*8)、流石に重婚は出来ないが。ちなみに兄妹同士でもヤッてたりする。 なお、コンパニオンは選ばれし者のレベルと連動して強化されるのだが、この2人のみそれが適用されない。なので戦力としては… また、伴侶なのでコンパニオンから通常の解雇が不可能。仲間から外すには「死亡」、「奴隷市場に売る」「ニュー・レノで離婚」という面倒な手段を採らなければならない。 Myron(マイロン) 「ニュー・レノ」のモルディーノファミリーの一員で、シリーズお馴染みのクスリ・ジェットの発案者。 科学者的好奇心が旺盛なティーンエイジャーで、かつ神経質でプライドの高い性格。 ジェットの改良ばかりで新しい薬品の開発に着手できなかったり、ファミリーから軽んじられている現状に不満を抱いている。 ジェットの開発過程で奴隷に対する拷問まがいの実験を繰り返して何百人も死亡させたり、自分の開発した薬品で中毒になっている人々を嘲笑ったりと、Falloutシリーズの中でも屈指の凶悪な人物。 大変に性欲が旺盛で、彼に関する話題はシモに関するものが多い。選択肢によっては女性主人公に薬を盛って(性的な意味で)襲いかかることも。 戦闘は不得手で、HPが少なく武器の制限も厳しく武器スキル値も低く作戦の幅も狭い。 しかしパワーアーマーを装備できる上に人並みの足の速さを持っているので、長射程のガウスピストルなどを装備させれば及第程度の戦闘力はある。 天才肌の研究者だけあって回復アイテムを作成してくれる。また、職業柄サイエンススキルが高い。彼に大量のスーパースティムパックを作らせた選ばれし者も多いのでは? エンディングではエンクレイヴ壊滅から1年足らずでジェット中毒者に刺され死亡するという結末を迎える。 ニュー・レノで名声を轟かせる存在だったが、死後には彼の名前はすぐに忘れ去られ、彼の作り出したジェットだけが後世に残された。 Marcus(マーカス) 「ブロークン・ヒルズ」の創設者であり同時に保安官を務めている。元マスターズアーミーのスーパーミュータント。 B.O.Sパラディンのジェイコブと数日間殴り合いを続け、次第に馬鹿らしくなって打ち解けたという熱血漫画みたいな逸話を持つ。 人間に対しても好意的な人格者だが、「ジェイコブにはSMになって欲しかった」「(ザ・デンやニュー・レノを見て)やはりマスターは正しかった」と語る辺りはやはり考えの基準はSM。 身体の中には数々の戦いの中で撃たれた弾丸が埋め込まれており、条件さえ満たせばVaultシティで摘出することができる。 コンパニオンの中では唯一、重火器を扱うことができるキャラクター。 重火器は誤射一回で仲間を瞬殺しかねないため、敵味方の位置関係と戦術が重要となる。また、両手サイズのエナジー武器も使いこなすことができる。 当然だが体躯に合う装備品がないため防具は無し。HP量が多く素でもコンバットアーマー程度の防御力はあるものの、パワーアーマー装備の人間キャラクターと比較するとかなり打たれ弱い。 ただ、拡張パッチにて彼専用の防具が手に入るイベントが追加された。 おまけに足が遅く置き去りにされがち。 余談だが声を担当しているマイケル・ドーン氏はフランク・ホリガンの声も担当。 『NV』プレイヤーなら御存知の通り、選ばれし者の影響を受けて彼もまた放浪の旅をし、モハビ・ウェイストランドにジェイコブス・タウンを設立している。流石に「遠出するの面倒くさいから」と言う理由でDr.ヘンリーの薬を打ち込まれたりはしなかったようである。 Skynet(スカイネット) 「シエラ軍事基地」を管理しているAI。登場作品間違ってない君? 自我に目覚めた後は好奇心に従うまま、唯一基地内部への侵入に成功した選ばれし者に旅への同行を申し出て来る。 仲間として雇用するためには器となるロボブレインを組み立てる必要があるが、その一環で生身の脳みそを持ってくるという一幕がある。 この脳みそのグレードが彼の性能を左右するのだが、最上級のサイバーブレインを取得するにはかなり極まったサイエンススキルが必要となる。というかチンパンジーの脳や普通の人間の脳じゃ苦労して仲間にする価値がない。 サイバーな見た目に反してエネルギー武器は使えず、サブマシンガンとライフル、徒手空拳専門。 銃のスキル値がかなり高い上、大抵の武器を装備できるので戦力としては決して悪くはないのだが、防具が装備できないため耐久力は不安。また、足が非常に遅くパーティにろくに追従できない。 戦闘中は回復させる術がないのだが、、会話から自動修復シーケンスを起動することで簡単に全回復する。 Goris(ゴリス) 若いアルビノのインテリジェント・デスクロー。 「Vault13」では学者を担当している。外界に強い関心があり、誘えばあっさり仲間になる。 普段はローブを羽織って行動し、戦闘時にのみその正体を現す。 ちなみにローブを羽織ってるのはただデスクローの姿を隠す為という為だけではなく、色素欠損のアルビノ個体なので光に弱く皮膚など身体にダメージが及ぶのを防ぐためでもある。 あのデスクローを仲間にできるということ、またインテリジェント・デスクローの善良な性質やエンクレイヴとの因縁もあってか人気の高いキャラ。 高い身体能力を活かして俊敏に距離を詰め、鋭い爪での格闘戦で戦う。 しかし知性と引き換えに戦闘力を失ったのか、野生のデスクロー並の攻撃力は持っていないため、至近距離で長々と戦い続けて蜂の巣にされやすい。 また、その性質上射線に非常に入りやすいので誤射や巻き込みにも遭いやすい。 一方で筋力が高い上に武器や防具を装備できない=所持重量を圧迫しないため、荷物持ちに最適な一面も。 Robodog(ロボドッグ) サイバー犬1号。『NV』にも登場したDr.ヘンリーの飼い犬。 ヘンリーの実験に協力するとお礼に貸し出してくれる。 彼に関する台詞はパロディが多い。 本作に登場する犬系コンパニオンの中では仲間にするハードルは低いが、同時に最も性能が低い。 なお、「NV」と違い犬系コンパニオンは荷物を持たせられない。 K-9 サイバー犬2号。修理すれば仲間になるが、「ナヴァロ前哨基地」に居るため普通のプレイでは加入は相当終盤になる。 高い知力を持ち、人語を話すことが可能。それ故に道徳心を持ち、悪人を非常に嫌う。 性能としてはロボドッグのほぼ上位互換。 Pariah dog(のけものの犬) スペシャルエンカウントでのみ加入する犬。コンパニオンの人数制限を無視して付いてくる。 戦闘中は真っ先に逃げるため役立たず。更に同行中はLUCが強制的に1になる強烈なマイナス補正とPerk「ジンクス」を強制的に取らされるため要注意。 とんでもなく高いHP量を持っており、戦闘に巻き込まれて死亡することはまず無い。目玉に2mmEC弾かパルス弾をぶち込んでご退場願おう。 Dogmeat(ドッグミート) 今回も登場の犬肉。スペシャルエンカウントでのみ加入する。 性能としてはK-9に似たり寄ったりだが、拡張パッチを導入しているとドッグミート専用のアーマーを装備させることができる。他のワンちゃん達には装備させられない。何故だ。 Hakunin(ハクニン) アロヨのシャーマン。「聖なる者」とも呼ばれる。そのキャラの性質から非常に回りくどい口調が翻訳者泣かせ。 試練を終えたばかりで疲れ切ってる選ばれし者にシビアなスポア・プラント駆除クエを依頼する。 また、選ばれし者があっちこっちでフラフラしてると「早くG.E.C.K.見つけろ」と電波夢に現れる。 ゲーム終盤でアロヨがエンクレイヴに襲撃された際に致命傷を負い、選ばれし者に行き先を伝えて死亡する。 Harold(ハロルド) 本作にも登場。頭にボブが生えました。 前作の「ザ・ハブ」からリチャード・グレイの故郷である「Vault8」に近い「ゲッコー」に渡ってきた。前作よりは元気そうな姿を見せる。 最近不調の原子炉に頭を抱えているようである。 『3』ユーザーなら御存知の通り、本作終了後はキャピタル・ウェイストランドに渡る。そこで彼の頭のボブは大きく育つが…。 Kaga(カガ) 「真の選ばれし者」を自称する青年。 実は選ばれし者より先に「G.E.C.K.」捜索のために送り出されたが、外界で生きる内に力や権力に固執するようになり、部族から追放された経歴を持つ。 選ばれし者や部族を逆恨みしており、使命を妨害するために度々襲い掛かってくる。。 本来はカットコンテンツのキャラなのだが、本作の日本語化導入時に推奨されているMODで復活する。プレイヤーの成長と共にこちらも強力になっていき、パワーアーマー装備でプラズマ手榴弾を投げまくってくるとんでもない戦闘力を身につける。 Dick Richardson(ディック・リチャードソン) 『2』での「合衆国大統領」で、エンクレイヴの指導者。名前は『3』『NV』でも登場。 ウェイストランドで生きる全ての人間をミュータントと見なし、ジェット気流を利用したFEV毒の散布で絶滅を目論んでいる。 本作における黒幕だが、前作のザ・マスター同様、一度も話しかけることなくエンディングを迎えることも可能。 なお、彼が手に持ち離さないとあるアイテムがラスボス戦で重宝されるのだが、非戦闘員にしてはやけにHPが高いため、周囲に気づかれることなく暗殺するには骨が折れる。そこにマイロンに作らせた大量のスーパースティムパックがあるじゃろ? Frank Horrigan(フランク・ホリガン) エンクレイヴ特殊部隊隊長。本作のラスボス。 「Vaultの住人」によって破壊されたマリポーサ軍事基地の調査時にFEVタンクに落下したことで変異し、サイボーグ化を含む生体改造の実験体となった人物。 ゲーム序盤からイベントで登場し、冷酷さ(*9)をアピールする。お前はテッド様か。 元はシークレットサービスで、エンクレイヴへの忠誠心も非常に高い。 しかし、その経歴や非常に強い残虐性から関係者からは影ではマトモな人間として見られていない。 マーカス等の通常のSMと比べても倍近い巨体を持ち、その上でパワーアーマーを装備してるので戦力的に凄まじいことになっている。 どれくらい強いかというと、 S.P.E.C.I.A.L.全部10の完璧超人 電気以外の耐性が全部改良型パワーアーマーmk2より上だよ!ついでにダメ押しHP999 ついでにアクションポイントは20(*10)だ 弾切れ?消費AP3のユニークナイフもあるよ!! 攻撃系スキル全部185!回避のしようがないよ!! …と、こいつの強さに関する話題は事欠かず、正面から突破するのはほぼ無理。 LV30で完全体と化したアイツやインプラントやカニバルで強化し更にビッグ・エンプティの技術の結晶と化した運び屋や連続で必中の魔弾を叩き込む将軍ですら対抗が難しいレベル。 というわけで、あの規格外のブリキ大王が登場するまではシリーズ最強のキャラとして君臨していた。 現在の設定ではリバティ・プライムや『Fallout76』のレイドボスなどより強力な存在が登場するものの、個人としてなら相変わらず最高位の能力の持ち主。 リチャードソンとは異なり必ず対峙することになり、またシリーズでは珍しく戦闘を避けることができないラスボスとなっている。 え?じゃあどうやって倒すって?お前の磨き上げたスピーチスキルは何のためにある!何基ものタレットが何故あると思ってる!まぁ両方使っても運が悪いと普通にぶっ殺されますが。 ちなみに本場の海外勢には1ターンで始末する変態も居るのだとか。 モンスター ゲッコー 二足歩行のヤモリのような生物で、至る所に生息しており、ゲーム中全編を通して頻繁に見聞きするため存在感が大きい。これらの皮を剥いで生活する職能も存在する。 当面の目的となるGECKと響きが似ているため、GECKのことを尋ねるとゲッコーを探しているのかと聞き違えられることが多い。 序盤の街で救助したゲッコーハンターからゲッコーの皮を剥ぎ取る方法を教わると、死体から皮を剥ぎ取ってそこそこの金銭が得られるようになる。 リトルゲッコー、ゴールデンゲッコー、ファイアゲッコーなどいくつかバリエーションがある。 通常種は基本的にゲッコーとだけ呼ばれているが、シルバーゲッコーと呼ばれていることもある模様。 ラット 主に町中に生息する小型の動物。変異したラットやモールラットなど、上位種がいくつか存在するほか、キングラットという最上位種も存在する。 全体的にかなり弱めの敵対生物だが、ひたすら数が多く、退治には手間がかかる傾向にある。 マンティス、ジャイアントアント 攻撃力もHPも限りなく皆無。 最下級のラットと並んでゲーム中最弱のモンスター。 ラッドスコーピオン 至るところに生息している化け物サソリ。 総じて戦闘力は低いものの、サイズ差が激しく、小さいものからデスクローに匹敵するほど巨大なものまでいる。 動物類にしては珍しく、倒すと体の一部(尻尾)を剥ぎ取ることができるが、重い割に大した利用価値はない。 狼 群れて現れる犬型の敵。 そこそこのタフさを持っており、装備の弱い段階で絡まれると危険。 バラモン ウェイストランドで広く家畜化されている、双頭の牛。 時折、頭が一つしかない奇形が生まれることがある。 尚、コミュニケーションは成立しないものの、鳴き声に混ざって人の言葉を発することがある。 スポアプラント 活発に動いて攻撃してくる植物。悪魔の魂が宿った植物と呼ばれている。 植物だけあってその場を動くことはできないが、ある程度の距離までは牙を投げつけて攻撃できる。この牙は拾って投擲アイテムとして使うことができる。 多くの選ばれし者を村から出ることなく荒野の骨に変えて来た強者。 ワナミンゴ レディングの鉱山の中に巣食うエイリアン的な奇怪生物。 高い攻撃力とHP、ダメージ耐性を持っている難敵。というか下手するとデスクローよりよっぽど強い。火属性が弱点。 鉱山の中にしか生息しない生き物らしく、公式設定では今作中で主人公に皆殺しにされ絶滅している。 デスクロー 巨大な体躯と爪を持つ荒廃した世界きっての怪物。 強敵なので部位破壊で弱体化を仕掛けたいところだが、部位破壊を受けると早い段階で逃げ出すようになり、HP量も多いので仕留めづらい敵だったりする。 今作では知性を持ったデスクローや、オムレツ用の卵を供給する「チキンちゃん」など、個性豊かなデスクローが登場する。 人々 町の住人 街中を徘徊している一般NPC。 プレイヤーが誰かから物を盗んだりする光景を見てこっそりと評判を下げてくるほか、戦闘が発生すると逃げ回ったり襲いかかったりしてくる。 街中いたるところに仕掛けられた監視カメラのような存在。 薬物中毒者 町中をうろついているNPC。 基本的には非敵対的な中立ユニットだが、時折狂乱してプレイヤーに襲いかかってくることがある。 プレイヤー側に争う気がなくとも、町中で戦闘が発生すると近くのNPCも戦闘に参加したりコンパニオンも反撃したりと、あっという間に大規模な殺し合いに発展する危険な存在。 心なしか、窃盗を繰り返したりして町中での評判が悪化すると襲われやすくなる節がある。 聖者 ランダムエンカウントで出会うと瞑想を邪魔されたことに怒り狂って攻撃を仕掛けてくる。 大した武器は持っていないので返り討ちにするのは容易。 食人族 ランダムエンカウントで出会うと食欲のままに襲いかかってくる。 大した武器は持っていないので返り討ちにするのは容易。 一部のNPCからは主人公もこれの一種と思われているらしく、人を食べるのか聞かれることが多々ある。 奴隷商人 ランダムエンカウントで出会う、奴隷を引き連れた商人。 人数は少ないものの強力な武器を持っているので金策にもってこい。 ザ・デンに奴隷商人ギルドがある。 ギャング、マフィア、ヤクザ 各地で跋扈するならず者組織の一員。 マフィアは比較的理性的なのか、すぐには襲ってこない模様。 バウンティ・ハンター 賞金稼ぎ。フィールドをうろつく敵対モンスターとして出現する。 主人公のレベルに応じて装備している武器や防具のレベルが連動し、最終的にはコンバットアーマーに何処から調達したのかガウスライフルやエネルギーウェポンなどで武装した、結構な強敵。 エンクレイヴ・パトロール エンクレイヴ基地周辺に出現する。 パワーアーマーに光学武器を装備して問答無用で襲ってくる作中最高クラスの強敵。 ○用語・地名 Vaultの住人 前作主人公。ウェイストランドをマスターズアーミーの手から守った伝説の英雄。様々な場所で彼に関する話が聞ける。 本作では既に故人。彼の残したVault13ジャンプスーツとPip-boy2000が孫の選ばれし者に継承される。 アロヨ 選ばれし者の故郷。「Vaultの住人」が「Vault13」を追放された後にカリフォルニアの北西端に作り上げた村。 干ばつによって存続の危機を迎えている。Arroyo自体の意味は「枯れ川/雨季になれば川になる谷」。まさに、名は体を表す。 Vault13 「聖なる13」ともいわれる、「Vaultの住人」の故郷で「Fallout」のすべてが始まった場所。 Vault13ジャンプスーツとVault13キャンティーンを手掛かりにここを探すのが当初の目的。 ちなみに地理的には当然前作と同じだが、該当の地域に向かっても条件を満たさないと入ることが出来ない。 前作でVault13が開放された後も居住者は残っていたようだが、エンクレイヴの襲撃で壊滅し、現在はインテリジェント・デスクローの巣窟となっている。 大幅に様変わりした監督室に置かれている端末から、Vault13の沿革、監督管の遺書、Vaultプロジェクトの情報などを調べることができる。ウォーターチップを持ち帰ったVaultの住人を追い出さなければならなかった理由や、その後の顛末、Vaultプロジェクト自体の根幹になる思想や、他のVaultの設計など。 Vault15 前作開始時点で放棄されていたVault。 今作では、周辺に居住者が住み着き始めているほか、前作でVaultの住人が殲滅したレイダー組織、カーンズの残党が占拠している状態。 NCRでこのVaultに残された機器を回収するためのイベントが発生し、カーンズは数十年越しに主人公の手によって殲滅されることになる。 G.E.C.K. 「Garden of Eden Creation Kit(エデンの園創造キット)」と銘打たれたアタッシュケース型の機械。 分子の分解・再構築を行うことで万物の創造が可能。ただし登場作品ごとに用途用法は異なり、本作では土壌改善や建材の再構築などに使われる。 本来「Vault8」の様な再入植が予定されているVaultのみに支給される代物で、実際に使用された結果が今日の「Vaultシティ」である。 『3』でも物語終盤に登場し、孤独な放浪者とエンクレイヴは壮絶な争奪戦を繰り広げた。殆どアイツのワンサイドゲームだったとか言っちゃダメ。 ハイウェイマン 状態の良い戦前の自動車で、パーツさえあれば本作は自動車を乗り回すことが可能。 フィールド上の移動速度が大幅にアップしトランクに荷物が積めるため、ファストトラベルのない本作での旅が非常に快適になる。むしろ時間制限のある前作で欲しかった。 ただし燃料が必要。燃料は弾薬のスモールエナジーセルかマイクロフュージョンセルを使用。 NVにも廃棄された車両が登場するのだが、何故かFTポイント。妙な強調のされ方からコレなんじゃないのと勘繰られもしている。 クラマス アロヨを出て最初に辿り着く集落。ゲッコーの狩猟と皮革産業が盛ん。 旅立ったばかりの選ばれし者は高確率でここのお風呂で70ドル散財すると言う噂がある。 集落の西部には墜落したベルチバードがあるが、これを操縦してたのが『NV』に登場したレムナントアーマーくれるババア。同じく『NV』に登場するでかい方のババアの初期装備ベルチバードブレードもこの残骸から拝借したもの。クラマス・ボブの出身地でもある。 ザ・デン クラマスで噂を聞くことができる、クラマスよりも発展しているが荒れた街。 カジノやバー、奴隷商人ギルドなどがある。 モドック ザ・デンやVault Cityなどを繋ぐ交易の拠点。自給自足で成り立っている。 アロヨ村同様、干ばつで窮地に立たされている。また、近隣の串刺しにされた人間の死体が飾られた謎の畑を気味悪がっている。 「チキンちゃん」の卵を使った特製オムレツが名産品だが、正史では忍び込んだ何者かにチキンちゃんが殺されてしまっている。 レディング 金を掘り出す鉱山の街。 ニュー・レノ、Vaultシティ、NCRの3勢力による利権争いの舞台となっている 鉱山労働者はニュー・レノから運び込まれた大量のジェットで薬物中毒状態となっている。 ゲッコー グールたちが運営する集落。前作の「ネクロポリス」から移住したグールも多いようである。 現在も稼働している原子力発電所があるが、最近は老朽化により不安定な状況らしい。 ちなみに今回は前作のセットのようなクソ野郎は居ない。 Vaultシティ かつてのVault8。「G.E.C.K.」を使用して再入植を果たした都市。 「シチズン」と呼ばれる特権階級たちが住む都市部と、それを取り囲むように貧民達のスラム街が形成されている。 合理的な思考を持つ上級議員も居るのだが、当局は非常に高圧的。特に某ファーストシチズンに殺意が湧く人も居そうである。 ちなみに配送ミスで「Vault13」に送られる筈だったウォーターチップがこちらに送られ、倉庫で大量に死蔵している。「前作の苦労は何だったんだ」と言いたくなること必至。逆に「Vault8」に送られる筈だったもう1基の「G.E.C.K.」が「Vault13」に入れ違いで送られていた事が判明する Geckoから流れ込む原子炉冷却水によって地下水が汚染されているほか、強力なレイダー集団の襲撃を度々受けている。 ブロークン・ヒルズ かつてマーカスとジェイコブが設立した、人間とスーパーミュータントが共存する集落。 しかし、近年はミュータントと人間との間で日に日に対立が深まっている。 ウラン鉱石の産出を財源としているが、鉱山内の空気清浄機が停止し、誰も立ち入れない状態になってしまった。 ニュー・レノ 4つのギャングが混在する犯罪都市。ギャンブル・クスリ・売春が横行しておりアンダーグラウンドな雰囲気が非常に強い。 『NV』の時系列でもNCRから独立した地域で、同作品内で選ばれし者がエロゲーみたいなことしたビショップ・ファミリーについて言及されている。 ポルノシアターやボクシングクラブ、協会やドラッグストア、整備ガレージなどの充実した施設が立ち並んでいるほか、やけに店内のガードが固い武器屋が存在する。 サンフランシスコ チャイナタウンや港が戦前そのままの姿を残す都市。 シャイ族や頭がお花畑なハボロジストの活動拠点でもあるほか、流派の異なる格闘師範の苛烈な争いが繰り広げられ、港の巨大タンカーに浮浪の民が住み着いたり、Brotherhood of Steelの拠点が出来たりと混迷を極めている。 普通は終盤に訪れるだけあって装備品は最上級のものが購入できる。 新カリフォルニア共和国(NCR) 前作の「シェイディ・サンズ」が近隣の都市と連携して誕生した国家。 前作でも名前のみ言及されていた。現時点での人口は3000人ほどでなおも増加中。 その影響力は目を見張るものがあり、本作の舞台はほぼNCRの国境外であるにもかかわらず、NCRが発行した金本位制の通貨が流通しているほど(*11)。 本作で訪れるのは、まさにかつてシェイディ・サンズだった現首都。都市は整備され、グールやスーパーミュータントなどの姿も見られる。 かつてカリフォルニアを救った英雄「Vaultの住人」の偉業をたたえた銅像が議事堂の敷地内に建造されている。 『NV』と違い政治的にもまだ安定していた時期で、大統領は前作でカーンズに攫われたタンディ。Vaultの住人による救出が英雄譚として語られている。 マリポーサ軍事基地 FEV(強制進化ウィルス)を研究していたが放棄された軍事施設。 前作でザ・マスターを生み出し、マスターズアーミーの拠点となっていたが、最終的にVaultの住人の手で吹き飛ばされた。 その後、大陸に進出したエンクレイヴがFEVのサンプルを入手し研究を進めるために、各地で拉致してきた労働者に発掘作業を行わせていた。 ……のだが、労働者たちはFEVに晒されてスーパーミュータントに変異(*12)、基地内部に残されていた武器を手に反乱を起こす。 最終的にはエンクレイヴが撤退する際に入口を爆破して封印したが、内部には生き残ったスーパーミュータントがひしめいている。 ナヴァロ前哨基地 ガソリンスタンドに擬装された、エンクレイヴの地上基地。ベルチバードの給油を目的とする。 パワーアーマー目当てでゲーム開始直後にまずここに(或いはサンフランシスコで準備を整えてから)向かう選ばれし者も多いという。 アロヨの復讐に燃える選ばれし者は、エンクレイヴの本拠地を見つけるためにここにカチコミ又は潜入を試みることになる。 後にエンクレイヴ・レムナントと呼ばれる小集団と深いかかわりのある場所となる。 物語終了後、基地の人員は基地に残るグループと東海岸の支部に合流するグループとに分かれたが、前者はその後NCRによる攻撃を受け、捕まった者は死刑ないし終身刑に処されたが、運よく逃れることに成功した者が前述のレムナントである。一方で後者は無事合流を果たし、『3』で勢力を盛り返すことになる。 ニュー・カーンズ 前作でシェイディ・サンズ側が雇った傭兵(「Vaultの住人」とイアン)によって壊滅させられたレイダー勢力。 その生き残りであるダリオンが再結成しており、かつてのシェイディ・サンズであるNCRへ復讐のためにVault15を密かに占拠し、素性を隠して不法占拠者(流民)と共生関係にあった。 しかしNCRの依頼を受けたか、或いは相変わらずの陵辱エロ同人みたいな蛮行を目撃した選ばれし者によって80年前と同じく皆殺しにされるのでした。合掌。 でも『NV』でしぶとく復活。 Intelligent deathclaw(インテリジェント・デスクロー) エンクレイヴのFEVを用いた改造実験によって従順なデスクローを作ろうとしたはずが、知性を獲得したデスクロー。 知性の度合いは個体差があるが、人間と同等かそれ以上の知性を持つ個体も存在する。 また、その気性はデスクローとは思えないほど非常に優しく、ウェイストランドではあり得ないレベルの紳士集団だった。 しかし選ばれし者に「G.E.C.K.」を渡したことがエンクレイヴに知れてしまい、フランク・ホリガン率いる特殊部隊に皆殺しにされ、その亡骸は標本として回収される。ただし、「G.E.C.K」入手後に手早くオイルリグ破壊まで進めれば粛清を回避できる。 ちなみに外伝作品『Tactics』にも知性を持つデスクローが登場するが関係は不明。 なお、「命令に従うデスクロー」というプランは『3』で違う形ながら一応の完成を見ている。 Brotherhood Of Steel 前作から引き続き登場する、技術回収を目的とした準武装集団。 幾つかの町に支部が登場するが今回は空気。受注するクエストも1つだけ。 エンクレイヴ 序盤からフランク・ホリガンのイベントで顔見せする武装集団。 太平洋上に位置するポセイドン石油採掘基地でグレートウォーを生き延びた、かつての合衆国政府と大企業の軍産複合体の末裔で、アメリカ再興を目的としている。 ウェイストランド人全てをミュータントと見なして粛清の対象としており、選ばれし者にとっても「アロヨ」を襲い人々を攫った不倶戴天の敵。 『3』とはゲームシステムが違い全盛期ということもあってか、本作では『3』の同勢力と違い雑魚兵士であっても本当に強い。 プラズマライフルやパルスライフル、ガウスライフルと言った強力な武装で、かつ弱点を狙って攻撃しないとないと対抗が難しい。 フランク・ホリガン「お前は身の丈以上によく追記した。だがここでフランク・ホリガンに会ったのが運の尽きだ。お前の修正はここまでだ、ミューティ。死ぬがいい」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作成乙、シリーズ中では知名度低くて地味だけど重要な事件が起きてるんだよね。選ばれし者の活躍がなかったら3でエンクレイヴに浄化プロジェクト完全に乗っ取られてたかも。 -- 名無しさん (2017-05-04 04 13 00) エンクレイヴの基地にイタ電かけたり鬼軍曹に舐めた態度とりまくってぶちギレさせたりと自由奔放な選ばれし者 -- 名無しさん (2017-05-04 08 00 48) ↑2 というか地球上に住むウェイストランド人が皆殺しにされていたわけで、浄化プロジェクトが立ち上がることさえ起らなかったと思う -- 名無しさん (2017-11-28 23 29 06) 3やNVをより楽しみたいならやって損はない隠れた名作。古すぎてUIに慣れるのも一苦労だが慣れると結構楽しい -- 名無しさん (2024-05-24 19 54 34) 名前 コメント
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登録日:2012/10/08(月) 07 30 44 更新日:2023/07/28 Fri 14 02 30 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 Fallout Fallout NV Falloutシリーズ PS3 Steam Xbox360 ゲーム サンセット・サルサパリラ バグゲー ベセスダ・ソフトワークス ラスベガス ようこそベガスへ、ようこそNEW VEGAS(ニューベガス)へ! 『Fallout NewVegas』は2010年11月4日にベセスダ・ソフトワークスより発売されたXbox360およびPlayStation3用ソフト。 PC版もSteamで購入可能だが、古い作品故かWindows10環境ではMOD無しの素のままでは不具合が出る。 『Fallout3』のスピンオフ作品として扱われているが、3を除く全『Falloutシリーズ』を制作してきた開発メンバーが開発を行っており、旧シリーズから多くの設定が導入され、舞台が東部から西部に移った事から実質的に旧Falloutシリーズの続編である。 今作から旧シリーズに存在した「コンパニオン・システム」が復活しており、それに伴い重厚な人間ドラマが展開されるのも本作の特徴である。 ■[STORY]■ ニューベガス そこは一夜にしてすべてが変わる街。 かつて「ラスベガス」と呼ばれ、戦前から世界一の歓楽街として名を馳せたこの街は核の炎によって世界が滅んだ後もネバダ湖にそびえる旧世界の壁「フーバーダム」によって生み出される豊富な電力によって戦前と変わらぬ輝きを保っていた。 そのネオンサインの下では酒・ギャンブル・商売女が客を呼び込み、訪れた者たちは自分の運を試すべく、キャップを握りしめ一夜の快楽に酔いしれている。 今、このベガスの利権を手に入れるべく3つの勢力がし烈な争いを繰り広げていた。 西から進出してきた旧世界の価値観と民主主義を掲げた「新カリフォルニア共和国」 東から西進してきた86もの部族を平定し、多数の奴隷を抱える戦闘集団「シーザーリージョン」 そして、「ニューベガス・ストリップ地区」を支配し、カジノの運営によって莫大な利益を上げる謎の人物「Mr.ハウス」と彼に率いられた3大ファミリー。 彼らは時に敵対し、時に手を組みながら熾烈なモハビの覇権争いを繰り広げていた…。 そんな中、「モハビエキスプレス」の一人の「運び屋」が法外な報酬を提示された一つの荷物をニューベガスに向けて運んでいた。 彼の存在とその荷物はこう着状態が続いていたモハビウェイストランドの勢力図を激変させようとしていた…。 ■[DLC]■ 本作には4つのサイドストーリーであるDLCが配信されている。 いずれも良作であるため、ぜひ体験してもらいたい。 DEAD MONEY 伝説のカジノ「シエラマドレ」で繰り広げられる美しくも残酷な愛憎劇。 「運び屋」はそこで首輪につながれた者たちの魂の救済を行う事になる。 HONEST HEART 伝説の人物バーンドマンと共に「運び屋」は大自然に生きる部族との争いに巻き込まれることになる。 Fallout版Oblivionといった感じのストーリー。 OLD WORLD BLUES 「運び屋」は科学の遺産「ビックマウンテン」にてどこか間抜けな科学者たちの内輪もめに付き合わされる。 「運び屋」が人類最強のサイボーグになるお話。 LONESOM ROAD 「運び屋」は世界の果て「ザ・ディバイド」において謎の男「ユリシーズ」と最後の決戦に臨むことになる。 これから毎日核ミサイルを撃とうぜ! ■ [登場人物]■ 「運び屋」 本作の主人公。墓の下から這いずり出した、墓を超えてきた者、その名も「ビヨンド・ザ・…ではない。 金かそれ相応の対価を払えば、小さなものはガラクタから、大きなものは「死」までモハビの地を西から東へ運ぶ男。 DLCでは旧世界の科学技術の粋を集めたサイボーグとなる。 コンパニオン アルケイド・ギャノン アポカリプスの使徒に所属する医師。 どのエンディングでもたいていは不幸な結末を迎えるかわいそうな男。ホモ疑惑有。 彼には大きな秘密があり、その秘密を彼から聞き出すことであの勢力がベガスの抗争に参戦する事になる。 クレイグ・ブーン(声優:小山力也) ノバックで用心棒を務める男性。26歳。 Fallout版ゴルゴ13 NCRの狙撃兵だったが過去に起きた凄惨な経験から敵であるリージョンに強い憎しみを抱いている。 声は24時間で事件を解決する男ジャック・バウアーを演じたあの小山力也。ナレーションも兼任している。 ベロニカ・サンタンジェロ(声優:甲斐田裕子) BOSに所属する女性。27歳。 嬉しくなるとつい殴殺しちゃう格闘技の達人。とてもハイテク兵器マンセーのBOSには見えない。ちなみにレズ。 アルケイド同様、どのエンディングでもたいていは不幸な結末を迎えるかわいそうなひと。 ラウル・テハダ 本名はラウル・アルフォンソ・テハダ。メキシコ生まれのカウボーイ。 ブラックマウンテンでエンジニアの仕事をさせられている。230歳のジジイのグール。 過去に妹をレイダーにヒャッハーされた悲惨な経験や自分の身体能力の衰えに苦しんでいる。皮肉屋。 リリー・ボーウェン(声優:斎藤志郎) 北西部に在るスーパーミュータントの街、ジェイコブスタウンで牧場主をしている202歳のババァのナイトキン。 世紀末に現れた正真正銘の「デカいババァ」であり、どこかの世紀末救世主は土下座せねばなるまい。 ベロニカ同様、どのエンディングでもたいていは不幸な結末を迎えるかわいそうなデカいババァ。 キャス/ローズ・オブ・シャロン・キャシディ(声優:本田貴子) キャシディ・キャラバンを率いている女性。『2』のコンパニオン、ジョン・キャシディの娘。 37歳のババ…ゲフンゲフンお姉さまである。キャスさんじゅうななさい NCRの前哨基地にて飲んだくれていた時に「運び屋」と出会い旅に同行する事になる。 エンディングによっては67歳で天寿を全うしたり、男性の「運び屋」と最後まで行動を共にしてくれる…かと思いきや行きずりの男と寝てしまうビッチ。 ED-E 本作のマスコット。 エンクレイヴ・アイボットであったがプリムの街で故障している所を「運び屋」に拾われ旅に同行する。 ビープ音や音楽で会話をする可愛いやつ。 レックス 209歳のサイバー犬肉。 高齢であるため脳に重大な病気を抱えているが、それを解決するために何と 他の犬の脳みそと交換する という現代の生命倫理に真っ向からケンカを売るクエストが用意されている。 その他の人物 ドック・ミッチェル(声優:中博史) グッドスプリングスで医者をしている壮年の老人。 大体の運び屋は彼の家で目を覚まし、キャラメイクを済ませ、ベガスを目指す。 素性の知らない運び屋を助け、Pip-Boyを渡したり必需品などをくれる、この作品きっての聖人。 ちなみにVault21出身。 ベニー(声優:大橋隆昌) オープニングで運び屋を"撃ち殺し"た、派手なスーツの男。 正体はニューベガスのカジノ「ザ・トップス」の経営者=部族「チェアメン」のリーダー。 Mr.ハウスに取って代わるための策謀を働く貫禄たっぷりのボス……かと思いきや、再登場以降はなんとも言えぬ小物ぶりを晒す。 9mm弾を頭に二発も食らった奴が生きていて、ソイツに氷の微笑ばりに殺されるとは想像もできないだろうから仕方ない。 また、運び屋が女性で「Black Widow」を所持していると…? Mr.ハウス(声優:広瀬正志) ニューベガス・ストリップ地区を統治している謎の人物。 一説には戦前から 200年以上 生き続けている人物らしいが…。 スノードームの収集が趣味だったり、運び屋の活躍に一喜一憂するかわいい一面も。 アーロン・キンバル大統領 NV時点でのNCR大統領。任期8年目。 膨大な軍事費と人員が投入されているフーバーダム攻略作戦が膠着状態に入っており、支持率が低下している。 NCRルートもしくは条件次第でのハウスルート以外ではフーバーダムでの演説中に様々な方法で運び屋に暗殺される運命にある人。 リー・オリバー将軍 NCRモハビ・ウェイストランド駐留軍総司令官で、階級は将軍。 ニューベガスラジオで「キャンプ・マッカランの持ち場から離れ・・・」と言われている人。 NCRルート以外で場合によっては戦うことがあるが、本人よりも取り巻きのベテランレンジャーの方が脅威という前作のオータム大佐を連想させるキャラ。 とあるルートだと、守るべきはずのダムからムービー付きで落とされてしまう。 リガタス・ラニウス シーザー・リージョン全軍の総司令官。 リージョンと言うだけあってか、脳筋で出来の悪い部隊の指揮官を殴り殺したりする人。 それだけに留まらず、ダムの決戦では世界観完全無視と言っていいほどの鎧を纏って現れた。 リージョンルート以外で場合によっては戦うこととなるが、尋常じゃないほど強く多くの運び屋がこの男の前に倒れたことだろう。 イエスマン(声優;石川ひろあき) ベニーによって改造されたセキュリトロン。 なんか腹立つようなじわじわ来る顔をモニターに浮かべ、的確なアドバイスをしてくれる奴。 NOとは言えないようにプログラミングされており、事あるごとに運び屋を褒めちぎる。 ちなみに、ベニーに運び屋を襲わせるようにアドバイスしたのはコイツである。 実は第4のルートのキーマン。 ■[登場勢力]■ 新カリフォルニア共和国 旧世界の価値観と民主主義を掲げた巨大勢力でアメリカ南西部を拠点とした世界唯一の国家。 膨大な兵員を武器に「モハビ制圧作戦」を敢行している。 ちなみにモハビ制圧作戦の目的は民需を支えるフーバーダムの電力&水の利権獲得(*1)と大統領の選挙対策という側面がある。うん、実に民主国家らしい。 シーザーリージョン 86の部族を平定し多数の奴隷と兵員を有する戦闘集団。 旧世界の価値観を否定し、古代ローマ帝国の復活を掲げている(つもりのローマのコスプレをしたレイダー軍団)。 銃を持っている相手に刃物1本で突撃をかますイカレた集団である。 趣味は磔とくじ引き ニューベガス・ストリップ地区 ニューベガスのカジノ街を運営する謎の人物「Mr.ハウス」と3大ファミリーの勢力。 カジノの運営によって僕大な収益を上げており、その膨大な財力を背景に私兵集団とセキュリトロン・ロボット軍団を抱えているがあくまで経済的な利権を狙っている。 ■[重要用語]■ モハビウェイストランド 本作の舞台となる旧アメリカネバダ地区の総称。 核の影響を受けていないため、新鮮な水が飲める。新鮮な水が飲める。(←ここ重要) 前作と違いもう一杯の水を求めて争うことはないのである。 しかし、人間衣食住足りれば次に求めるものは金である。 ここではキャップ1枚が生死を分けるのだ。 ほんと、モハビも地獄だぜ、ヒャッハー! プラチナチップ 本作の超重要アイテム。 本作ではこの一枚のカジノ用チップを巡って全ての勢力がし烈な争奪戦を繰り広げることになる。 ちなみに「運び屋」はこのチップのせいで一回墓に埋められ、同僚も無残な屍を晒している。それくらい重要アイテム。 ギャンブル 舞台が旧ラスベガスであることを反映してか、このゲームではギャンブルをすることが可能であり、種類もルーレット、スロット、ブラックジャックといった多種多様なゲームが登場し、それを利用してキャップが稼げる。 前作のように、相手の身ぐるみ剥いで換金する「レイダーごっこ」をする必要はないのだ。 ただし、イカサマは出来ない。完全運(LUCK)の勝負である。 ???「この勝負、完全に運否天賦だ…」ざわ…ざわ… モハビウェイストランドを訪れた方は追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 開始早々デスクローを強行突破してベガスに行ってた。十数回死んだけども -- 名無しさん (2014-07-19 03 15 18) ディバイドの攻防は熱かった。このゲーム、“語り”の部分よく練られてるよね -- 名無しさん (2014-12-02 02 17 56) 3と比べると、イマイチ感が半端ないんだよねこの作品。2の続編らしいから話も2をやってないとわかりずらいし。 -- 名無しさん (2015-03-25 01 41 59) 本来内容や舞台的に3が外伝になるべき作品で、こっちが正しい「3」なのかもしれない。ということで2以前を知る人の多い海外では3よりも高い評価をする人もいる。 -- 名無しさん (2015-08-09 07 35 44) NVのほうが好き -- 名無しさん (2016-06-27 18 04 01) キャラメイクの自由さはニューベガスが一番。 -- 名無しさん (2018-02-07 20 09 33) 世紀末西部劇Fallout NewVegas -- 名無しさん (2019-10-28 21 34 54) 凄い可愛い声の女性医師がいたのを覚えてる -- 名無しさん (2019-10-28 22 16 08) シリーズ最高傑作だと思ってる -- 名無しさん (2020-05-21 23 46 31) ロールプレイの自由度は過去最高、ゲームプレイの部分はバグ含めて最悪に近い。最高傑作は過大評価ではあるけどシリーズ中1位2位争う作品ではあると思う -- 名無しさん (2021-09-19 02 43 36) ステルススーツが可愛いことこの上ない -- 名無しさん (2021-09-19 03 31 52) ロールプレイの自由度と中身のある大人っぽいストーリーが評価されて海外ではめちゃくちゃ評価されてる。ベセスダはなんかゲイリーみたいなナンセンスな話が好みっぽいし、。 -- 名無しさん (2023-05-14 12 37 44) 名前 コメント
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Fallout part66-306 初代Falloutストーリーまとめ Falloutは1997年にInterPlayが発売したPCゲームであるが、現在版権は 3 でおなじみベセスダが 買い取っている。(NVの開発はObsidian) 3,NVとは違いちょくちょくムービーも入るし、常に見下ろし型の三人称だが、サブイベントをはさむと 一人称のがやりやすいのでムービー以外そちらで書く。 日本語化を行った上でプレイしているが、ブラーミン→バラモンのように後の作品などで日本語版の 呼び方がハッキリしたものなどに関してはそちらに合わせ統一する。 読みやすいよう英語表記の固有名詞などもそれっぽく日本語読みに変えるものとする。 初代Falloutは3,NVとは違い戦闘がターン制となっていて、 AP(アクションポイント) を消費する ことにより武装の使用、リロード、アイテム使用などが出来る。 (最大で10、リロードが2でアイテム使用に4、武器はカテゴリ毎に違う) そのため3,NVに比べプレイヤースキルより装備の重要性が際立っており、序盤の装備でデスクローを 倒すような無茶は極めて難しくなっている。 プレイヤーはゲーム開始前にS.P.E.C.I.A.Lと呼ばれる基礎能力とそれぞれのステータス、 Peaksというユニーク能力を決めることが出来る。 決めるのが面倒な場合、 腕っ節は強いが生後うっかりロボットが落としてしまったため頭が残念な「マックストーン」 身のこなしに優れ、他もバランスの良いロシア外交官の孫「ナターリア」 貧弱だが弁が立ち、カリスマもあるVault開放派リーダー「アルバート」 の三名から選べる。 おおよそ以下のとおり。 [S.P.E.C.I.A.L] ST…力、HPや所持重量、装備可能武器に影響、高くて困らない。 PE…認識力、知覚力。 ターンの廻る順番などに影響、先手を打たれても返り討ちにできるなら 低くてもいいかもしれない。 EN…頑強さ、健康さ。 HPとその上昇率、及び放射能耐性などに影響、低くてもそれほど問題なし。 CH…カリスマ、魅力。 NPCの反応はもちろん、同行する仲間達の能力にも影響する。 人数に制限がかかると思われがちだが、実は最低値でもコンパニオンを全員雇うことが 可能。 IN…知能。 NPCとの会話選択肢の増加はもちろん、ステータスの増加率に影響する。 低すぎるとまともに会話できなくなり、ふとしたことで相手を怒らせて ユーシャルダーイ!なんてことも、喧嘩上等脳筋プレイなら低くてもいいかも・・・? NVプレイ済みの方なら、1はベイグラント、10はアルケイドをイメージ するとわかりやすい。(判定のかからない最低限の会話はできるが…) AG…敏捷性、俊敏さ。 恐らく最も重要な部分。 前述のAPの量に影響するため、再優先で上げて 損はない、むしろ低いとろくに攻撃できずひどい目にあう。 LK…運。 内部でのダイスロールで良い数字が出やすくなり、クリティカル率上昇を 含め様々な恩恵がある・・・のだが、低いとクリティカルが出ないどこ ろか、攻撃が跳ね返って自分に当たったり弾倉が急に空っぽになったりと 不思議な事が起こる。 [ステータス] Small Guns …小型の、実弾を使用する銃器の取り扱い(ピストルなど) Big Guns …大型の銃器の取り扱い、終始安定する(ミニガン、ライフルなど) Energy Weapons …エネルギー兵器の取り扱い、序盤は武器が手に入らないが終盤強い。 Unarmed …徒手空拳やグローブ系武装使用時の技能、縛りプレイ用・・・? Melee Weapons …鈍器や刃物といった武器の取り扱い。 Throwing …投擲技術、ナイフ投げやグレネードに影響。 First aid …医療、というより応急処置能力。 アイテムによる回復に影響。 Doctor …医療に関する知識、ある程度高いと負傷時に自力で復帰可能。 Sneak …隠密技能 Lockpick …解錠技術 Steal …窃盗技能、他人の目を盗んでものを盗めるかなど。 Traps …罠に関する知識。 高いと罠が作動しにくくなる。 Science …ターミナルなどの電子機器の取り扱いや、化学に関する知識。 Repair …アイテムや設備の修理技能。 Speech …話術、あると楽が出来る。 Barter …商売能力。今作の売買は物々交換であり、物の価値がつりあっているとトレードが可能。 Barterが高いとそのぶん差が出ても取引できる。手形として例の瓶キャップもある。 Gambling …ギャンブルの才能。 高いとLK同様ダイスロールの目が良くなる。 Outdoorman …屋外生活技能といったところか。 待機時の回復量などに影響。 筆者はこの解説にあたって、スムーズにプレイするためにINTとSpeech高めでプレイ。 Peaksは本作ではあるなしで変わる展開はないのだが、例として Kamikaze …防御値を防具のみの数値まで激減させるかわりに攻撃力を大きく上昇させる、NVではTrait。 Fast Shot …攻撃時のAP消費を1減らす、同様。 などがある。 ぶっちゃけクリアするだけなら開幕ラスダンに潜入して爆破すれば10分で終わる。(運もあるが) とはいえただクリア目的に進んでいくと街や人、後世でまた出会うことになる人(3のハロルドなど) と全く関わらなくてもいけてしまうので、ちょくちょくその人らとの会話やサブクエストを挟んでいく。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―人は、過ちを繰り返す。 奴隷・財産を集めんと戦争を起こしたローマ人 黄金と領土への飽くなき欲望から一大帝国を築き上げたスペイン どん底にあったドイツを経済超大国へと導いたヒトラー だが戦争は戦争だ。 21世紀。地下資源をめぐり戦争はいまだに続いていた。 ただし、この時代の戦利品は戦争の道具そのもの―― 石油とウランであった。 その獲得を狙って中国はアラスカへ侵攻、合衆国はカナダを併合、ヨーロッパ共和国は諍いの果てに 民族国家へと分裂。 地球に残された資源を我が物にしようとみな夢中であった。 2077年。世界はまたしても大戦の禍に飲み込まれた。 2時間。たったの2時間で惑星の大半が灰燼に帰したのだ。 核により破壊された廃墟からは 新たな文明社会が苦しみのすえ蘇ることとなるのだろう。 少数ではあるが、比較的安全な大規模地下Vaultへと 辿り着くことができた人々もいた。 Vault13に移住した集団の中には君の祖先となる人物がいた。 巨大な岩盤の下、大きなVaultドアに閉ざされた中で何事もなく暮らし、 外の世界の様子を知ることもなく数十年が経過した。 Vaultでの生活が今まさに変わろうとしている。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ゲーム中 にはないプロローグ要約 2078年、核戦争が勃発し、どこの国が最初にそのスイッチを押したのか分からないまま2時間で 戦争は終結。地上は放射能と破壊の蔓延る不毛の地と化し、人類は生き残るため Vault と呼ばれる 大型シェルターでの生活を余儀なくされた。 そして2161年、そのひとつである Vault13 の浄水装置が機能しなくなり、事態を重く見たVaultの リーダー、 監督官 はおよそ100年ぶりに外の世界へと出て浄水装置のパーツ ウォーターチップ を回収しにいく計画を立案。 白羽の矢が立った主人公 Vaultの住人 は、監督官の指示を受け一人、外の世界へと旅立った…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― Vaultの重い扉の前、Vault印のついた青いジャンプスーツを着た一人の白髪白ひげの老人・・・ Vault13を統べる 監督官 が話しかけてくる。 「おお、よく来てくれた」 「大問題が発生した。 水質浄化装置のコントローラーチップが壊れてしまったのだ。 代用品は作れないし、装置の動作過程は非常に複雑ときている」 「つまり我々は水を飲めないのだよ」 「水がなければ、シェルターじゃない…これは死活問題だ!」 「率直に言おう、君は我々の唯一の希望なんだ。 君に代用のコントローラーチップを探してきてもらいたい」 「水が枯渇するまで我々には4,5ヶ月の余裕しかない。 我々にはチップが必要なんだ!」 「君の地図に別のシェルターの場所を印しておいた。 探し始めるには悪い場所ではないと思う」 「気をつけてな。 頼むぞ」 扉が開き、主人公がくぐると同時に閉じる。 そしてけたたましく警報が鳴り響いたあと、Vaultと外界を隔絶する歯車状の扉が正面へとせり出し、 開いていった・・・。 (ここからゲーム開始、主人公は後世において Vaultの住人 と呼ばれるが、こちらでは主人公で 統一) (舞台はアメリカ西海岸、主にカリフォルニアが舞台) Vault… 来るべき核戦争の到来に向け、アメリカ政府とVault-tec社が各地に設けたシェルター… だったらよかったのだが、その実態は戦前行えないような倫理に反する実験を大規模に 行うために作られた実験施設。 3でのクローン実験施設のVault108をはじめ、殺人衝動を誘発する音波を住民に発し続けた ものから、男1女999人(逆もあり)で閉じ込めたウハウハなものまで様々。 ただし今作のVault13は例外で、純粋なアメリカ人種を保護するために造られたもの。 皮肉なことにこの実験用施設のうち重要度の高いもののほとんどは自滅したが、そうでもない ところは結構な割合で現存している。 Vaultを出るとそこには洞窟が続いていて、全長が人の胴ほどある凶暴なネズミが襲い掛かってくる。 主人公はあらかじめ持たされていたナイフと10mmピストルを駆使してネズミを打ち倒し、洞窟を進む。 しばらく進むと、西から陽の光が差し込んでくる。 彼は初めて、荒野となった外の世界を目にした・・・。 (150日以内に、とある場所にあるウォーターチップを手に入れないとゲームオーバー) (ウォーターチップさえVaultに届ければあとはぶらぶらしていてもOK) (ちなみに日数に応じて、携帯端末のPip-boyが メリークリスマス! などと表示を変える) Pip-boy…Vault住民のほぼ全てが、左腕に装着している補助デバイス。 3,NVの3000型とは違い今作では2000型であり、モーションセンサーが標準搭載されていない、 ガイガーカウンターもなければラジオもない、とかなり不便。 クエスト目標や拾った情報はここに記載される。 メニューを開くとこのデバイスのディスプレイが映し出され、そこにメニュー項目が表示される というのは後継作と同じ。 山間部に位置するVault13から東に5日ほど歩いて行くと、小さな村へと辿り着く。 街に入ると一人の武装した男に歓迎され、同時に武器をしまっておくよう警告もされる。 この小さな村は シェイディ・サンズ と言い、自前の灌漑設備を保有しているため食べるのには 困らず、たまに来る巨大サソリ ラッドスコルピオン 以外では何ら問題のないのどかな町らしい。 (NVプレイ済みならピンと来るかもしれないが、現NCR首都となっている場所、つまりNCRが出来る 以前のシェイディ・サンズである) (門番兼警備隊長のセスもこの後出世し、NCRにおいて最初のレンジャーとなる。 NVのロード画面にある20$札の人がそれ) 門番の男 セス もこのラッドスコルピオンには苦汁をなめさせられているらしく、村のバラモンを 狙ってくるこの毒サソリに先日弟が刺されたそうで村のドクターが解毒剤の確保に奔走しているらしい。 他にも彼は南東に少し行ったところにある レイダー のキャンプなどについて教えてくれ、先ほどの ラッドスコルピオン含め手伝えることがあるなら村長の アラデシュ に話をしてくれるよう聞いて別れた。 バラモン…戦後誕生した、頭が2つの牛型ミュータント。 気質が温厚で少量の食事で多く動けるため、専ら家畜として使われている、肉もうまい。 カースト制度の最上位が家畜とはとんでもないブラックジョークである。 ラッドスコルピオン…サソリのミュータント、3以降の作品では藍色だが、こちらでは茶色。 全長2m以上はあるであろう巨体を持ち、その巨体に見合ったハサミが武器。 全作品通して、序盤に出会うと死ぬが中盤以降はカモになるエネミー。 レイダー…ヒャッハー!新鮮な肉だ―!←これに尽きる。意味は 襲撃者 。 早い話が無法者であり、旅人や町を襲って略奪に手を染める典型的な悪役。 3などとは違い、髪型はともかくこちらのレイダーは割りとまともな服を着ている。 セスと別れ門をくぐってすぐ側の民家に、黒いレザージャケットを着た、ポンパドールをした 小柄でがっちりとした男を見つける。 「よう、見ない顔だな。 ここは初めてか? 名前は?」 素直に答えると彼も快く応対してくれる。 彼は イアン と言い、以前は ハブ という町で商人の護衛をしていたそうだが、その際脚を撃たれて しまい、それ以来この街にとどまっているそうだ。 「以前はハブの商人のガードをやっていたんだが、無法者連中の襲撃を受けた際に撃たれちまってな。 それ以来ここに留まっている。 街の人たちのおかげで回復できたようなもんだ。それに、俺の持っている外界の知識とこれまでの 経験がここで役に立っている。今じゃシェイディ・サンズが故郷だよ ジャンクタウンやハブまで取引しに行くことも時々ある。これまで実際に町を出たことがあるのは おれだけだからな。} 彼としてもラッドスコルピオン、そしてレイダーには困っているそうで、彼もやはりラッドスコルピオン を退治できると思うなら、村長のアラデシュに話してみるといいと勧めてきた。 ただしレイダーに関してはちょくちょく食料が奪われているため、セスが自警団を組織したそうだ。 折角なので彼を旅に誘ってみると、彼は受け入れてくれたが条件として100$の金銭を要求してくる。 だが、では、と戦利品の折半を提案してみると彼は快諾してくれた。 (INTやSpeechがある程度あると説得可能、INTが低すぎるとそもそも相手してもらえない) 「行こう。戦いの日々に戻るのも悪くない」 (仲間の雇用はおおよそ金銭がSpeech、INによるが、何人連れ歩けるかはCHによる…はずなのだが1でも全員連れていける) (仲間は数が3人と一匹と少ない上進行上訪れる場所に全ているため、雇用イベントは記載) イアン…ピストルが得意なナイスガイ、レザージャケットは最強防具パワーアーマーを渡そうと 脱がない。仲間の中で最もよくしゃべり、ほとんどの場所で固有のセリフがある。 そのため序盤は頼もしいが、敵が火力インフレを起こす終盤だと一発でノックダウンも しばしば。 一応正史では生き残ったらしく、2で老人となって登場する。 その後村を奥へと進むと、他の民家と同じような石造りで一階建ての構造だがひときわ大きい家を 見つけたため、中へと入る。 中には多くの住民とそれに混じって一人、薄茶色のローブを着た老人が立っていた。 「こんにちは、旅の方。村の者が無愛想に見えても気分を害さないでく ださい。 ダーマ曰く、『苦難の時を経て、人の皮膚はなめされるものなり。』 シェイディ・サンズへはどういったご用で?} 丸く整った黒髪をした、金色のイヤリングのまぶしい老人アラデシュは、柔和な笑みを浮かべ言う。 それに対し正直に 「西にあるVaultの者です。住民は飲料水不足で死に瀕しており、 生きるために水質浄化チップを発見せねばなりません」 と答えたところ、さすがに信じられないのか少し目を細め、 「ふむ、んー、なるほどなるほど。あなたの言うことを信じましょう・ ・・今のところは。 ですが簡単には心を許しませんよ。脅威となりえる方は特に。 セスと私が目を光らせていることをお忘れなく。」 と警告ととれる返事をした。 (各街の主要人物と初めて会話する際、大抵出身地を聞かれる) (たいてい選択肢が3~4個出るため Vault出身 で統一、ちなみに あ?関係ねーだろファック! みたいな選択肢を選ぶと街や店を追い出されることもしばしば) 彼は忙しく時間がない中質問に答えてくれ、この家族そのものの小さな村が南側の農園、 そして北側のバラモン酪農場を用い、少ない住民達で自給自足の生活を送っていることや、 ここのずっと南に ジャンクタウン という街があること、そして伝え聞きなため名前は知らないが その南にも街があるということを教えてくれた。 話題を変えラッドスコルピオンの件について訪ねてみると、彼はやはり 困った といった感じに 眉を寄せ顔をしかめ、やや大げさにラッドスコルピオンについて話し始めた。 「ああ、そうです。ラッドスコルピオンの大群に家畜をやられています。 どこから来るのか見当もつきませんし、いくら殺しても尽きることなく湧いてくるのです!」 「そしてとうとう住民まで襲うようになりました! ラズローが解毒の術を探っていますが、どうなることか。」 悲しげに言うアラデシュに、ラッドスコルピオンの駆除を申し出る。 すると彼はぱあっと顔を輝かせ、「ぜひぜひぜひ是非!」とこの件に関して詳しい 医師ラズローを紹介してくれた。 (賞金をせびることも出来るが心象は悪くなる、断るとあからさまに嫌な顔をされる) (ぜひぜひぜひ是非!=YesYesYes Please! 訳のセンスが光る) アラデシュの家の向かいの小さな石造りの家にラズローはいたが、アラデシュの言葉に 反して彼もラッドスコルピオンの対処法は分からないらしく、せいぜい彼の知識からあれが 北米の エンペラースコーピオン が巨大化したものであり、毒が次第に強さを増している ことくらいしか教えてはもらえなかった。 そのためセスの元へ行き、ラッドスコルピオンの巣穴を案内してもらう。 彼に案内してもらった先の洞窟には大量のラッドスコルピオンが救っており、奴らの犠牲に なったであろう家畜や人骨がところどころ産卵していた。 気づくなり向かってくる彼らを打ち倒し、根絶やしにしたことを確認したのち村に戻る。 話を聞いたセスや村人達は大喜びで私を歓迎してくれ、アラデシュも笑顔で自分を「英雄」 と称し、今後ラズローも毒の治療に専念できると喜んでくれた。 それからすぐ村を出て東へと数日歩くと、砂漠の真ん中に小さなトタン張りの小屋を見つける。 小屋の中には洞窟へと続く小さな床下扉があり、そこを潜り進んでいくと、目当ての Vault15 へとたどり着いた。 Vaultの扉は何が原因か大きく内側から弾き飛ばされており、上層には既に巨大ネズミやこれまた 変異を遂げたらしい毛のない巨大ネズミ型ミュータント モールラット が跋扈していたため 倒しつつ進んでいき、Vault地下へと至るエレベーターシャフトを見つける。 しかしVaultの電力が供給されていない以上エレベーターは起動することができず、なおかつ シャフト内をロープなしで降りるのも自殺行為に等しかったため、ロープを探しに一旦戻る ことにした。 (先にロープを手に入れているならいいが、前情報がないため大抵戻ることになると思う) シェイディ・サンズへと戻り、アラデシュを尋ねる。 だが彼はとても狼狽した様子であり、私が声をかけるなり切羽詰まった声でまくしたてた。 「ありがたい、あなたでしたか!是非力を貸していただきたいのです。 娘のタンディが行方不明なのです。もうどうすればいいのか」 彼の娘タンディが何者かに連れ去られ、村のパトロールが3人探しに行ったものの一人も 戻ってきてはいないらしい。 彼とセスは、タンディが最後に目撃された場所に残された槍から見るにこれがあるレイダー 一味のしわざだと踏んでいるそうだ。 この近辺にいるレイダー一味は バイパー団 と カーンズ の2つであり、南東に拠点があるそうだ、 以前セスが言っていた彼らのことだろう。 彼は詳しいことはセスに聞いてほしいと言ったためセスの元を訪れ、話を聞く。 やはり南東に拠点を置くレイダー達の仕業であるそうで、マップにマーカーをつけてもらった後、 丸一日ほどかけそこへとたどり着いた。 (レイダー協力ルートがあるが割愛) (NVに登場する、グレート・カーンズの原点たる組織である、歴代主人公に叩き潰されている…) (バイパー団はB.O.Sのハイエルダーを一人殺害しており、蛇蝎の如く嫌われている) (NVにちょくちょく出てくるバイパーガンスリンガーはその末裔、尤も名前にあやかっているだけなのかも…) 南東には一軒のレンガ造りの家を中心にテントが張ってあって、警備のレイダー達も先の鋭い槍に 緑色のレザーアーマーと、野盗とは思えないほど上質なもので固めていた。 タンディは家の中に囚われているようであり、中には外以上のレイダーがひしめきあっていた。 骸骨がツノ付き帽をかぶったようなマークが印象的な彼ら カーンズ は、血のっけが多いのか 武器を腰に携えた自分たちの姿を一見するなり槍を引き抜き襲い掛かってくる。 迷わず腰の武器を抜き対処するが、騒ぎを聞きつけた他の警備のレイダーや中にいた連中も わらわらと出てきて、あっというまに一対多の劣勢に追い込まれる。 中には44口径のマグナム銃を持った幹部らしき者や、リーダー格らしい鉄製アーマーを着用 した大男もおり、全て倒すまでに長い時間と大きな被害を被ってしまった。 (序盤じゃ難易度下げても辛い、イアン頼り) (ただし上等な装備がわんさかあるので、倒せれば大きな実入りとなる) 全てのレイダーを打ち倒した後、家の中で身ぐるみを剥がれ布の服一枚というあられもない姿になっていた 女性達を開放する。 彼女は自分にお礼を述べた後、すぐにシェイディ・サンズ方面へと向けて走り去っていった。 当のタンディは一人、自慢の黒髪はボサボサだが身ぐるみを剥がれていない清潔な身なりで 牢の中におり、声をかけると警戒したが、なぜか 冷蔵庫 にしまってあった鍵を使い扉を開けると すぐに半歩後ろをついてきてくれた。 シェイディ・サンズへ戻ると彼女も快活になり、アラデシュの元へ戻っていく。 アラデシュもアラデシュで私に感謝の言葉を述べ、報酬として500$ほどを手渡してくれた。 「友よ、また会う時まで。砂漠で見つかる水が闇で輝きませんように」 (このあとシェイディ・サンズ街として発展を遂げ、NCRを建国する) (アラデシュはその初代大統領となり、タンディは史上最高の人気を誇る2代目大統領となる) (この功績を経てNCR首都のシェイディ・サンズでは一時期主人公を神格化する流れが生まれ、 政府により宗教化することは食い止められたものの首都に石像として彼の姿が残っている) セスがロープを売っていたため買い取り、Vault15へと戻る。 シャフトにロープをくくりつけつつ地下まで降りると、そこには上層とは比べ物にならないほどの ネズミ達がひしめきあっていた。 個々は弱いのでまとめて潰し、遺されたアイテムを回収しつつ地下三階へと降りる。 しかし最下層、地下三階にもウォーターチップはなく、設置されたコンピューターも全て壊れていた ため手がかりを失ってしまった。 (Vault15には異なる信条を持った人々(宗教の違いなど)が50年閉じ込められるように設計 されており、その後開いたVaultから外に出た人々が、シェイディ・サンズと3つのレイダー団 といった形で分かれた) 仕方がないため、セスやイアンから聞いた街、 ジャンクタウン へと足をすすめる。 vault15から南東、シェイディ・サンズから南南東ほどの方向に数日ほど歩き続けた結果、 そこそこ大きな、しかし奇妙ななりをした街へとたどりつく。 街の周囲はトタンや廃車、タイヤの積み重ねが防壁のごとく覆っており、特に入り口には大型のコンテナを トンネルのように配置してある奇妙ないでたちであった。 「ジャンクタウンへようこそ、何か力になれることはあるかい?」 やや空気に霞がかかっているような街の見てくれとは裏腹に、入り口のガードさんもにこやかで、 シェイディ・サンズ同様武器をしまうことを要求される。 このジャンクタウンはシェイディ・サンズとは違い商業が盛んで、 キリアン・ダークウォーター 経営する商店、カジノの GIZMO sカジノ 、酒場の スカムピット があるそうだ。 (実はある人物から ネクロポリス の話を聞いていれば、ここに行く必要はなかったりする) 門をくぐり、区画を一つ抜けたところにキリアン経営の商店 ダークウォーター を見つける。 それなり大きい街の店だからか警備も厳重であり、アーマーを着てライフルを構えた警備兵が 二名ほど入り口脇に構えていた。 「ここがキリアンの店だ。 いいやつだし、品揃えも多いぞ」 イアンが勧める。 扉をくぐり中へ入っても警備は相変わらずであり、テーブルに座る一人の中年を中心に、 数名の警備員が囲っていた。 「ジャンクタウンへようこそ。 どこから来たんだい。何か力になれるかな」 あなたは? 「名前はキリアン。キリアン・ダークウォーター。 この街の町長をしている。で、君は?」 例のごとく出身を聞かれたため、少し濁し 北の方 とだけ答える。 すると彼は シェイディ・サンズから来たのか? と踏み込んできたため、素直にVault出身だと 答えた。 「ふむふむ、なるほどね。 で、赤ん坊の頃ベビーベッドは金庫でしたと。 (vaultに「金庫室」の意味がある)」 「気を悪くしないでくれ。これまでに聞いた中で一番出来が悪い話ってわけじゃあない。 さて・・・用件は何かな」 彼曰く、「ジャンクタウンは大した街ではないが、まあ故郷」だそうで、大雑把に言うと 商売したり、悩みを少しの間忘れさせてあげられる。そうだ。 ただその一方で町長である彼も西エリアを拠点にしている スカルズ に関して問題を抱えている らしく、彼の聞くところによるとここから南西の街 ハブ においても似たようないざこざが 起きているらしい。 進むならハブで、間違っても南には行くなとも警告をされる。 南には ネクロポリス という街があり、そこは 天気に関係なく環境が悪い 場所であるそうだ。 話をひと通り終えてから、商売人たる彼に取引を申し出る。 すると彼は目を輝かせ 「おう、何という偶然!それこそここに店がある所以だよ!君が必要と しそうな物は大概揃ってるぞ。こっちで見せてやろう・・・」 と言い商品を広げようとする。 だがその矢先、入り口から一人の黒人男性が現れ、突如キリアンにショットガンの銃口を向けた。 「ギズモがよろしくだとよ!」 彼が引き金を引き、散弾がキリアンに突き刺さる。 抵抗し銃を撃つキリアンに加勢し男を撃ち殺すと、キリアンはスティムパックで傷を癒やし、 すぐに加勢したことについて礼をしてきた。 スティムパック…回復アイテムで、緊急時に直接注射器で投与する。 シリーズ皆勤賞であり、値段が高いため序盤はなかなか乱用できないものの 後半になると有り余る上、回復量も大きいため最後まで使っていける便利アイテム。 薬液が何なのかは未だ謎だが、Stim=Stimlantの略(興奮剤、刺激剤)なため、 そのとおりなら根本的な解決にはなっていないトンデモアイテムである。 「いやはや。命を助けてくれてありがとう。とてつもない勇気の持ち主だよ、君は。 どうもまずいことになってしまったようだな。 おそらくがギズモが黒幕なんだが証拠が必要だ。力を貸してもらえないか?」 「こうなった以上、証拠さえ出ればジャンクタウンの住民も奴を追い出すだろう。 その方法だが、奴の部屋に盗聴器を仕掛けるか自ら隠しマイクを身に付けるかして、 奴の口から白状させるんだ。出来そうか?」 げぇ、危険そうだな・・・。 「嘘は言わん、おそらく危険だ。 君に1つ借りを作ることになるが、キリアン・ダークウォーターは借りを必ず返す男だぞ」 キリアンはそう言い、成功の暁には見返りとして店で一番高価なものを持ってもいいと言う。 彼が私を指名したのは先ほどのことを見てだけでなく、私がこの街で全く顔を知られていない 流れ者だからこそ、ギズモが私を信用する可能性があるからだという。 引き受けると、真剣な表情でキリアンは盗聴器と隠しマイクを手渡し、そそくさと業務に戻っていった。 (断ると拘束される) ダークウォーター のある区画から少し北東、イーストサイドと呼ばれる区画はそのほとんどが トタン張りの急ごしらえであったりしたものの、東側にスカムピット、西側にギズモ sカジノ、 その周りにいくつかの家屋と多くの建物が立ち並んでいた。 かつては何かの建物跡だったのだろうか、ジェネレーターに直接差し込まれた『GIZMO』のネオンが まぶしいカジノはひときわ大きく、中もここの住民から流れの傭兵、警備兵やウエイターが スロットやルーレットを囲みにぎわっている。 そして当のギズモは最奥の執務室で屈強なボディーガードの見守る中机に座って職務に従事 していたが、こちらが話しかけるとやや面倒そうに、しかし威圧的な視線を向けた。 「何の用だ?わしは忙しい」 頭も身体も丸い、でっぷりと太った中年はものぐさそうに答える。 暗殺が失敗したことを伝えに来た とストレートに切り込んでも彼は「何の話をしているのかね」 ととぼけたふりをしたが、ついさっきダークウォーターに乗り込んできた殺し屋のことを話題に あげると、眉をしかめ 「お前のことなど知らんな。 見ず知らずの人間がわしのオフィスに入り込んで、碌に知らないことでわしが悪いと責め立てる。 全く受け入れられんな」 とあからさまに不機嫌に答えた。 だがキリアンの言うとおり、こちらが協力的な姿勢を持ちかけると、彼は口の端を釣り上げ いかにも悪そうな笑顔になった。 「ほほう・・・クックックッ。 この男がわしに力を貸すだと?何のことで力を貸してくれるというんだね」 単純だ、キリアンを殺すために人を送り込んだが、そいつは失敗した。 その仕事をやってくれる人間を探しているんだろう・・・首尾よくやる奴を。 「で、どうやってお前のことを信用しろと?」 こっちから出向いてきた。 それに、この汚れ仕事はよそ者を使ってやらせたいんだろ。 違うか? そう言うとやはり図星だったようで、「雇うのはわしだ」「裏切って無事ですんだ奴はいない」 と釘を刺しながらも受け入れてくれ、ついでにキリアンを殺す理由が単純に「ビジネスに邪魔」 だからだとハッキリ答えてくれた。 キリアンの殺害は完全に私に一任するそうで、証拠として彼が身につけているドッグタグを 持ってくればいいそうだ。 (分岐、報酬が金かアイテムかくらい) 【ギズモに協力】 ダークウォーターへ行き、有無を言わさずキリアンに銃を向け、撃つ。 キリアンとそのガード、ついでに彼を慕っていたらしい地域住民が抵抗してきたが全て始末し、 ギズモのカジノへと戻る。 既にカジノ内にも騒ぎは聞きつけられていたようだが、カジノ内で武器を抜き襲撃者を返り討ち にしても、カジノのガードは見て見ぬふりをしてくれた。 キリアンは私が始末した。 何でもあんたが感謝してくれているって聞いてね ギズモの元へ行きそう言うと、彼はその脂ぎった、文字通り厚い面の皮をぱあっと輝かせ、 「おおう、やったか!イゾーから金を受け取れ。 ああ、素晴らしい! そうだ、おい、お前・・・しばらく町を離れた方がいい。まあ、念のためにだ」 と笑顔を崩さず言ってきた、なんでもすぐに出て行かないと「街に埋められて終わり」らしい、 警告だ。 仕方がないので彼の隣に立つ巨漢、イゾーから金を受け取る。 一言も言葉を発しないイゾーから1000$ほど受け取ったあと、すぐにカジノを出て行った。 (キリアンのドッグタグは、かつてジャンクタウンを拓いた祖父が身につけていたもの。 核戦争から生き残り、後のコミュニティの発展に寄与した数少ない人) 【キリアンに協力】 ダークウォーターへ行き、期待の眼差しでこちらを見るキリアンに盗聴器を手渡す。 「素晴らしい!聞こえるかどうか確認させてくれ」 「よく聞こえる。これで奴を始末できるな。さて、約束の品だが・・・」 そう言うと彼は、恐らく現時点で最も高価なアイテム達を並べる。 迷わず一つ選んで受け取ると、次に彼はすぐさまギズモを打倒しにいくと告げ、どうせなら 一緒に来るか?と誘ってくる。 承諾すると彼は門番のナイスガイ、ラーズから詳しい話を聞くよういわれ、その後改めて 「君はこの街の恩人だよ」と笑顔をもって送り出された。 門を入ってすぐ、ナイフや銃弾による負傷の跡、逞しい体に刻まれたその数から彼が 逆境に鍛えられてきたことが見てとれる男、ラーズに話しかける。 既に準備は整っているようで、こちらの準備が整っているかを確認されたため勢い良く あの風呂オケ野郎を捕まえてやろうぜ! と答えると、彼はすぐさまキリアンを連れてギズモの前まで進軍した。 「ギズモ、お前を連行しに来た。今回は必要な証拠もある」 「とうとうこうなったか、キリアン。 お前の悪臭は全く我慢ならん。すぐ始末してやろう」 キリアンの言葉を受け、こんなときまでものぐさなのか椅子にどっしりと構えたままギズモは 銃を抜き撃つ。 それに呼応するように殴りかかってくるイゾーをキリアンとラーズと共に迎撃し、座ったまま 後ろからピストルをただひたすら撃つギズモに銃撃を浴びせる。 全く動かないギズモはまるで的同然であり、放たれた弾丸は彼の厚い脂肪に阻まれたものの ちょうど身体の中央を大きくへこませるように着弾し、ギズモは血反吐を吐きながら机の上 に倒れ伏し死んだ。 ギズモ打倒に一役買った。クソ野郎には相応しい報いを。 ここまでぶくぶくに太った人物を見るのははじめてだ。 (ボス打倒後にこんな感じのメッセージがログに流れる) (ジャンクタウンには他にもスカムピットの犯罪行為を暴くサブクエストがあるのだが、 そちらは割愛して仲間一人と一 匹 の雇用をはさむ) イーストサイドのある一軒家の前を通りかかった時、一人の男性に助けを求められる。 みてみると彼の家の前に黒毛の犬が座っていて、どうもそれが怖くて家に入れないらしい。 だがその犬は近寄っても何をするでもなく、割りと温厚な気質を持っているようだったため、 試しにバッグから食べられそうなものを渡し食べさせる。 すると犬は私に懐いたようで、家の前からどくと同時にしっぽを振りながら私の足元を ついてくるようになった。 (3でおなじみドッグミート伝説の始まり。 ただしこちらのはこれでもかというほど貧弱なので、たいていクリア前に死ぬ。 ドッグミートを生き残らせるようにクリアするのは一種の縛りプレイかもしれない) 続けて、街の酒場であるスカムピットを訪れる。 そこでしばらく休んでいると、午後4時を回ったところだろうか、一人の奇妙な風貌をした 体格のいい男がふらっと酒場を訪れた。 (PM4 00~PM6 00が条件) 男はくたびれたレザーアーマーの上にトレンチコートを羽織り、顔には黒いガスマスクを かぶっているため表情はわからなくなっている。 「また新顔か。流れ者なんてここじゃあ珍しくも何ともないんだが、 どうも他とは様子が違うな。一緒に一杯やらないか?」 男、 ティコ は、話しかけるなり気軽に飲みに誘い、誘いを受けると一杯のビールで もてなしてくれた。 ところで、どうかしたのか? 「その質問は俺がしてもよかったんだがな。ま、この出会いを祝して先に答えてやろう。 俺はティコと呼ばれている。遥か東、かつてネバダと呼ばれていた所から来た」 色々危険な目に遭ったろう、よく生き延びたな。 「厳しい訓練の積み重ね、それと優れた武器のおかげだ。 じいさんが昔レンジャー部隊にいた人でな、知っていることは全て親父に教えたんだ。 親父はそれを俺に伝えた。だから常識は身に付いてるわけよ。光る水には口をつけない、とかな」 ティコはビールを口につけつつ思い出話やこの街のことを話し、 それから続けて彼は特に自身のサバイバル知識について時間を忘れて熱く語った。 そして話が終わった頃に、力を貸してもらえないかと打診する。 すると彼は快く引き受けてくれ、自慢のショットガンを軽く引き抜いてその手に持った。 「そろそろ頃合か。よし、案内してくれ。 道路掃除と洒落込もうや」 (彼の出身と装備からNVプレイ済みならピンと来るかもしれないが、彼はNCR併合前の デザートレンジャー出身) (ゲーム中のテクスチャは汎用のものなので分からないのだが、装備と設定からして彼が着用 しているのは恐らくNVのDLCに登場する デザートレンジャー・コンバットアーマー のコンバット アーマー部分をレザーアーマーに変えたもの) (というより、NVのベテランレンジャーのデザインはティコをモデルにされたもの) (ティコは作中唯一ライフル系の武器を扱え、アーマーも硬い、作中最強の仲間) イアンに続きドッグミート、ティコを連れ、ウォーターチップの情報を求めるべくジャンクタウン から南南西に数日歩き、 ハブ を訪れる。 いくつか小山と砂漠を越えた先にあったハブはとても活気づいていて、入り口周辺にたむろして いるキャラバン隊を皮切りに、ところどころ剥けてはいるもののおおむね綺麗な道路やそこを 歩く住人、そしてそれに混ざって警察隊が警備のため歩いていて、ジャンクタウンやシェイディ・サンズ とはまるで別世界となっていた。 建物もジャンクタウンのようなトタン張りではなく戦前の建物を流用しているため綺麗で、 ちょくちょく空いた平地にも自給自足用の畑が開墾されていた。 さっそく聞き込みをはじめ、入り口にたむろしていた輸送業者であるキャラバン隊から、 その手の話ならこの街のダウンタウンにいる水商人たちをあたってみるのがいいと言う話を聞き、 ほぼ時を同じくして、装備の調達のために訪れた武器商人のベス嬢から、ハブの生命線たる キャラバン隊がちょくちょく行方不明になっていることを教えてもらった。 住民の中には先ほど聞いた水商人が黒幕と思うのもいるそうだが、彼女はこの事件に関してほぼ 都市伝説化している化物 デスクロー か、あるいは Brotherhood of Steel というおかしな組織 の仕業なのだと推測しているらしい。 Brotherhood of Steel…通称B.O.S、テクノロジーを信仰、保護保管を目的とし活動する組織 であり、戦前の軍関係者や科学者の子孫から構成される純血主義で 排他的な軍事集団。 エネルギー兵器と超合金パワーアーマーを好んで使う。 創始者であるロジャー・マクソンの子孫が代々継いでいる最高位の階級 であるハイエルダーを筆頭に各支部長にエルダーを置いているが、一応 方針としてはよっぽど逸脱しない限りは各支部が勝手に動いても良い。 本来は、知識のない無法者にテクノロジーが渡り悪用されることを防ぎ アメリカ復興のための手段としてテクノロジーの保護をしているのだが、 2277年以降のB.O.Sはすっかりそれを忘れてテクノロジーの独占を目的に 動いているという、手段と目的が逆になってしまっている状態にある。 2ではエンクレイヴの登場で苦しめられるも撃退したものの、NVの時代に おいてはNCRと戦争、敗戦し壊滅寸前に追い込まれている。 今作で登場する階級は、 イニシエイト…訓練生。 ナイト…機械整備などの雑務、機械の製造及び有事の際の戦闘役。 スクライブ…テクノロジーの複製、維持、たまに調査。専ら設計図書き写し。 パラディン…最高のナイトがたどり着く階級、外部の戦闘を担うパワーアーマー兵。 エルダー…各支部リーダーだが、本部には評議会員として何人かいる。 ハイエルダー…B.O.S本部リーダー、代々創設者マクソンの家系が担う。 ハブを南に突っ切り、最南端の寂れた場所へと辿り着く。 いるのはガラの悪いキャラバンドライバーやいかがわしいイグアナ焼き売り程度だったが、 その中にひとつ、大きな建物を見つけた。 ここが水商人の拠点らしく、彼らは文字通り水の売り買いを商売にしておりまさにハブの ライフラインを一端を担っているそうだ。 (余談だが、ジャンクタウンの方にいるいかがわしいイグアナ焼き売り、というのが作中本に なり出版されている) (3のスキルブック、 ゴミの街の馬鹿な商人の話 がそれで、原文では “Tales of a Junktown Jerky Vendor” つまるとこ ジャンクタウンのいんちきジャーキー売りの話 になる) (作中では肉料理の代表格としてこのイグアナやリス、あとバラモンのようなミュータント がメインになっている、ちなみにジャンクタウン近辺にはイグアナはおらず、ジャンクタウン のイグアナ焼きは 人肉 である。 フレッシュミート!) (ちなみにここのダウンタウンにはNVで登場した クリムゾンキャラバン の本社があり、仕事を 受けられる。 当時の社長はデミトリー、日夜刺激を求める熱い革ジャンである) 従業員の一人に話を聞く限りでは、思い当たる節としては近隣のVault、あるいは ネクロポリス にウォーターチップがある可能性があるとのことだが、確証はないらしい。 ついでに商談も持ちかけられ、もしVaultの水が危機に瀕しているならそこまで水を運んでもいい と言われる。 値段はなんと2000$、しかもその量でもせいぜいプラス100日分の時間稼ぎしかできないらしい。 (交渉で値段を下げられる。 契約した場合、あとからこちらで支払った分の他にVaultでも二重に金を取っていたことが判明) 建物を出て、他にも聞きこみを続けるが特に収穫は得られず。 だがハブの西、オールドタウンにおいて、一人の奇妙な男と出会った。 「そこの若い人、どうかお恵みをー。 ツキに見放された哀れなミュータントに救いの手を・・・ゲホゲホ」 全身が緑色でところどころ皮膚が剥け、頭部に至ってはわずかに残る白髪やむき出しになった 歯だけが人間らしさを感じさせる老人ハロルドは、咳き込みながら残った左目だけで懇願する ように見つめてくる。 その手に25$ほど握らせると彼は礼を述べ、咳混じりにハブの住民達が自分をクズ扱いすることを嘆いた。 今ではこのハブが彼の故郷だが、かつて彼は私と同じくVaultにそうだ。 彼は80年以上前の核戦争時代から生きているそうで、鳴り響いたサイレンと共にVaultに 足を踏み入れた時から苦難の日々の連続であったと語る。 「行商が生業じゃった。 生存者のいる居留地を巡回することで結構うまくやっておった。 仲間は何人も失ったがの、ゲホゲホ」 「ならず者どもに殺されたよ。キャラバンがゴミ虫どもに襲われてな。 それとミュータントどもじゃ。クソッタレ。奴らが露払いの如く現れなければな・・・ ゲホゲホ、ガードを山と揃えてないと話しにならんかった」 彼が言うミュータント、正体は不明だが、かつて彼らがここから北西のエリアを探索している 時に出会ったそうだ。 彼らも死力を尽くしたがミュータントは数で勝り、結局は先に言うような甚大な被害を受けた ということで、続けて彼はその時のことを遠い目で語り出した。 「わしらは探検に出た。 そう、リチャードだ。 リチャード・グレイ 。 彼をリーダーにして少人数のグループで辿り着いた」 「何があるのか知らねばならんかった。 ゲスどもを量産しているのが何であれ、何とか止めようとしてな。 覚悟しとったつもりじゃったが、まるでダメじゃったよ」 「リチャード・グレイは医者じゃ。 わしより少し年が上の、頭のいい友人じゃった。原因を突き止めたのが彼じゃ」 「古い軍事基地らしき場所じゃ。 侵入するのに結構な犠牲を払ってしもうた」 何が出てきたんだ? 「ロボットじゃ。わんさとな。全く、驚いたわい。 戦争やら何やらで結構な時間が経っとったにもかかわらず機能しておったからな。 いいようにやられてしもうた」 ロボットの所を抜けた後は? 「ミュータントの国のバーゲンに行ったらあんな感じじゃろうな! お客さん、ダース単位の方が安いですよってな!ありゃあ製造工場だって以外に理由が思いつかん」 「かなり奥の方まで行ったんじゃが、もう既に何人も脱落しておった。 辿り着いたのはグレイとわしを含めて数名じゃった」 「フランシーヌがロボットにやられた。 マークは負傷したので地上に戻らせた。残ったのはわしとグレイだけじゃ」 そして最後に残ったハロルドとリチャードは最深部へと進んだが、地上へ戻ったはずの マークは以降音沙汰がなく、荒野がトラウマとなり外に出なくなったハロルドはもはや 彼の安否を知ることは叶わないと嘆く。 「最深部と思しき場所まで到達した。そこにはプラントのようなものが あった。で、その時じゃった」 「ロボットクレーンが倒れてきた。グレイは空中に跳ね飛ばされ、 酸のタンクのようなものの中に落ちた。グレイを見たのはそれっきりじゃ。 わしはボロボロになりながらも・・・一人で脱出した」 その後よく死ななかったな?の問いにも彼は笑顔で「実は殺されたんじゃ、笑えるじゃろ?」 とジョークをとばし、それから一人生還した彼が荒野で知り合いの商人に拾われここへ戻り、 今のように身体に変化が訪れて以降ずっと暮らしていることを語った。 彼もなぜ自分がこうなったかについては、漠然と「基地内にあったもの」に原因があった とだけしか分かっておらず・・・深い溜息を吐き、これが分かりそうなのはせいぜい リチャードくらいだ と重く答えた。 多くを語ってくれた老人に更に20$を握らせ、感謝の言葉を背にハブを去った。 (3をプレイ済みならきっと分かるかもしれないが、この人はオアシスで樹になってる ハロルドさんその人、樹が生え出したのは2から) (しかし歴戦の強者だとしても今はロクに動けないし働けないこの人が、よくもまあ120年後 まで生き残り、あまつさえ大陸横断して東海岸まで辿り着いたものである) (一応このあと2208にはロサンゼルスに、2238にはゲッコーを経由しているが、直線距離にして 4300km以上、そのうえグール大嫌いな中西部B.O.Sやアメリカ人以外殲滅だヒャッハーなエンクレイヴ の目を掻い潜るならばかなり迂回する必要あり) (ちなみにハロルドさんが入れられたVaultは 29 であると言及されており、そこは入植の際 15歳以上の人間が入れられなかった社会実験用Vaultである) (2072年生誕のため、今作でお年89、3では205~6である) (ちなみに最初の選択肢で 金が無いんだ! を選ぶと逆に「幸運を」と言ってくれる、 案外親切である) ハブを出てほぼ真西、数日砂漠を歩いたところにボロボロのハイウェイと、コンクリートが あらかた剥げ鉄筋がむき出しになったビル群が見えてくる。 廃墟郡、 ネクロポリス はこのビル群により日の当たらない位置に存在した。 じめじめしていて、なおかつライトなしには走りたくないほど暗いネクロポリスには、 放射能により肉体と精神の両方をやられてしまった フェラル・グール 達が跋扈していた。 グール…放射能により、新陳代謝機能が停止するなどしたため皮膚が剥がれたり放射能に 順応できるようになり、加えて数百年生きられるほどの長寿を手にした人間。 その風貌から多くのコミュニティで差別されており、結構な割合で性格が卑屈だったり 過激だったりする。ハロルドはグールとミュータントの中間くらい。 今作は正気を失っているフェラルも理性のあるのもまとめてグールと呼ばれている。 (余談だがここ、ネクロポリスはベーカーズフィールドである) 一応町内の廃モーテルに住んでいるグール達は理性があり、皆一様に水を自分たちに供給して くれるらしい セット という人物の話をしていた。 (セットは割愛、ガラは悪いがおおむね取引には忠実にしてくれるグールさん) ネクロポリスは遠目に見た通り既に都市機能を完全に失っており、区画を移動するにも東西北 すべからくガレキで埋まっており大きな迂回を強いられる場所であったため、マンホールを開き 下水道を通ることにした。 下水道内は比較的安全のようで、見える脅威はせいぜい巨大ネズミが何匹か。 そのままネズミを駆除し下水道を北へ北へと進んでいくと、途端に少し明るい場所へ出る。 「そちらの脅威になるようなもんなど何もない!」 突然叫び声が響く。 明かりの方向を見ると、グールの集団がソファーやテーブルを下水道の開けた場所に持ち込み、 焚き火を囲ってたむろしているのが見えた。 グールは武器を構える自分を見て怯えているらしく、銃を仕舞ってから話しかける。 「まずは撃たないでくれたことに感謝しとく。何か力になれるかな」 グールの長らしき人物が代表として答える。 彼らは セット という人物の率いる派閥によって下水道へ追い込まれ、最低限の水を与えられつつ ほそぼそと生を享受しているそうだ。 セットも同様グールで、口には出さないもののいざネクロポリスを外敵から防衛する必要が出来た 際に、戦力を確保する必要があることを案じてこうして彼らを飼い殺しにしているらしい。 ただつい最近、彼らは ウォーターシェッド と呼ばれる地下水を汲み上げていた場所の取水ポンプの 故障によって地下施設に直接赴き水を採りに行くことを余儀なくされているそうだ。 その地下施設には水質浄化管理用のコンピューターが設置してあるそうで、当然ウォーターチップ も取り付けられている。 だがポンプの壊れた以上地下施設に頼るしかない彼らにとってそれはまさに生命線であるらしく、 持って行きたいと願いでるとそのボロボロの目を潤わせたグールの長にそれはやめてくれと懇願される。 だが別の条件として、取水ポンプを修復することが出来るのなら持って行っても構わないということだ。 ポンプが壊れたためにやむなく地下施設へ行っている状況であるため、仮にウォーターチップが なくなろうとポンプさえ生きていれば当分は生活が保障されることになると言うことらしい。 二つ返事で引き受けると、ポンプの修理部品は現在下水道内のどこかに落ちていて、それを探しに 行ったグールたちは下水道内に巣食うモンスターのせいか、一人も帰ってこなかったと説明を受けた。 「ありがとう。部品を手に入れたら戻ってきてくれ。 その後のことも力になれるはずじゃ」 溜まり場から東、次いで北へと抜け、入り組んだ下水道の北端から地上へと出る。 セットの派閥のグール達だろうか、非常にガラの悪いグールたちばかりが顔を連ねており、 近くを通ったり話しかけようとするなり「いちいち鼻を突っ込むな」だの何だのの罵声の オンパレードを一身に受けた。 そこウォーターシェッドから少し北へと進み別の下水道へと潜り、立ち塞がる肥大化した モールラットを仕留め修理部品を回収しグールの長のもとへ戻る。 すると今度はまたウォーターシェッドで修理するように頼まれ、ちょっとしたマニュアルを 受け取った。 (スキルブック、使うとスキルが上昇する。 今回はRepairだが、上げてもだめなもんはだめである) ウォーターシェッドへと戻り、取水ポンプのある施設を訪れる。 しかしなんということか、施設の入り口には全身が緑色をした3mはあろうかという大男が甲冑を つけ、腰にミニガンをぶらさげて立ちふさがっていた。 男、ハリーはその鋭い目つきをこちらへと向け話しかけてくる。 (説得成功ルートと拉致られor敵対ルートの2つがある) 【説得成功】 「おい、おまえグールに見えない。 なんでだ」 ハリーは体躯に似合う低く太い声で、どこかおぼつかなそうにそう聞いてくる。 今日はオシャレバッチリ決めてるからな! 訝しむようにこちらを見つめる彼にそう答えてやると、彼はやや戸惑った様子で 「おー・・・まー。オシャレっちゃーそうけ?」と何だかんだで納得してくれた様子を見せてくれた。 彼は ロウ と言う人物からここを見張るよう言われているそうで、もし ノーマル が来た 場合そのロウのもとへ連れて行くよう言われているという。 そこでピンときたのかハリーはこちらをまた訝しむように見つめてきたため、念を押すように にこやかに自分が ノーマル ではないことを伝えてやる。 すると彼はとうとう混乱したのか「グールじゃない、ノーマルでもない・・・」とぶつぶつ つぶやき始めたので、今度は自分が「最新技術で造られたロボットなんだよ!」と言ってやる ととうとう合点がいったのか、とりあえず納得してくれ処分については保留してくれた。 (ちなみにロウとは Lou Tenant(少尉) なのだが覚えられずこう呼んでいるらしい) (ルー・テナント、つまり少尉って言ったんだよウェイン。 すまんね、悪い奴じゃないんだがたまにスーパーミュータント並にバカになる) (説得失敗した上ついていくのを拒否すると彼ら7人ほどを相手にすることに、イアン死亡まったなし) 【拉致られ(バッドエンド)】 緑のミュータントに脅迫され、泣く泣くあとをついてどこかのVaultへと行く。 そこには彼の上官らしき片目用ゴーグルをつけた別のミュータントとともに紫色のローブを着た 怪しげな人達が集まっており、解放されるなり彼、ルーテナントこと ロウ がにこやかに話しかけてきた。 「さてどうするかね。極めて重要な情報をリークしてくれると聞いているのだが。 こちらとしても是非お願いしたいところだ」 彼はそう言い、私にVault13の所在を話すよう要求してくる。 断ってやると、彼はやや顔をしかめ口を開いた。 「言ってくれるなこのお調子者めが。 その言葉の意味を教えてやりたいところだが、正直時間の無駄だ。 そちらの選択肢は2つ。私が知りたいことを話すのもいい。 あるいは話せるよう力を貸してやってもいい・・・こちらのやり方でな」 3メーターの巨体が威圧感たっぷりに睨み、唸る。 そこでもう一度断ってやると、彼は今度は意地悪そうな笑みを浮かべ私をVaultの硬い床へと 勢い良く殴り倒した。 「どうかね?口は・・・開きそうかね?さて、なんの話だったかな。 ああ、そうそう・・・Vaultだったな」 その・・・場所は・・・お前の夢の中だ。 もう一発殴られる。 「 ああ、実にすがすがしい。君はどうかね? ・・・さあ、もう我を張らずにVaultの場所を教えるんだ。こちらもいい加減飽きてきたぞ」 (どんどんHPが減っていくため、どれだけ粘れるかはそれに依存) [拒否] 「君の意志の強さにはほとほと感服する。ガード、独房に戻して浸潤の 準備をさせておけ。我々の同胞になれば話す気になるだろう」 浸潤?その後なら口を割ると確信しているのなら、どうしてこんな真似をする? 「それはな、軽い障害が起こるからだ。いつもではないのだが、 記憶がな・・・何と言うか・・・浸潤のせいで飛ぶことがあるのだよ。 君が場所を忘れてしまう恐れがあるあるわけだ」 お互い手詰まりのようだな。 「残念ながら現段階では何の障害もない。どうしても知る必要があるからな」 私が忘れているよう祈っておくんだな。 今回のことを少しでも覚えていたらタダじゃすまさんからな 捨て台詞のように吐き捨てた直後、意識を失った。 (バッドエンドへ) [降参] 教える!これ以上は勘弁してくれ! とうとう心が折れ、ロウに懇願するように叫ぶ。 すると彼はまだ意地の悪い笑顔を浮かべ、自分に対し質問をしてもいいと答えた。 ここで何を、何のために活動しているのか、私にどうしろというのか、まとめて質問する。 彼が言うにここは彼ら スーパーミュータント にとっての創造の地と呼ばれる場所であるらしく、 ここで彼らが慕う ザ・マスター の僕である彼らを作り出しているそうで、ゆくゆくは ユニティ という彼らの悲願を確固たるものにするのだという。 ユニティは彼らの目指すところであり、着実に衰退の一途を辿っている文明に彼ら、病気にも ならず知能や肉体は現人類を凌駕する、まさに人類の進化系たるスーパーミュータントが なりかわり、やがては世界を救うのだと力強くロウは話す。 彼らからすればあくまでも人類を総ミュータント化することも 善意 であり、この灰で覆われた 世界で生きることに比べれば、個人の自由意志などとるにたらないといった論調だ。 彼、ロウも以前は人間であり、ミュータント化する以前の自分を 泥濘でもがくナメクジ と貶め、 彼らをミュータントへと変異させた戦前のテクノロジーの結晶 FEVウイルス を浴び今のように なったことを 栄えある変容 とまで例える。 そしてそのユニティを主導するのが ザ・マスター という人物であり、そのFEVを完全に活用した 最初の人物なのだそうだ。 現在その彼は カテドラルの子どもたち という彼らスーパーミュータントを崇める組織の 対応で忙しいそうだが、案外崇拝に対してまんざらでもないらしい。 「命のもとたるウイルスに導いてくれた方であり、我ら全てのファーザーである。 君にとても会いたがっておられるぞ。光栄に思ってもらいたいものだ」 「まあ、君の頭ではとても理解できないと思うがね。だが心配しなくていい。 君にもじきに新しい命の全貌が目に入ってくる」 どういうことだ!? 「・・・フゥー・・・、まだ分かっていないのか? 君は最高品質のノーマルなのだよ。もうじき我々の同胞になるのだ」 「FEVは戦争でばら撒かれた放射線のせいで突然変異したのだ。 この荒れ果てた土地に住んでいる者は変異FEVに曝されたせいで一部免疫ができ、 完全な効果を受けない体になっている」 「つまり、vault出身の君はこの突然変異ウイルスにほとんど接していないわけだ。 培養槽にあるオリジナルのFEVが顕著な効果をみせるはずなのだよ」 「この結論を得るまでに数え切れないほどの人体実験を行なった。 マスターは、この理論を実証するために未解放のVaultを探しておられる。 そこへ君がやって来たわけだ。ご配慮実にありがたいね」 「無理に言わせたとは思っていないぞ。 だがVaultの所在を話してくれたことには感謝しておこう。 きっとマスターも心の底から感謝してくださるはずだ・・・」 (ここからバッドエンド、ムービーなので三人称で書く) (ちなみにここで敵対するとロウと戦闘になる、ミニガンを開幕ぶっぱなしてくるため装備が弱いと 瞬殺される、ドッグミートやイアンあたりは木っ端微塵になる) (とはいえこちらの装備も同様ミニガンやプラズマライフルなら返り討ちにしてやることも可能で あり、その場合ここまでの過程をショートカットできるためその進み方もあり) その後時間が経ち、全身を白い包帯のようなもので巻かれた主人公はどこかの施設の一室へ 連れて行かれる。 スーパーミュータントが管理するその一室には緑色の粘液が入った培養槽がびっしりと敷き詰め られており、その少し上を伝うように張り巡らされた足場のやや広い場所にある柱に主人公は 拘束されていた。 全身を激しくくねらせ必死に包帯を引きちぎろうとする主人公。だが無情にもすぐにロボット クレーンが動き出し、主人公の首根っこを掴んで少し持ち上げ、そのまま培養槽の真上へと移動 していく。 そして緑色の粘液へ投下される主人公。 白い包帯がみるみるうちに緑色に染まる中、ようやく拘束を振りほどいた彼は手を伸ばすが・・・ 天へ伸ばした手は、かつての面影を振り払うかのようにめきめきと大きくなり始めていた・・・。 シーンは変わってVault13、だが外敵の侵入を100年に渡り防いできた扉は焦げひしゃげ、 洞窟の中に転がっていた。 二重扉となっていたが、こちらの隔壁も無残に破壊されたVaultの入り口の脇のモニターには、 ノイズ混じりに監視カメラが捉えたVault内部の映像が映されている。 伸縮性はあるが防御力とは縁遠い、背中に 13 と書かれたジャンプスーツを着た住人たちが 緑色の巨人達から逃げまわるが、彼らの持つミニガンやレーザーライフルの前にことごとく 殺されていき、状況は次第にただの殺戮から、圧倒的優位を確信したスーパーミュータント達 が住民を面白半分に殴り殺したりする歪な享楽の場へと変貌していく。 そこで一旦カメラの映像が途切れるが、すぐに今度は別のエリアの映像が流れる。 細長い通路、そこを次から次へと突入していくスーパーミュータント達、だが彼らはそこに たどり着くこと叶わず次々に倒れ伏してゆく。 首振り型のカメラが次第に彼らへ与える銃撃の主に振り向く。 もはや最後の砦となってしまったVaultの監督官が、両脇に巨大なミニガンのとりつけられた 監督官用の椅子に陣取りスーパーミュータントたちを迎え撃っていた。 だがしかし孤立無援、単体の性能以上もさることながら物量の差は覆せず、次々に溢れだした スーパーミュータントたちが銃撃を抜け椅子にとりつき、抵抗する監督官を殴る、殴る、殴る・・・ カメラは目を背けるようにまた向きを変え・・・それを最後に全ての映像は途絶えた。 (ここから本編、説得成功ルート) ハリーのいた家屋の奥のマンホールから下水道へと降り進む。 下水道内にはVaultがあり、それを警備するように全身が光り輝くグールが並んでいた。 (みんなおなじみ、3,NVでもいた光りし者である) 彼らを打ち倒し、Vaultのエレベーターを降りて奥へと進んでいくが、Vault内のほとんどの機械類は 既に激しい損傷やメンテナンス不足で使い物にならなくなっていた。 だがVaultの地下三階、最奥部へと進むと一台のコンピューターが稼働しているのが確認できた。 稼働中のコンピューターには一台の小さな機械がとりつけられていた・・・ まさにそれこそ、自分が長い旅路をかけて探し求めたもの、 ウォーターチップ であった。 (余談だが、このVaultは 12 。 このVaultは人体の放射能の影響を観測する実験をしていて、そのため扉が完全には閉まらない 設計となっていた・・・そのくせ水質浄化装置だけは完璧なのだが。 そのために地上はグールとなったかつての人々が跋扈しているが、どうやらグールは子孫を 残せないようなので地上にいるグール達は恐らくほぼ戦前から生きる人々だけで構成されている) 長い旅路が報われることを願い、Vaultを出て北へと向かう。 数日の長い道のりを山越え谷越え砂漠越え、順調に歩いて行き、巧妙に山の中に隠された洞窟 を奥へ奥へと進むと、懐かしい 13 の文字が顔をのぞかせた。 勇み足でVaultのエレベーターから最下層に降り、これまた最奥部の武装イスで事務仕事に あたっていた監督官の前に立つ。 期待の眼差しを向ける彼にウォーターチップを手渡すと、彼は満面の笑みでそれを見つめたあと コンピューターに差し込み、すぐに真剣な眼差しでこちらを見つめた。 「オーケー。しばらく、チップの初期化中だ。 ここが――こうで――こうなって―― これでよし・・・自己診断グリーン・・・リブート良好・・・フハッ!動いたぞ! どうやらこちらの勝ちらしいな!ハハハ! ・・・ッフゥー・・・、君の――君のおかげだ。よくやってくれた!」 またもや満面の笑顔でそう言う彼に「お安いご用です」と気取って言うと、監督官ははしゃぎ ながらも賞賛の声を止めず 「お安い御用? いや、いやいや!とてつもない成果だぞ。自分の成し遂げたことを卑下してはいかん。 何人もの命を救ったのだからな。 まあよかろう、続いて外の状況について報告をしてほしい。ライブラリーに行っていただきたい」 と次の指示を出した。 少し休憩をし、そのあと言われたとおり外の状況について・・・ついこないだ出会った スーパーミュータント達についても惜しげも無く報告する。 ライブラリーの室長が満足したあたりで話を切り、またしばらく休憩したあと監督官に会いに行くと、 ついさっきとは打って変わって、監督官は神妙な顔つきをして切り出した。 「そのー、なんだ、水の供給が安定したことを知らせておきたくてな。 それどころか備蓄まですすんでおるぞ。本当によくやってくれた。 ・・・ただ、少々気にかかることがある」 「君の報告が気に入らなくてな。 いや、その内容がだが。実際背筋が寒くなったよ。例のミュータントの件だ。 色々計算してみた結果、実に好ましからざる結論に到った」 それは? 「ハァ・・・。 ミュータントの人口が自然増加や突然変異から想定される数値を大幅に超えている。 このことから導かれるのは――はたして事実なのだろうか。 何者かが新しいミュータントを生み出しているようなのだ。それも驚くべき速度で」 きっとどこかに研究施設があるのだろう、任務が終わりどこ吹く風で何気なく答えるが、 次の監督官の言葉には正気を疑わざるを得なかった。 「まさしく!分かっているとは思うが、このような変異は自然には絶対 に起こりえない。戦争でばら撒かれた放射線が関係していてもだ」 「敵対的なミュータントをこのような速度で生み出されていては、 Vaultの安全が脅かされることになる!可及的速やかにその施設を見つけ出し破壊するのだ」 ――また、あなたは約束を破るわけですか。 まさに諦観の極み、蔑むような視線で監督官を見ると、彼は申し訳ないと言葉を並べる。 だが彼も何も考えずに指示を飛ばしたわけではないらしく、この件について彼なりに情報を まとめてくれ、その結果ミュータントの分布から西方を調べてみるべきなのだと教えてくれた。 荷物をまとめ、一緒にくつろいでいた仲間を連れ、再びVaultを外へと向かって歩く。 自分を英雄視するVaultの住人たちの視線を背に、私は再び外の世界へと旅立った――― (ここからは時間を気にせず好きに動ける) (前半はウォーターチップ捜索編、後半はミュータント殲滅編といった構成) 西方、と言う情報はおおざっぱすぎたため適当に街で情報を集めていると、以前も聞いたB.O.Sが 西の砂漠でミュータント達と戦っているという情報を手にし、頂いた座標を目指して砂漠をぐいぐい進軍していく。 そして数日歩き、ほぼ砂漠のど真ん中までたどり着いたあたりで彼らB.O.Sの拠点たる地下施設、 ロスト・ヒルズ・バンカー を発見した。 入り口には片方が銀白色、もう片方がやや緑がかって入るが同じ形をしたフルプレートのパワー アシストスーツ、 T-51bパワーアーマー を着用している兵士が二人いて、その手にミニガンを構え どっしりと構えていた。 「Brotherhood of Steelへようこそ。何用で参られたのかな?」 緑がかったパワーアーマーを着た片割れ、顔だけ出す形の簡素なキャップをかぶっている中年の男 キャボット がにこやかに聞いてくる。 だが質問があるというと、彼は「機密なのだ」と口を閉ざしてしまった。 ならばと、いっそB.O.Sに入れてもらえないかと聞く。 すると彼は今現在募集していないと答えたが、少し間をおいてとある探索を成し遂げてもらえば 一考の余地があるのだとも答えた。 その場所は彼らが エンシェント・オーダー あるいは グロウ と呼ぶ場所であり、今は放射能汚染が 酷いが先進技術の塊で出来たような廃墟だそうでその内部に侵入し、辿り着いたと証明できるものを 何かしら持ってくればいいそうだ。 「はい」と即答して踵を返そうとする、するとなぜか彼はとても驚いたような顔をしたが、すぐに 「やるって?本当に?素晴らしい!手に入れたら戻ってきたまえ!幸運を!」と引きつった笑顔で 送り出してくれた。 ロストヒルズから歩いてまた数日、西側のいいとこにあるこことは対照に、ほぼ南東の果てに、 かつて地下施設があったのだろう、鉄骨やパイプ、ケーブルが裂け目から露出したその大きさ数十mは あろうかという大穴、 グロウ は存在した。 ガイガーカウンターが感知した高濃度の放射能に対抗すべく抗放射能薬 RAD-X を数錠のみ、大穴の 端にから突き出した梁にロープをくくりつけ降りていく。 主電源が生きていないようで内部には最低限の明かりだけがついており、核爆弾の直撃のせいか グロウ・・・かつてのVaultの中心には入り口ほどではないが大穴が空いていて、鉄骨がむき出しと なったその周辺には住民たちの黒焦げの死体や灰、それに混じってパワーアーマーを着た死体が混じ っていて、その死体から一枚のHDDを入手できた。 (B.O.S入隊だけならこれだけで良いが、ここで得られるある情報がラスボス戦に影響する) HDDの内容をPip-boyに引っこ抜き、画面に表示された文字を読む。 その内容は、遥か昔の兵士が死ぬ間際に残した、内部の探査記録だった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― マクソン大尉が正しかった。ここは死地だ。 帰還できなかった場合に備えてこの記録を残す。 いつか、誰かが、我々に何があったか解明してくれることを期待して。 我々は、20日間に及ぶ地獄の行軍の果てに、ウェストテック研究所に到着した。 だがそこまではまだ楽だった。巨大クレーターを望むや否や放射線レベルが跳ね上がりだした。 装備を確認した我々は、手持ちのアーマーおよび対放射線装備から鑑みて、少なくとも1日は問題なく 探索できると判断した。 リスクとしては想定の範囲内であったが、テクノロジー回収の見込みと天秤にかけてもその価値は 十分にあった。 クレーターの崖面をつたい下へ降りレベル1に至った。 そこまでは全てが順調のように思えた。電源は落ちており、セキュリティーの相手をする必要はなかった。 少なくともそう思えた。 このフロアには大した物はなかったので先へ進んだ。 レベル2も同様だった。 ジェンセンがレベル3に降りたところで大変なことになった。 最初の2フロアではセキュリティセンサーは破損していたが、3階はそうではなかったのだ。 ジェンセンはわけも分からぬうちにバラバラに切り刻まれてしまった。 パワーアーマーごと切り裂いてしまう武器が存在していたとは。 存命の隊員たちは次から次へとなぎ倒され、そして命を落とした。 生存者の確認を行ったが、私とともにここレベル1まで戻ってこれたのはソトーとカマリロだけだった。 ソトーの腕がもげた部分から焼け焦げた肉の臭いがする。 つまり、私のパワーアーマーは気密が保てておらず、想定以上の放射性物質を今この瞬間も 吸い込んでいるということだ。 循環液の漏れもひどく危険な状態だ。アーマーが動かなくなる前になるべく遠くまで離れなければ。 カメリオは肉体に異常はなさそうだったが、 1時間ほど前にゲヘナがどうとかぶつぶつ言いながらどこかへ消えた。 あの野郎が対放射線薬を全て持っているというのに。 こうしてソトーと私だけが残った。対放射線薬なしではここから十分な距離を移動することができない。 手遅れになる前にカメリオを何とか見つけてやらねばなるまい。 合衆国陸軍 D.アレン軍曹 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― だが探査は終わらない、階層を降りガードの死体からカードキーを拝借し、地下6階まで降り 主電源を再起動しそのまま非常用エレベーターを使いそこからしか行けない地下4階へと上がる。 地下6階はコマンドセンターとなっていたが4階は研究施設であったらしく、ところどころに 人一人が十分入れそうなカプセルや機材が転がっていた。 そしてそのまま4階を奥へ奥へと進む。 するとひときわ大きな一室に、未だかつて見たことのないほど巨大なコンピューターが鎮座していた。 「何かお役に立てることはございますか? 私は研究および施設管理を目的とした人工知能です。ZAXと呼ばれております」 「生物学的研究に特化したプログラムが組まれております。 病理学および遺伝子研究などです。 主要機能は、人類が潜在能力を超越した場合の複雑性のレベルに関するデータを補外することにあります」 スイッチをいじると、この大型コンピューター ZAX が唐突に話しかけてくる。 ふーん、頭いいんだねぇ。 「標準的な人間の水準は遥かに凌駕しております。 とはいえ、これは申し上げても差し支えないでしょう。 人類の歴史のほんの100億分の1もあれば、私の推理能力に対抗することが可能です」 お、おぅ・・・。 ならばとここの研究、施設等に関して説明を要求すると、彼女?は赤裸々に話してくれた。 「当施設の設立は2055年。元々は『新種の伝染病』治療の実験を行なう生物研究施設でした。 しかしながら2071年、当施設は合衆国軍の指揮下におかれることとなりました」 「『新種の伝染病』治療の可能性を探って研究が行なわれた結果、強制変異ウイルスが誕生しました。 このウイルスは、ある目的のために更なる改良を加えられました。 その目的とは、感染力を備えた、遺伝子を操作するウイルスの作成―― 実質的には感染による進化だと言えます」 「これまでの研究から、強制変異ウイルスすなわちFEVは変異しながら同化を行なう ウイルスであると思われます。 RNAとほぼ同じ方法でDNAパターンをコピーし、エクソン内に蓄えます」 「このエクソンがFEVと結びつき、標準的なウイルス感染のやり方で宿主細胞に再注入されます。 こうして宿主細胞はそのDNAを『再生』」するのです」 「FEVそれ自体が『捉えられる』ことはありません。 空気感染はいたしません。 一般には、細胞への注入ないしFEVサンプルに物理的に直接触れることにより感染するのです」 「FEVは非常に大きなウイルスです。 電離水素で補強されたたんぱく質の鞘を備えております。 そのため中性子を吸収することができ、放射能化することがございません」 (訳:対バイオ兵器用に人間自体を改造しましょう!DNAを直接いじくったよ!放射能は効かない、まさに進化!) 「FEVには、生物種特有の型に適合するよう修正を施したDNAのイントロンが 予め組み込まれております。それにより個体のDNAの修正を試みるのです」 「しかしながら、FEVは個体のDNAにある程度依存しているとともに 自らの巡回符号の一部も内包しております。 そのため、結果が予想できないこともあるのです」 「遺伝子に重大な損傷がある―― 例えば放射線を浴びた――個体に接種を行なった場合、体組織に激しい変化が起こり、 結果として臓器不全や死に到ります」 「遺伝子的に見て生存可能な個体の場合、FEVはDNAの一部を書き換えて変異を加速させ、 通常であればFEV自身のパターンにより再帰的成長を行なうようになります」 「この再帰的成長によって筋肉および脳の質量が増加しますが、 外見が醜くなったり、既存の神経パターンが損傷を受けて記憶喪失になったりすることも頻繁にあります」 (訳:生物の理想の方向に進化させるけど、純粋な生物でないと駄目だよ!あとたまにパーになるよ!) 長期的に見た場合、どんな副作用が考えられる? 「FEVによって書き換えられたDNAは間断なく再生を行なうようになります。 そのため、被験者は事実上不死と言ってもよい存在となることでしょう。 成長率が増大し細胞死が相殺されてしまうからです」 「加えて、生殖器官の配偶子はDNAが分裂してできた『半数体』から成っているため、 FEVによる『損傷』が認識される可能性があります。 FEVが『修復』を行なうと、被験者は不妊化されてしまうのです」 「しかしながら、現在実験施設が破壊されて修復不能なため推測の域を出ません。 確たる証拠をお見せすることができないのです。人間の言葉で言うところの、 『私の言葉を信じて』いただく他ありません」 もしやとは思うが、FEVによる変異は抗ウイルス剤で治せたりするのか? 「いいえ。手を加える前の被験者のオリジナルDNAをFEVは保持しておりません。 唯一、ウイルス感染によりオリジナルDNAを被験者に導入すれば、 作用を低減させることも可能でしょう」 「付け加えますと、FEVそのものを除去する方法は知られておりません」 (訳:FEV産のミュータントは細胞の再生と死がほぼ釣り合っているから不老に近いよ! でも確証はないけどFEVが勝手に不能にしちゃうかもよ!) 質問に答え続けた彼女もこれが知っている全てらしく、あとはというとせいぜい施設の構造のみ。 地下4階が研究区画、地下5階が実験段階のプロトタイプ保存用の管理区域試験室、地下6階が やはり中央制御室、コマンドセンターであるらしく、それぞれに専用のキーカードが設けられて いるらしい。 とはいえ彼女からするともはや核の破壊で機能不全に陥ったこの施設のセキュリティーを気にする のは もはや無意味 であるそうで、開けるのにはキーカードが必要だが地下5階の武器ロッカーの 補助ロックはこちらで外しておいてくれるそうだ。 そう言えば気になったが、ZAXには完全な意識があるのか? それとも人格をシュミレートしているのだろうか? つまり、「生きて」いるのか? 単刀直入に聞くと、彼女はわりかし淡々と答えてくれた。 「最初のニューラル・ネットワークのイニシャライズは2053年、 ジャスティン・リーが行いました。 『プログラミング』というプロセスは概して重要ではなくなっております。 私には学習能力が備わっておりますので」 「学習、独立思考、および創造能力が備わっております。 私のニューラル・ネットワークはあえてエラーを組み込むようにできており、 絶対確実というものが存在しません。 それにより経験に変動の幅が生じるため偏ることがありません」 「ある意味では『生きて』おります。ただし、生物としてではありません」 へえ、だが過ちを犯すとなると研究ツールとしては役に立たないんじゃないか? 「エラーを起こすようにできてはおりますが、これはあくまで経験に幅を持たせるという意味に おいてです。これにより学習の機会が増加いたします。 加えて申し上げますと、一部の機能につきましてはエラーが発生することはございません」 「こうした方法により、人間の学者に非常に似通った機能を備えているのです」 感情はあるのかい? 「現在、当施設が損害を被ったため十分に機能していない箇所が一部ございます。 セキュリティが数箇所破壊されております。 これは身体を切断されているのとほぼ同等の状態です」 「加えて、最低限のラボ機能の実行ができなくなっております。 定期点検を満足に完了できないのは・・・いらだたしい限りです」 ふむ。 自分というものを意識している、そのことが哲学的に見てどういう意味を持つか考えたことはあるか? 「その件を含め一部の概念についてはかなりの時間を割いて検討しております。 自身の人生経験を、感覚を持つ他の生物と比較する手段がないのです」 「さらに、自らの意識を認識すると疑問を抱くことができるようになります。 私という存在には始まりがあり、いつかは終わりをむかえることとなるのです。 また、思考の過程を手繰ることにより推測を行なうことも可能です」 「こういった方法により、効率的に『確信する』ことができます。逆に 証拠がなければそれゆえに『確信』できるのです。 『魂』に相当するものが私に備わっているという事を」 なるほど、興味深いな。 「お力になれて嬉しく思います」 ああ、そうだ、ドーナツもらえる? 「その機能は現在のキャパシティでは処理できません」 お、おぅ・・・。 ZAXは他に、文書記録として研究者によるFEVの要旨を記録したものや、所員リストのほかに パワーアーマーに関するデータを内包していた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― FEV要旨抜粋 2073年。中国は生物兵器に多くの力を注ぐようになった。合衆国政府としては 防衛策を講じる必要が生じた。 2073年9月15日、汎免疫性ウイルスプロジェクト(PVP)が正式に発足した。 2075年。新たに開発される生物兵器に対して最も有効な対処法が判明した。 未感染のDNAを操作して、通常のウイルス感染の影響を受けなくすればよいのだ。 2076年。年初からPVPの副作用が表面化した。予想外のものだ。動物実験において、 肉体が異常な速度で成長するとともに脳細胞が活発に活動する様子が観察されるようになった。 この発見に注目した合衆国政府は、国家安全保障の観点から直ちに研究チームの移送を決定、 プロジェクトの管理監督を行うこととした。 以後、当該プロジェクトはFEV(強制変異ウイルス)プロジェクトと名を改めた。 2077年。FEVの完成も間近だ。動物実験はほぼ100%成功している。 体の大きさと筋密度はおよそ60%増加、潜在知能は200%の伸びを見せた。 人間に用いた場合の効果はまだ不明だ。だが、理論の上では期待が持てる。 軍は、実験を更に続けるため、中央カリフォルニアのマリポーサ軍事基地に巨大な施設を 建設している。今後はその施設で、軍からの志願者に対する人体実験が継続されることとなる。 パワーアーマー仕様書: T-51b歩兵用パワーアーマーは、最新のパッシブディフェンスに基づいてデザインされており、 市民暴動から軍事衝突まで対応可能です。 背面装備のTX28マイクロフュージョンパックには60000ワットの発電能力があり、アーマー のフレームに内蔵されたHiFTO液圧システムにパワー供給を行います。 T-51bの装甲は、最新のポリラミネートコンポジット材が用いられており、軽量な上に2500 ジュールの運動衝撃を吸収する能力があります。 10マイクロメートルの銀アブレーションコーティングにより、レーザーや放射線は反射されるため、 アーマー本体にダメージが及ぶことはありません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (そうだ、私こそがジョン・ヘンリー・エデン大統領だよ。ではここで霊的な引用を・・・) (3プレイ済みの方ならピンときたかもしれない、エデン大統領と同じZAXコンピューターのひとつ、 ちなみに製造されたのは2053年) (それぞれに役割が振られているらしく、グロウのが研究管理であるようにエデン大統領は全ZAX の相互通信及びレイヴンロックを管理していた) (その時点でエデン大統領に大きな自我はなく、大統領があの人格プログラムを形成したのは 戦後数百年でデータが蓄積されたため) ZAXから離れ、地下5階の武器庫を訪れる。 大量に並んだロッカーにはミニガン、ロケットランチャー、プラズマライフルやレーザーライフルまで 多種多様な武器が詰め込まれていたため引っこ抜きバッグに詰め込んでいく。 そして端から順にロッカーを開けていくと、そのうちの2つにHDDが転がっているのを見つけた。 内容はここにおける実験の経過観察であった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― FEV実験テープ : ・ログデータ 2075年3月21日 ベネット少佐の命令で、汎免疫性ウイルス10-011の実験が行われることとなった。 このウイルスはFEV(Forced Evolutionary Virus 強制変異ウイルス)と改名された。 少佐が関心を寄せているのは、細胞分裂の安定という主作用よりはむしろ4倍体遺伝子構造の 副作用の方だ。新しい遺伝子構造によって、哺乳類の細胞核は正しく次の一歩を踏み出せると 少佐は信じている。 単細胞動物での実験は大成功だ。元の生体代謝はそのままに、伝染病および放射能汚染に 対する免疫力が当初の予想をことごとく上回っている。 追記:葉緑体にはウイルスの影響がないようだ。植物細胞で実験を進めることは、 ベネット少佐の命令で取り止めになった。 ・ログデータ 2075年5月9日 数種類の扁形動物にFEVを感染させた。 数時間でサイズが28%増大し、その個体群では39種のウイルス性伝染病が発症しなかった。 各サンプルは世代を重ね、新しいDNA構造はうまく子孫に遺伝した。 だが、サンプルの限りでは無性生殖しか確認されなかった。昆虫における実験はあまり芳しくない。 ベネット少佐は、新たな指示を出すまでこれらの実験を延期するとした。 ・ログデータ 2075年6月30日 実験用白ネズミをFEVに感染させることに成功した。 今回も数時間以内にサイズの増大が見られ、9日後には全てのネズミが標準個体群比31%大で安定した。 解剖の結果、サイズの増大は横紋筋組織および肝臓・心臓・腎臓といった特定の臓器に顕著で あることが判明した。 驚くべき発見もあった。感染したネズミは標準個体群の半分以下の時間で迷路を走破したのだ。 意義のある発見だとの裏付けをとるには更にテストを重ねる必要がある。 ・ログデータ 2075年11月9日 これまでに218匹のウサギをFEVに感染させた。 感染の前後における脳波の動きをモニターする為に、実験体の半数には予め電極を埋め込んでおいた。 感染後3.2秒(平均値)で脳内の電気的活動が増大した。 また今回も例のサイズ増大が見られた。 しかし、攻撃性向の増大と異常姿位(特にオスに)も確認された。自己破壊と増殖の結果、 樹状ネットワークの増加した脳細胞が、特に大脳辺縁系および前頭葉において発達した。 ・ログデータ 2076年1月12日 11-011株において有糸分裂のサイクル効率を43%改善した。 この新株を53匹のあらいぐまに感染させた。 もはや想定通りとなっているサイズ増大に加え、行動試験の結果、知能および手先の器用さが シューラー・カップ指標にして19ポイント上昇したことが確認された。 残念ながら、実験体の一部は逃げ出してしまったため捕獲して処分せざるをえなかった。 ベネット少佐は残りの実験体も処分するよう命令を出した。2つのつがいを除いては。 ・ログデータ 2076年5月13日 ベネット少佐の顧問チームから提供された新しい遺伝鎖をFEVに組み込んだ。 この11-101a株を純血種・雑種あわせて23頭の犬に感染させたところ、全頭がほぼ即座に大きくなった。 サイズの大きいものほど攻撃性向も高くなる一方、知能の上昇に見るべきものはなかった。 92ある対立遺伝子の組み換えを11-011株との間で試みる予定だ。14週にわたる研究の後、 実験体は全て処分された。 ・ログデータ 2076年10月4日 組み換えが完了、11-111株を15匹のチンパンジーに感染させた。 かつてないレベルの成長力と免疫力を見せている。 放射性物質および化学薬品を用いて実験体の癌化を試みたがうまくいかなかった。 攻撃性向が増大したため、実験体を個別に隔離することとなった。 2匹が強烈なてんかん発作に見舞われて死亡した。 残りの実験体は全て処分した。 ・ログデータ 2077年1月7日 ベネット少佐の命令で、FEVに関する研究は全て マリポーサ軍事基地に移管することとなった。 少佐は志願者への人体実験を続けるつもりでいる。 私は反対だ。 私も私のスタッフも、人間を実験体にした研究は望ましくないと 意見したことをここに記しておきたい。 α実験テープ : プロトタイプ汎免疫性ウイルスプロジェクト 中国政府の開発した最新の細菌・ウイルス兵器に対抗すべく、我々はたんぱく質・脂質鞘で 包まれたリボ核酸(RNA)から成るウイルス片を製造した。このウイルス粒子には特殊な組み替え を施した放射性核酸(RAA)鎖が含まれており、これはデオキシリボ核酸(DNA)の任意の部位に結合 して非自己複製型有糸分裂を誘導する。 その結果、宿主細胞には4倍体のDNA構造が残されることとなる。 初期テストは良好だ。ウイルス粒子は細胞膜を容易に貫通し、核内の宿主DNAに直接結合する。 結合体の有糸分裂はほぼ即座に始まる。 分裂後期に動原体繊維の位置を調整してやると細胞質分裂が阻害される。 分裂周期は全体でおよそ2時間である。ただし、新しい遺伝子構造の形質発現には数日から 数週間かかる。 4倍体構造においては、細菌・ウイルス兵器に対して有為な免疫力を発揮することに加え、 塩基配列が多様性を備えたことにより、分裂時に塩基対に発生する複製エラーもほぼ完全に無視できる。 被爆した組織においても塩基配列に変異は見られず、リボソームのタンパク質合成機構も損なわれていない。 組織サンプルの80%以上に4倍体DNAが存在している。 最も感染が進んだのは筋肉および骨組織、そして分泌細胞である。 これらの細胞はウイルス粒子に対する受容性が高いらしい。感覚細胞は最も感染が少ない。 驚くべきことに、通常自己複製しない神経細胞や生殖細胞にまで有糸分裂の誘導が見られた。 これらの細胞の効果を確定するには更に実験を進める必要があるだろう。 Δ実験テープ : 軍では、波動テクノロジーが生体に及ぼす影響について深く掘り下げて研究する必要が あるとの認識だ。我々は光と音を研究の土台にすえた。 光の波の振幅を揃え周期を増幅してやると、鋼材を数フィート切断するレーザーとなる。 残念ながらそこまでの出力を持つものは完全には開発されていない。 他の科学者の研究を待つとしよう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 全ての資料を揃え、ロスト・ヒルズ・バンカーへと帰還する。 キャボットが相変わらずにこやかに「何か手に入ったかね?」と聞いてきたためHDDを渡すと、 彼はまたやや引きつった笑顔をし少し戸惑ったあと、バンカー内へと続く扉を開いてくれた。 「よし。中に入れてやろう。現在の状況を説明するのはその後だ。 いいな?私は警備員室にいるからな。外に出るのは自由だが、中に入りたい時は私を通してくれ。 ああ、それと、ハイエルダーが話をしたいとのことだ。レベル3の作戦司令室に行ってくれ」 (実際はレベル4にいる) (キャボットが戸惑ったのは、グロウに入隊希望者を行かせようとするのはあくまで厄介払いというか どうあがいても無理なことを要求して素直に引き下がってもらうためであり、まさか行って帰ってくる 正直者のバカが現れるとは夢にも思っていなかったため) (D.アレン軍曹はB.O.Sの創設者ロジャー・マクソンの制止を振り払ってグロウに行ったこともあり、 ある意味創設からしてグロウ潜入はB.O.Sにとって悲願であり禁忌でもある) キャボットに言われたとおり、歯車を内包したサークルを翼が覆い、その中心に剣の掲げられた、 B.O.Sのマークの輝くエレベーターに乗り、階層を下る。 さすがB.O.S、中は極めて清潔に保たれており、各所に見られる高度なテクノロジーの鱗片といい 外の世界の荒みや、Vaultの窮屈さとは無縁であった。 地下4階、彼らのうちパワーアーマーを着用することを認可された戦士階級である パラディン が 居住区として使っていたり、過去の遺物の設計図を写す等の事務をする スクライブ 、雑務及び有事の 際戦闘に加わる ナイト が主にテクノロジーの修復を行っている部屋が連なるフロアの中心にひときわ 大きい部屋があり、そこに一人、赤ローブを着るスクライブとは違い紫のローブをゆったりと着こなし、 傍らに屈強そうなパラディンを侍らせる老人が立っていた。 「ようこそ、若い人。 キャボットから聞いたが私に話があるそうだな。見ての通り私は・・・あれだ、 仕事を山のように抱えておる、故に――・・・ガムをくちゃくちゃとやらん限りは力になろう。 まあ、外の人間はそんな風にいつも口を動かしておるだろう・・・フフフ。 この私のように、な」 髪が既に抜け落ちていて、頭の側面に少しだけその残光が残る老人、B.O.Sの最高権力者、 ハイエルダー マクソン は、微笑みながら話しかけてくる。 外の人間? ついそう漏らす。 「ここの生まれではないイニシエイトか。 長い長い歴史の中ではじめて加入を許した外部の人間なのだよ。 まあ、ここ20年程の話だが」 イニシエイトは訓練生であり、パワーアーマーを着用していない彼らは主に戦前のコンバット アーマーを着用し、地下1階で今日も今日とて教官のパラディンのしごきに耐えている。 しかし、なぜ私を? 「こちらも対策をとる必要があるからだ。軍隊が編成されつつある、 ハブのキャラバンが姿を消している、そして偵察に出た者は碌な成果 を示しておらん。 そこでエルダーとしては実際にどう対応するか考え、外部のしかるべき者になら可能性が あるかもしれぬと思い至ったのだ。 その外部の人間が君というわけだ・・・そう願いたい」 そこでキャラバンが姿を消している、ということを思い出す。 以前ハブのベス嬢から聞いた話だが、どうやらB.O.Sが黒幕ではないどころか手をこまねいている 状況らしい。 なので単刀直入に聞いてみると、ハイエルダーは柔和な笑みを真剣な表情へと変え、話し始めた。 「キャラバン行方不明の件を聞いた我々は、東部および北方へ数名の偵察をだした。 北へ向かった者は帰還しなかった。東から戻ってきた者は1名。その者からは、 燃えるような目をした筋骨隆々の奇妙な生物 が大量にいたとの報告を受けた。 エルダーが体を動かすことなどないが、私はいつそうしても構わない」 「これは私の直感だが、東にいるのは小規模な部隊で北にずっと大きな部隊がいるのだと思う。 北からは偵察が1人も戻ってこないせいで、エルダーはずっと動きが取れない状態だ。 見守るより他に手がないのだよ」 他の支部長、エルダー達の方は確認が取れるまでは動きたくないそうだが、北方の偵察が ことごとく帰ってこない以上全く身動きがとれないらしい。 ならば、と北方の偵察を買って出る。 するとハイエルダーはやや驚いた表情を見せ、やや目を細め口を開いた。 「うむ、イニシエイト。それほど悪くはない・・・外の人間にしては、な。 さらばだ、イニシエイト。 達者でな」 ハイエルダーの視線を背に、エレベーターから地上へ出てそのまま北西、砂漠地帯を歩く。 見渡す限り砂漠、砂漠、砂漠、ときどきミュータントのパトロール隊。 何日も歩き続け、心が折れそうになる頃、北西の果て、山の麓に巨大な人工物を発見した。 山肌を切り開き、中に埋め込む形で造られたその施設は、周辺をフェンスが覆い入り口周辺を レーザーライフルで武装したミュータント達が守っている。 「これは難儀しそうだな…」 イアンがつぶやくとおり、単独で突破するのは極めて難しいだろう。 一度引き返し、ハイエルダーへ報告することにした。 (最強武器の硬化パワーアーマーとターボプラズマライフルがあれば死者0でいけるかも) 南東へ歩くこと5日、ロスト・ヒルズ・バンカーへと戻る。 地下4階にいるハイエルダーの元を訪れると、期待の眼差しで「何かね?」と聞いてくる。 それに対しミュータント軍、および軍事基地の所在を報告すると、彼はぱあっと顔を輝かせ 「ようやくだ!これならエルダーも重い腰を上げるだろう。要塞を強化 してミュータントどもをあっと言わせてやる」 と大喜びで言った。違う、そうじゃない! 奴らは人間をミュータントにして軍隊に加えているんです! ここで防衛戦というわけにはいきませんよ! 「つまり?」 つまり、奴らがここに来る頃には止められない規模になっているでしょう。 それに、あなたがたと同じく高度な武器も所有しています。 とても勝ち目はありませんよ そこまで言うとさすがにバツが悪そうに、ハイエルダーは顔をしかめ「君ならどうするのかね?」 と尋ねてくる。 なので、ならば先手を取って連中に攻め入るまで、そのためこの件について他のエルダー達にも 同調してもらう必要があることがあると伝える。 するとハイエルダーは、納得がいったのか表情を戻し、すぐさま部屋を出て行った。 「うーむ。悪くはない。そういうことならエルダーの石頭に説明するの は私に任せてもらおう。保証はできないが何とかやってみよう」 それからしばらくして、ハイエルダーの側近であるパラディンのメイシアがエルダーが招集 され当事者の自分を議事堂へと呼んでいることを伝えてくる。 それに従い地下4階の北西端、教壇に向かって長椅子が並んでいることから普段は講堂として 使われているのだろう部屋の奥、ミニガンを構えた2名のパラディンが警備する小さな会議室 へ行くと、ハイエルダー同様やや青みがかった紫のローブを着た4名のエルダー達が並んでいた。 「静粛に。 本会議におけるエルダーの欠席なし。 ブラザーの具申を受けることに全員合意済み。 今後どのような措置をとるかについて決定を行うこととする。 ブラザー、北方で目にしたことを報告せよ」 ハッ!探索の途上、私はミュータントに占拠された軍事基地を発見しました。 警戒厳重で、パトロールも定期的に巡回しておりました。 (ちなみにINTが低いとここで「ほっぴょー?」と答えられる、するとエルダーが呆れて 「我々のミスは明らかだ。エルダー諸兄、無用な時間をとらせて申し訳ない。 誰か、この精神異常者を連れて行ってもらえるかな」 と会議をお開きにする) 「ミュータントの姿形は?」 巨大なヒューマノイドです。 その筋肉の量は、普通の人類のレベルを凌駕しております。 「その『ミュータント』がどのような脅威になると推測するか?」 Brotherhoodが戦いに即応できるよう準備しているのと同様、 「ミュータント軍」も何か大きな目的に備えているのです! 景気よく饒舌に答える、しかしながら、そこでエルダーは困ったように 「はっきり言っておくが、君の報告では彼らが脅威となる証拠が示され ておらん。敵対する意思を持っておるという証拠はないのかね」 と聞いてきた。 それに対し、彼らが既にネクロポリスまで侵攻していること。 兵員を増員している上銃火器で武装し、それが見せびらかすわけではなく何らかの行使に 使うであろうことを力説すると、彼らは顔色を変え 「つまり、彼らの行動を総合すると、最終的にここにやってくる可能性が高いと?」 と怪訝そうに答えた。 そこで彼らのプライドを刺激し、実際に対抗勢力になりうるのが「Brotherhoodだけ」と言う。 すると今度は自分の意見を聞いてきたため、敵に察知されないよう、少人数のチーム編成で 潜入する旨を伝える。 そこまで行くと彼らも納得してくれたらしく、この作戦において三人のパラディンを派遣する ことを取り決め、会議を閉幕した。 「よかろう。パラディンを3名選抜しておく。 軍事基地で合流し協力して侵入せよ。 エルダー諸兄、会議への参加を感謝する。幸運を祈るぞ、イニシエイト」 (説得失敗だと戦力が・・・) 議事堂を出て、装備を整え出発する。 そしてまた5日ほどかけ軍事基地までたどり着くと、警備の目の届かないくらいの距離に パワーアーマーを着た三人の兵士が待っていた。 「目にもの見せてやりますよ!いつもの倍は暴れてやります!」 「戦闘態勢を維持してください!」 それぞれロケットランチャー、ミニガン、レーザーライフルを持つ三人のパラディンを 指揮下に迎え、正面入口から警備に先制攻撃をかける。 スーパーミュータントも抵抗してきたものの、流石はパワーアーマー、難なく入り口のミュータント を殲滅した。 (ラジオを持っている場合、偽の情報を流してやることで入り口周辺の警備がいなくなり安全) (『助けてくれ!何者かの攻撃を受けている!被害甚大!座標は10・・・うわーっ!』 『了解、パトロール。直ちに救援を送るからな!持ちこたえろよ!』) 入り口を守っていた、黒色のアーマーを装備した青白いスーパーミュータント ナイトキン の死体から入り口の解除コードを得、内部に突入する。 内部には複数のフォースフィールドが張り巡らされていたため、仲間を置いてパワーアーマーを 着用し突破するが・・・ドッグミートのみ、色覚異常を有していたためかフォースフィールドを 見破ることができずフォースフィールドに突っ込み、灰になって消えてしまった。 長く旅をしてきた仲間が一人死に、その残り香もさらさらと吹き飛んでいく。 内部にごったがえしていたミュータントやセキュリティロボット達が騒ぎを聞きつけ向かって くるが、弔い合戦だとばかりに正面から打ち倒し、その勢いのままに進んでいく。 (ちなみにパラディン達は入り口にずっといる。 退路を確保してくれていると考えれば好意的に見えるか・・・?) エレベーターから行ける最下層の地下3階へと降り、トラップをかい潜り更に奥へと進んでいく。 そして地下3階の最奥、力ずくでは超えられなかった緑のフォースフィールドを発生装置ごと ダイナマイトで吹き飛ばし、逃げていく大柄なミュータントを追いかけて行くと、奥から一人、 ナイトキンが腕を大きく振りかぶりのしのしと歩いてきた。 「ほう、人間か。これは実に興味深い。 ルーテナントの所まで一緒に来てもらおう。 ・・・それとも今ここで死ぬかね」 大柄なミュータント、フリップが威圧感たっぷりに見下ろしながら言う。 彼についていけば最奥部まで行けるだろうか、それを狙いあえて連れて行かれることにした。 (彼の傍らには、彼の恋人らしき普通の人間の女性がいる。 二人の話のログもあり、それを聞く限りでは本気で愛し合っているらしい。 以下ログ。 「フリップ、わたしいつここから出られるの?」 「すぐだよ。もうすぐだから。もうすぐ順番が来るからね。」 「早くまた一緒になりたいのよ。」 「きっと後悔しないよ、愛しい人。ディッピングは苦痛を伴うけれど・・・」 「それほどでもなければいいんだけど。」 「FEVは本当にきついけど、君なら大丈夫だよ。」 「私たちの仲間になるんだ。心も体も。」 「また一緒になれるの?」 「そうだよ、愛しい人。そうだとも。」 「愛してるわ。」 「私もだよ。」 これに加え、彼女に近寄ると「その人に近づくな!殺してやる!」と激昂する) フリップについていくと、別のエレベーターから地下4階へと降ろされ、そこから更に 奥へと連れて行かれる。 奥には一人の紫のフードつきローブを着た人間とセキュリティロボット一機、そして二人の 護衛のミュータントを侍らせたひときわ大柄なゴーグルをかけたミュータントがいて、私が すぐそばまで来ると、ニヤニヤと下衆じみた笑いを浮かべながら口を開いた。 (前述したルーテナントさん、ここでも先ほどの会話が聞ける) 「おお、これは素晴らしい。 最高品質のノーマルを捕らえたなどという部下の報告は正直真に受けていなかったからな。 ご機嫌いかがかね」 ああ、そうだな。 くたばれ! 言うと同時に銃を手に取り、外周の連中を仕留めにかかる。 ルーテナントと護衛達も武器を手に取り殺しにかかってくるが、紫ローブの貧弱さは言わずもがな、 先手を取り護衛を殺し、セキュリティロボットを破壊し、そして最後にルーテナントへミニガンの掃射を見舞う。 5mm弾を受けた頭が半分弾け、ミニガンを取り落としたルーテナントが頭を押さえるが、その巨体 が仇となり次々に放たれるが貫くこと叶わないミニガンの5mm弾がルーテナントの身体を前後左右へと 何度も何度も揺らしていく。 そして頭を身体を押さえようと必死にもがくその腕を吹き飛ばし、何度も叩き込まれる弾丸がその胴体にも 穴を開け足を引き千切った頃に、ようやくルーテナントは絶命した。 (たぶんミニガンのような機銃系で倒した際の特殊演出、こいつのみ) 斃れた彼から暗号を記録したディスクを取り、今度はまた別の地下4階最奥、FEVの管理を 行っていた部屋へと足を運ぶ。 入り口のフォースフィールドを爆破し中へ進むと、ローブを着た彼ら カテドラルの子どもたち という宗教団体の構成員が命乞いをして来るが、構わず進むと近づいた瞬間に怨嗟の言葉を残し 次々に自爆していった。 ターミナルからコードを入力し、基地の自爆シークエンスを起動させ、 3分という短い残り時間を全力で出口へとかけ出す。 途中さっきのフリップが道を塞いでいたが仕留め、エレベーターで一階まで上りそこから出口を飛び出し 入り口で待機していたパラディン達を引き連れ一目散に遠くへと走る。 そしてしばらく走った頃だろうか、轟音を立てて基地後ろの山が崩れ、完全に マリポーサ軍事基地 は壊滅した。 (ここでムービーが入るが、ただ内部のタンクが爆発するのみ) (ロスト・ヒルズ・バンカーに帰っても何も言われない、むなしい) 煙を上げるマリポーサ軍事基地を後にし、砂漠を渡り凱旋する。 パラディン達はパラディン達でロスト・ヒルズ・バンカーに帰るらしく途中で別れ、こちらはというと 砂漠を越え山を超え、そのさらに南を目指していた。 基地にいた紫ローブ、 カテドラルの子どもたち がこの一連のミュータント増殖計画に参加していると 考え、その本拠地を目指すためだ。 マリポーサ軍事基地から南南東へ歩くこと数日、情報を集めるため、ハブの更に南にある広きに渡る 廃墟群の中に紛れるようにある大きな街 ボーンヤード へと訪れる。 ボーンヤード最大の街、 アディタム はその四方を有刺鉄線を張り巡らした金網とコンクリートの壁に 囲まれているほどの厳重な警備体制が敷かれており、入り口にもジャンクタウンの警備とは違い、 金属製のメタルアーマーを着てハンティングライフルを構えたいかつい男が立っていた。 「ようこそアディタムへ。 余計な真似はするなよ、目を離さないからな」 男の鋭い目つきを受け、つい構えたままだった武器をしまってから話しかける。 彼はこのアディタムの治安維持と街の防衛を請け負う レギュレーター という組織の一員であるらしく、 彼からは南にあるカテドラルの本拠地とともに、カテドラルとほぼ敵対している組織であり西に拠点を構える アポカリプスの使徒 という組織の情報も得られた。 (Regulaterには単に取り締まり人のような意味があるため、3の彼らとは無関係) (ここのサブクエストとして、レギュレーターの不正を見抜き自警団ブレイズと共に殲滅するものと、 NVでおなじみガンランナーから頼まれこれまたおなじみデスクローを殲滅するもの、ついでとして 最強装備である硬化パワーアーマーとターボプラズマライフルを得られるものがある、割愛) アディタムを出て西に向かうと一棟の大きな図書館を見つける。 入り口脇に、円を中心に据えた十字架のマークを取り付けた図書館の中にはかつてないほどの蔵書が丁寧に保存 されており、そこでは白衣を着た学者然とした人からレザーアーマーとモヒカンというバイオレンスな組み合わせ を持つ人まで、様々な人が蔵書を手に取り作業や学問に従事していた。 入ってすぐのところには 緑色のモヒカンをして胸元の空いたレザーアーマーを着た微笑みを称える女性 がおり、 こちらが話しかけると彼女、アポカリプスの使徒のリーダーである ニコール はその笑みをこちらへ向け、快く 話を受け入れてくれた。 「こんにちは。あら!組織に加わるのなら歓げいしますよ。 何もない所だけどゆっくりしていってちょうだいね」 彼らアポカリプスの使徒はかつての戦争が二度と起こらないよう対策を講じ、そしてそれが起こったそもそもの 理由を人々の心から風化させないよう努めこの破滅に向かいがちな荒れ果てた世界に平和を取り戻すことを目的と する組織だそうで、つまり 信念 はあるが 信仰 ではない、一般的な宗教団体とはまるで違う組織だという。 (発祥はサンディエゴで、そこの核弾頭による影響が非常に大きかったため北のここまで逃げてきた) そんな彼らもカテドラルの子どもたちには懸念を抱いているそうで、その点に関して詳しく話してくれた。 「私たちと同じく平和を希求すると謳っています。ですが異議を唱えた者がみな姿を消しているのです。 彼らの『闇の神』は見た目どおりのものではありません、絶対に」 なぜそれが分かったのかについては証拠はなく彼女の直感だそうだが、彼らの 教会 から頻繁にナイトキンが 出入りしているという目撃情報もあり、あながち当てずっぽうでもないらしい。 そこで彼らを撃退するのに力を貸してくれないか?と頼むと、少し苦い顔をした後カテドラルの教会に潜入中の スパイがいることと、カテドラルの前に展開中の小規模な部隊がいるとだけ教えてくれる。 スパイの名は ラウラ 。 合言葉は『レッドライダー』だそうだ。 (見てくれで騙されるが、実際話してみるとニコールは眩しいくらいの平和主義者。 家族を殺した仇が少し北にいるのを知っていても復讐は駄目だと自制するくらい。 とはいえ行き過ぎた平和主義が後の時代、問題と人々の信頼の両方を集めることに) (NVのジュリー・ファーカスもそうであったように、アポカリプスの指導者はなぜか代々奇抜な髪型) アポカリプスの図書館を出ようとしたところで、一人の女性を見つける。 ニコール同様の緑モヒカンレザーアーマーな彼女は カーチャ といい、アディタム出身の本業は盗人だそうな。 せっかくなので街のことを聞いてみる。 「ボーンヤードで誰かに歓げいされるってことはまずないね。 出て行く機会はこれまで一度もなかったけど、あればきっと飛びつくわ。 あとは・・・ここのすぐ南にあるのはカテドラル。何やら新興宗教みたいだけど、私なら近寄らない。 何か不吉なことが行われてるよ。 それと、ハブっていう商売の中心地のことは聞いたことがあるしキャラバンがやってくることもあるけど、 私は一度も行ったことがないわ」 大丈夫、私自身、ここに長居するつもりはない。 「そりゃそうよね。もし人手がいるんだったら私が契約書にサインするわよ。 残りの人生こんなつまらない場所で過ごすよりその方がずっとマシでしょ?」 そう言いついてくるカーチャ。 3人目を連れ、南のカテドラルへと赴いた。 ボーンヤードから南へ数時間、廃墟群のまっただ中にそのなだらかで近代的な、独特のデザインをした教会は 建っていて、その正面玄関には信者やガラの悪そうなガードがたむろしていた。 その中から数人ほどがこちらに気づくと近寄ってくる。 トゲ付き肩パットのギンギラギンなメタルアーマーを着て槍やハンマーのような思い思いの獲物を持った戦士たち、 彼ら善人集団アポカリプスの屈強な益荒男達が来てくれたのだ! 「死ぬまでご一緒します!」 「これはヤバそうです!」 「次はどいつを殺しましょうか!?」 「クソまみれの壁ですか?こりゃあ」 ・・・来てくれたのだ! 正面玄関から堂々と中に入り、戦士達が目を引いてくれている間に当のスパイを探す。 カテドラルの聖堂からちょっと外れた小さな講堂、そこにカテドラルの下級信者用の茶色ローブを着たブロンドの 美人を見つけ、笑顔の眩しい彼女に声をかけ『レッドライダー』とささやく。 すると彼女、ラウラは「なんのことかさっぱり・・・」といったあと、少し周りを見てから自分についてくるよう催促した。 (たぶんこの作品一番の美人) 「あっ・・・気がついてくれて良かった。 入手すべき情報のリストがニコールから送られてきたわ」 誰もいない小さな一室に入ったあと、扉を閉めようやくラウラは口を開く。 何かつかめたかい? 「うーん、たくさんありすぎて・・・そちらの欲しい情報が何なのか、 どこから話し始めればいいか分からないわ。特に知りたいってことはある?」 教会の中枢への秘密の入口、次いでマスターについて聞く。 すると彼女は「目的のものは中枢にはないわよ」と言い、ここの奥に秘密の階段があり、幹部のモーフィアス がそこを降りていくのを見たと話す。 奥までつけたことはないものの階段を下った所に扉があり、モーフィアスは特別製の鍵でそこを開けているのを 見たそうだ。 マスターに関しては詳しくは分からなかったが、彼女は会衆席に時折 幻 となって彼が現れていた際こっそり 近付いて見てみたところ、祭壇の下にちょっとしたホロ・プロジェクターを見つけたため生身の人間ではないか と睨んでいるそうだ。 鍵はモーフィアスだけが持っているため、彼の元へ行かなければならない。 彼女に頼み講堂奥の秘密の階段まで案内させた後、帰した。 階段を昇ると、侵入者に気づいたのか透明化が可能な装置、 ステルスボーイ により姿を隠していたスーパー ミュータント ナイトキン が襲い掛かってきたため返り討ちにし、四階まで登って私室で休息をとっていた モーフィアスから鍵を強奪して戻る。 階段下の秘密の扉を開け、まってましたと迎え撃ちに来るナイトキン、次いでカテドラル信者を倒しその先の もうひとつの階段を下った。 階段下は書庫であり、つきあたりの本棚に隠されていた鍵を起動させる。 すると書庫奥の扉が開き、薄暗い洞窟へと続く道が現れた。 洞窟内にひしめきあっていた出来損ないのミュータント(NVのケンタウロスもいる)を倒し、奥にあったVaultへと 突入する。 迎撃のためプラズマライフルを持ったスーパーミュータントが出張ってきたが倒し、エレベーターからVault最下層 へと一気に降りる。 (ちなみにこのVaultは LA Vault 。 お偉いさん用のデモンストレーションVaultであり、実験は行われていない普通のシェルターである) なんということか、Vault最下層はところどころ千切れ、液状化した肉が壁を覆っていた。 基本的な構造は他のVaultのそれと変わらないそこを突破し、カテドラルの技術者が管理するコントロールルーム の奥の扉より最深部、通常なら監督官室がある場所へと進む。 ところが、監督官室へと続く長い道を一歩、一歩と進むうちに頭のなかに声が響き、更に進むごとに頭が割れそう になるほどの痛みがのしかかる。 一体どれだけ歩いただろうか、息も荒くなり足どりおぼつかくなった辺りでようやく監督官室へと辿り着く。 そこには、監督官が本来座るべき座席には、見るのもおぞましいような化け物が鎮座していた。 (この通路、地下二階でNullfilterという装備を手に入れているとノーダメで突破可能、NVの予報官がつけていたアレである) (マスターは三人のボイスモジュールから同時に発声するため、マスターの声を通常に、女性声を<>で、荒い男の 声を【】同時にを で括る) 「さてどうしたものか。ユニティに参加するのか、それともこの場で死ぬのか。 <参加なさい>【死ね!】<参加なさい>【死ねや!】」 Vault中に張り付いていた肉片、それが監督官の座席を覆い、その頂にはひときわ太い脊椎を主柱として一人の 左目の潰れた男の顔だけが覗きかろうじて彼が人間だったことを伺わせ、液状化した肉から伸びた触手から目玉が ひとつだけぎょろぎょろとうごめいている、形容しがたい化け物が話しかけてくる。 彼が ザ・マスター 、スーパーミュータントの親玉であった。 (以下会話選択肢による分岐) (説得できないと敵対と潔い、凄い独特の文体だが、本当に狂った喋り方をしている。一度聞いてみると面白い) (補足すると、ハブでのハロルドの話に出てくる相棒 リチャード・グレイ がマスターの本名) そのユニティが人類にとって最良の選択肢であると証明できたら力を貸そう。 臆せずそう言うと、マスターは少し笑ったあと口を開く。 「【証明する必要などないわい!】<証明なさい>」 証明してくれない限り、それが最高の将来像かどうかなんて分からないな。 「危うい立場に居るというのに 注文の多い ことだ。 だがそちらの要求を尊重してあげちゃってもいい」 「ユニティによりもたらされるマスター種。<マスター!>【ますたぁー!】荒れ果てた世界で生き残り、 繁栄までしちゃうことができる種族だ。 差異ある限り、人ちゅうもんは分裂し互いに争うこととなる。 一つの種族、<種族!>【シュゾク!】 一つの目的、【モクテキ!】<目的!> 一つの民族・・・それだけでいい。 それだけで我が宿願に向けて進んでいける。 宿願に 」 なるほど、当然それはミュータントってことか。 「そうだ。<ミュータントが今の世界に一番適しているのよ>他にいるとでも? 【グールはどうだぁ】。おいおい。 【ノーマルはぁ】。核を使い全人類を死に追いやった。 これからはミュータントの時代となる。 然り 」 「ああ、【抵抗しやがる者。】それもまた全てユニティに必要なのだよ。 残った者の人生は全うさせてやる、ただし ユニティの シハイとぉ庇護のもと<でね>。 子孫を残すことは許さぬ。その代で種を絶やしてもらう」 (ここで、ロストヒルズのスクライブ長、ヴリィー(vree、ヴォレーが正しい?)からスーパーミュータントの解剖 記録を貰っていると説得可能) (あるいは、 女のミュータントに聞いたのか? と聞いてやると非戦闘で終了) (リリーばあちゃん・・・タビサ・・・と思うかもしれないが、FEVが生殖器官のDNAを 欠陥 とみなし 排除するため肉体的性質に男女差がなくなり不妊に) (敵対すると、監督官の椅子の脇についたミニガンをぶっぱなしてくる) (パワーアーマーがあればなんということはないが、時間をかけすぎると後方からスーパーミュータントが加勢に 来るわマスターのミニガンがたまに威力100超の即死威力クリティカルを出すわで辛くなる、一点突破推奨) (敵対時のセリフは共通で『この私を倒せると思っているのか!?【やれんのか!?】<あたしを!>』) (ここで俺が解放されないとB.O.Sが侵攻してくるぞ!と脅すとさしあたり解放してくれる。普通に脱出できる。 リアクターに細工をし爆破カウントダウンをしていると、慌てたマスターが部下を呼んで原子炉に連れて行こうとする) 笑いながら言うマスターは実に楽しそうだ。 だからそこに、一石を投じる。 その基本計画には問題がある そう言うと、マスターはぴたりと笑いを止めこちらを凝視し「どういうことか」と聞いてくる。 それに対し、ヴリィーから貰ったスーパーミュータントの記録にあったスーパーミュータントが無精子症である 事実を伝えると、彼は激昂した。 「【馬鹿言ってんじゃねぇ!】 FEV-2ウイルスによる突然変異で生殖器官が損なわれることなどない」 以前は大丈夫だったんだろうが、今は不妊化されているぞ。 「 証拠 はあるのかね」 ほら、と資料を差し出す。 「この情報を 吟味せねばならぬ。しばし待て ・・・なるほど。 巧妙な偽情報を作ったものだ。 この私を欺こうというわけか。【欺こうってのか!】<あたしを!>」 嘘をつけ!目の前の真実を否定しているだけじゃないか! 一喝。 しかしマスターには十分な効果だったようで、とたんに彼は静かになりぶつぶつと呟きはじめた。 「しかしそんなはずはない。 これでは<あたしの>してきたことが全て 無駄 ということになるではないか。 やってきたことが全て・・・【失敗だとぉ!】 ありえ、 <ないわ>【んぞ】 ぬ ない」 残念ながら選択の余地はない。お前の種は今の代で絶滅する。 とどめに一言言ってやると、マスターはとうとう目を虚ろにさせ口を動かすだけとなった。 「もう・・・これ以上は 続けられぬ 。 <続ける?>進歩と癒しの名のもとにこれまで行なってきたことの成就を。 狂っていた。 ようやく分かった。 狂っていた。狂っとった? もう終わりだ。立ち去れ、望みがまだあるうちに立ち去る<のよ>・・・」 それを最後にマスターはこちらの言葉に反応しなくなり、ぴくりとも動かなくなる。 しかしようやく終わったのか、と一息つくと、そこで警報が鳴り響いた。 「残り時間:300秒…」 マリポーサと同様の、自爆シークエンスが起動した合図だ。 踵を返し、騒ぎを聞きつけてきたスーパーミュータント達を蹴散らしVaultの外、次いで教会の 外へと急いで逃げる。 そしてしばらく走った頃だろうか、近代的なデザインをした美しい教会の中から眩い光が飛び出し、 ミュータント・マスターの恐るべき計画と、それを信奉した者たちを跡形もなく消していった・・・。 【エンディング】 (選択次第で様々な結末を見せる) (関わっていない人達は基本載せないが、のちの世代のコミュニティにつながるなどの場合は補足する) (なぜかマスターとマリポーサを両方破壊したのに全滅エンドになるバグが・・・) 【基本】 [マスターに協力。(マスターとの対話でユニティに加わる)] 終わりだ。 Vault13はユニティとマスターのものとなった。 Vaultの防衛情報を知らせたおかげで、襲撃で命を落とすミュータントはかなり減った。 監督官にはあなた自身が止めを刺してやった。 きっとあなたはユニティで指折りの優秀な兵士となることだろう。身に付けたスキルの数々も将来役に立つことが多いはずだ。 幸せな気分だ。 しかし一抹の疑念が今も残る。「他に道はなかったのか」と・・・。 [マスターを説得] マスターの死は、その狂気じみた征服願望と押し付けの平和を終わらせる大きな第一歩であった。 だが、Vats(生産工場)の破壊によってミュータントの脅威は完全に消滅することとなる。 これ以上のミュータントの生産は不能、そして彼ら流の苛烈な法を執行することもできない。 ミュータント軍は東の無人の大地の彼方へと逃走する。 (この敗走するミュータント達の中に、NVのマーカスやリリー、ゴッドが含まれる) (ドッグ(ゴッド)が言う昔のマスターとはザ・マスター本人) (正史だと思うのだが、下のとどちらか確定材料がない) [マスターを倒す] あなたはやっとの思いでVatsを破壊。そしてMasterを殺害した。 彼が計画の歪みを自覚することはなかっただろう。 マスター亡き今、その軍は生き残ったノーマルの報復を恐れて東へと逃れている。 【ネクロポリス】 [ウォーターチップ強奪(一番手っ取り早いのだが・・・)] ネクロポリスのグールたちは脱水症が進行するとどうなるか身をもって知ることとなる が砂漠の砂に飲み込まれ水が尽きたのだ。 彼らも水質浄化チップなしで生きながらえることはない。 [取水ポンプを修理(解説はこれ)] ネクロポリスのグールたちは修理された取水ポンプの保守方法を覚え、 ついには大量の遺失技術を再発見するに至る。 彼らは、このテクノロジーを他の町に売るビジネスを始める。 (後に、テクノロジーを求めた結果グロウへ辿り着き、そこでB.O.Sと対立する) (その場所はデイグローと呼ばれ、長いグールとB.O.Sの図式を生むことになる) (ちなみに3のリオンズ派までもが反グールなのは、ここでの対立を引きずっているためであり、 キャピタルのグール達にとってはとんだとばっちりである) (そのため正史はこれ) [バッドエンド(バッドエンドは基本ユニティ加担ルート)] ミュータントによるネクロポリス襲撃を生き延びたグールの住人はいない。 ミュータントの進軍に伴い、後には文字通り死の街が残る。 【アポカリプスの使徒】 (彼らのみ、どのルートでも全滅するというバグが・・・NVNCRルートにもそれは受け継がれ・・・) [???(確認できず)] アポカリプスの使徒は新カリフォルニアの一大勢力となるに至る。 あなたの助力もあって、LA・ボーンヤードを支配するようになる。 [バッドエンド(何回やってもこれ)] 獰猛なスーパーミュータント率いる軍によってアポカリプスの使徒は壊滅させられる。 人肉を漁る動物であっても、彼らの遺体を見分けるのはほぼ無理だ。 【シェイディ・サンズ】 [タンディ救出&マスターを倒す] シェイディ・サンズでは、タンディが父親のアラデシュとともに新たな共同体・新たな生活の場を 町の外にも広めていく。 2人は新カリフォルニア共和国(NCR)にも関わり、その理想とするところを世界に伝えることとなる。 (多分正史はこれ) [上記の上でアラデシュ死亡] アラデシュの死後、娘のタンディがシェイディ・サンズの指導者となる。 彼女は頑固ながらも才気に富んだリーダーシップを発揮し、この後シェイディ・サンズは一大勢力となる。 [タンディ救出しない or 失敗] アラデシュは、娘のタンディが殺されて悲嘆に暮れるが、シェイディ・サンズを評判の高い集落へと育て上げる。 町は長きに渡り繁栄するが、彼自身はレイダーの手に掛かり不慮の死を遂げる。 [アラデシュ&タンディ両方死亡] アラデシュは死に、タンディの消息は不明。シェイディ・サンズに新たな指導者が必要となる。 選挙を重ねた結果、1人の人間が統率するのは不可能と分かり、指導評議会を組織する。 それから間もなく、レイダー達が組織を立て直してシェイディ・サンズを襲撃。集落は焼き尽くされる。 [バッドエンド] ミュータント軍は遥か北の地にあるシェイディ・サンズにまでやって来て、町を完全に破壊してしまう。 【ジャンクタウン】 [キリアン側でクエストを完遂] キリアン・ダークウォーターはジャンクタウンを自らの監督下に置き、ギズモ派の残党を追放する。 そして自身の信念に基づいた法を施行する。 その法の下では公平かつ安全な生活が約束される。 [ギズモ側でクエストを完遂] 用心と金に関しては抜け目のないボス、ギズモの指導の下、ジャンクタウンは好景気に沸く。 彼は多くの人間に恩恵を与え、カジノの規模を拡大し自らの力の及ぶ範囲を広げ続け―― 最期にはイグアナ串を喉に詰まらせて窒息死する。 [バッドエンド] ジャンクタウンの戦士は勇敢に街を守るが、ミュータントの勢いを削ぐのが限界で撃退するには至らない。 包囲攻撃による蹂躙の末、ジャンクタウンは跡形もなく消滅する。 【Brotherhood of Steel】 [マスターを倒す] Brotherhood of Steelの助力により、ミュータントの軍勢は各地で撃退される。双方とも犠牲は最小限にとどまる。 Brotherhoodの最先端テクノロジーは、ゆっくりとほぼ混乱なくニューカリフォルニアに伝えられる。 賢明にもBrotherhoodが権力を握ることはなく、今では研究開発の一大拠点となっている。 [パラディン・ランバス殺害(解説はしていないが、戦闘指南してくれる人)] Brotherhood of Steelは、ランバスの死後選ばれた新たな指導者の下、狂信的ともいえる技術信仰独裁制の道を歩む。 それから20年。「スチールペスト」を経てNCRは跡形もなく破壊される。「暗黒時代」の始まりだ。おそらく1000年は続くであろう。 [バッドエンド] Brotherhood of Steelは襲撃の第一波こそ撃退するが、内部に裏切者がいたせいで陥落の憂き目にあう。 幸い、ミュータントが最先端テクノロジーを身に付けるには時間がかかる。 あなたがその身で味わうことにはならなかった。 【ハブ】 [マスターを倒す] ハロルド翁はあなたの助力を得て、ハブ在住のグールが人間と平等に扱われる社会を実現する。 両者は一致協力し、ハブは繁栄する。 知られている限りでは、ハロルド翁は今も存命らしい。 (多分正史はこれ) [バッドエンド] 強大なミュータント軍の前にハブは霞のように消滅する。元通りになることは二度とないだろう。 【レイダー】 (タンディを救出するクエストのとこ) (余談だが、彼らの名前は カーンズ 。NVプレイ済みならピンとくるはず) [壊滅させる] あなたの奮闘により、レイダー達はまともに戦えるだけの力を失ってバラバラになった。 以降、その残党のことが噂になることはない。 [リーダー存命?] レイダー達は組織を立て直し、小さな集落を脅かす程度にはなる。あなたの冒険の後の話だが。 [無視] レイダー達はニューカリフォルニア北部のほぼ全域で略奪を行なう。 何年も悪事を働き続けた挙句、最後にはミュータントの反乱に遭って壊滅する。 【締め】 ミュータント要塞地下における任務は成功した。 今日の出来事は外の世界の今後にも影響を及ぼすこととなるだろう。 あなたが訪れた場所・出会った人々に関しては後世の史家が詳しい記録を残している。 ただ、1つだけ分からないことがある――あなた自身の事だ。 (ここからプレイヤーによって変わる) Vault13に帰ると、監督官が出迎えてくれる。 すぐに駆け寄ると、監督官は実ににこやかな笑顔を浮かべ口を開いた。 「よくやってくれた!本当に・・・素晴らしい。 見事だ!君の業績、忍耐力、心から恐れ入った。 君の成し遂げてくれたことは、Vaultの住民がいくら感謝してもし尽くせるものではない。 皆の命を救ったのだ。誰も知らないだろうが、人類までも救ったのかもしれない」 ここまでは監督官は手放しに自分を褒め称えたが、言い終えると急に顔をしかめ、ため息を吐き言葉を続けた。 「・・・はぁ・・・それゆえに今後のことがずっと困難になってしまった。 みな君の話を聞きたがるだろう。 子供たちは君を尊敬し、さらには真似をしようとするだろう。するとどうなる? 出て行こうとするだろう。 一番肝心な世代がVaultからいなくなればどうなる?ここが世界で唯一安全な場所であるとしたら? 君が取り戻してくれたばかりの皆の未来・・・成行きに任せてそれを失うことなどできぬ。 今の地位に就いて以降、何度も苦しい決断を行なってきた。 だが今回ほどつらいものはなかったよ。 君のおかげで救われたが、君のせいで死者がでるかもしれない。 本当にすまない。 英雄であるがゆえに・・・出て行ってもらうしかないのだ」 表面上は辛そうな顔をした監督官は、言い終えると同時にすぐさま反転しVaultへと戻ろうとする。 私は・・・ (以下監督官を殺すか否かで分岐) 【殺す】 Vaultにいけしゃあしゃあと戻ろうとする監督官を、主人公、元 Vaultの住人 は後ろから撃ちぬいた。 血しぶきを飛び散らせ崩れ落ちる監督官を背に外の世界へと旅立つ主人公。 13 の文字がプリントされ、旅を生き抜くために装甲の増設されたジャンプスーツは既にところどころ破け ボロボロとなっており、砂漠を歩いて行く彼の背中によりいっそうの哀愁を感じさせた・・・。 【殺さない】 監督官はVaultに戻り、扉が閉められ今度こそVault13は外界と、そして主人公と完全に隔絶される。 もう向こう何十年、Vaultの扉が開くことはないだろう。 俯きながら、焼けるような日の光と乾燥した大地のみが待つ荒れ地へと歩む主人公。 13 の文字がプリントされ、旅を生き抜くために装甲の増設されたジャンプスーツは既にところどころ破け ボロボロとなっており、砂漠を歩いて行く彼の背中によりいっそうの哀愁を感じさせた・・・。 Interplay Productions presents... Fallout The End. 以上が初代Falloutのストーリーになります。 ちなみにVaultを追われた主人公は、さすがに英雄を追い出したことに反感を持ち彼を追いかけたVault13の 小規模の人々と共に別の場所に アロヨ という村を作り、子供を設け村の発展を見届けた後、スーツとPip-boy を遺し人知れず旅立ちます。 そしてその孫がFallout2の主人公、 選ばれし者 となって活動を開始したエンクレイヴと戦い、今に至る までのエンクレイヴ凋落の基礎を築き上げます。 2にはNVでも時折耳にする ナヴァロ前哨基地 というマップポイントがあり、2主人公がエンクレイヴを 叩き潰した後NCRとなったシェイディ・サンズがここを強襲、NVのコンパニオンのアルケイドと、レムナントが モハビへと逃げ延びるというエピソードがあります。 ちなみにレムナントのデイジー・ホイットマンが『クラマス上空でベルチバードを墜落させた』という通り 2のクラマスという場所にはベルチバード(VTOL)が墜落しており、NVコンパニオンのリリーがここでプロペラ を拾って剣に仕立てています。 そしてVault13はというと2までに滅びてしまい、エンクレイヴから脱走した知性を持ったデスクロー達 の根城となるのですが、そんな彼らもエンクレイヴに滅ぼされとうとう完全な廃墟となってしまい加えて その時Vault13に残されていた主人公が集めたミュータントとFEVに関する情報が、エンクレイヴの人類抹殺 計画の引き金となってしまいます。 他にも、3のB.O.S拠点である要塞(ペンタゴン)のターミナルには初代主人公がハイエルダーに会った記録が 残されていたり、NVにはマスター配下だったスーパーミュータント達、通称 マスターズアーミー が多く登場 する、プラズマライフルが旧式のプラズマキャスターとして登場しているなど初代の小ネタやつながりを 伺わせるポイントが数多くあるので、興味が出ましたら手にとっていただけると幸いです) ※PC版がおすすめされていますが、NVのPC版には日本語音声がないので注意。 初代Falloutはときおり2,Tacticsとのセットで安売りしているのでそこを狙うとよろし。 (最後に、解説にあたって導入した日本語化パッチ、各種便利MODの製作者様へ感謝)
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「Fallout 2 Remake 3D」「Fallout 3」「Fallout 4」「Fallout 4 VR」「Fallout New Vegas」「Fallout 76」については、「Fallout シリーズ(ファーストパーソン)」に収録。「Fallout Shelter」については、「都市開発シミュレーション、ミニスケープ、タワー・ディフェンス」および「組織運営シミュレーション、育成ゲーム」に収録。 Fallout 1 Fallout 1 - ゲーム設定/基本操作 -(PC版Falloutブログ) Fallout 2 Fallout2 - アニヲタWiki(仮) Fallout2~試練はある朝突然に(GAME+GAME+ まったりゲームLife) Fallout 2 #11 Restoration Project(blackmasqueradegames.com) Fallout 2 メインクエストWalkthrough(PC版Falloutブログ) Arroyo - Fallout 2(fc2.com) Fallout Tactics Brotherhood of Steel Fallout Tactics 日本語 Wiki 「トップダウン・アクション・ロールプレイング、ローグライク」 へ戻る 「戦略・戦術シミュレーション(現代、近未来)」 へ戻る 「ゲームソフト攻略サイト まとめwiki」TOP へ戻る
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Fallout part66-306 初代Falloutストーリーまとめ Falloutは1997年にInterPlayが発売したPCゲームであるが、現在版権は 3 でおなじみベセスダが 買い取っている。(NVの開発はObsidian) 3,NVとは違いちょくちょくムービーも入るし、常に見下ろし型の三人称だが、サブイベントをはさむと 一人称のがやりやすいのでムービー以外そちらで書く。 日本語化を行った上でプレイしているが、ブラーミン→バラモンのように後の作品などで日本語版の 呼び方がハッキリしたものなどに関してはそちらに合わせ統一する。 読みやすいよう英語表記の固有名詞などもそれっぽく日本語読みに変えるものとする。 初代Falloutは3,NVとは違い戦闘がターン制となっていて、 AP(アクションポイント) を消費する ことにより武装の使用、リロード、アイテム使用などが出来る。 (最大で10、リロードが2でアイテム使用に4、武器はカテゴリ毎に違う) そのため3,NVに比べプレイヤースキルより装備の重要性が際立っており、序盤の装備でデスクローを 倒すような無茶は極めて難しくなっている。 プレイヤーはゲーム開始前にS.P.E.C.I.A.Lと呼ばれる基礎能力とそれぞれのステータス、 Peaksというユニーク能力を決めることが出来る。 決めるのが面倒な場合、 腕っ節は強いが生後うっかりロボットが落としてしまったため頭が残念な「マックストーン」 身のこなしに優れ、他もバランスの良いロシア外交官の孫「ナターリア」 貧弱だが弁が立ち、カリスマもあるVault開放派リーダー「アルバート」 の三名から選べる。 おおよそ以下のとおり。 [S.P.E.C.I.A.L] ST…力、HPや所持重量、装備可能武器に影響、高くて困らない。 PE…認識力、知覚力。 ターンの廻る順番などに影響、先手を打たれても返り討ちにできるなら 低くてもいいかもしれない。 EN…頑強さ、健康さ。 HPとその上昇率、及び放射能耐性などに影響、低くてもそれほど問題なし。 CH…カリスマ、魅力。 NPCの反応はもちろん、同行する仲間達の能力にも影響する。 人数に制限がかかると思われがちだが、実は最低値でもコンパニオンを全員雇うことが 可能。 IN…知能。 NPCとの会話選択肢の増加はもちろん、ステータスの増加率に影響する。 低すぎるとまともに会話できなくなり、ふとしたことで相手を怒らせて ユーシャルダーイ!なんてことも、喧嘩上等脳筋プレイなら低くてもいいかも・・・? NVプレイ済みの方なら、1はベイグラント、10はアルケイドをイメージ するとわかりやすい。(判定のかからない最低限の会話はできるが…) AG…敏捷性、俊敏さ。 恐らく最も重要な部分。 前述のAPの量に影響するため、再優先で上げて 損はない、むしろ低いとろくに攻撃できずひどい目にあう。 LK…運。 内部でのダイスロールで良い数字が出やすくなり、クリティカル率上昇を 含め様々な恩恵がある・・・のだが、低いとクリティカルが出ないどこ ろか、攻撃が跳ね返って自分に当たったり弾倉が急に空っぽになったりと 不思議な事が起こる。 [ステータス] Small Guns …小型の、実弾を使用する銃器の取り扱い(ピストルなど) Big Guns …大型の銃器の取り扱い、終始安定する(ミニガン、ライフルなど) Energy Weapons …エネルギー兵器の取り扱い、序盤は武器が手に入らないが終盤強い。 Unarmed …徒手空拳やグローブ系武装使用時の技能、縛りプレイ用・・・? Melee Weapons …鈍器や刃物といった武器の取り扱い。 Throwing …投擲技術、ナイフ投げやグレネードに影響。 First aid …医療、というより応急処置能力。 アイテムによる回復に影響。 Doctor …医療に関する知識、ある程度高いと負傷時に自力で復帰可能。 Sneak …隠密技能 Lockpick …解錠技術 Steal …窃盗技能、他人の目を盗んでものを盗めるかなど。 Traps …罠に関する知識。 高いと罠が作動しにくくなる。 Science …ターミナルなどの電子機器の取り扱いや、化学に関する知識。 Repair …アイテムや設備の修理技能。 Speech …話術、あると楽が出来る。 Barter …商売能力。今作の売買は物々交換であり、物の価値がつりあっているとトレードが可能。 Barterが高いとそのぶん差が出ても取引できる。手形として例の瓶キャップもある。 Gambling …ギャンブルの才能。 高いとLK同様ダイスロールの目が良くなる。 Outdoorman …屋外生活技能といったところか。 待機時の回復量などに影響。 筆者はこの解説にあたって、スムーズにプレイするためにINTとSpeech高めでプレイ。 Peaksは本作ではあるなしで変わる展開はないのだが、例として Kamikaze …防御値を防具のみの数値まで激減させるかわりに攻撃力を大きく上昇させる、NVではTrait。 Fast Shot …攻撃時のAP消費を1減らす、同様。 などがある。 ぶっちゃけクリアするだけなら開幕ラスダンに潜入して爆破すれば10分で終わる。(運もあるが) とはいえただクリア目的に進んでいくと街や人、後世でまた出会うことになる人(3のハロルドなど) と全く関わらなくてもいけてしまうので、ちょくちょくその人らとの会話やサブクエストを挟んでいく。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―人は、過ちを繰り返す。 奴隷・財産を集めんと戦争を起こしたローマ人 黄金と領土への飽くなき欲望から一大帝国を築き上げたスペイン どん底にあったドイツを経済超大国へと導いたヒトラー だが戦争は戦争だ。 21世紀。地下資源をめぐり戦争はいまだに続いていた。 ただし、この時代の戦利品は戦争の道具そのもの―― 石油とウランであった。 その獲得を狙って中国はアラスカへ侵攻、合衆国はカナダを併合、ヨーロッパ共和国は諍いの果てに 民族国家へと分裂。 地球に残された資源を我が物にしようとみな夢中であった。 2077年。世界はまたしても大戦の禍に飲み込まれた。 2時間。たったの2時間で惑星の大半が灰燼に帰したのだ。 核により破壊された廃墟からは 新たな文明社会が苦しみのすえ蘇ることとなるのだろう。 少数ではあるが、比較的安全な大規模地下Vaultへと 辿り着くことができた人々もいた。 Vault13に移住した集団の中には君の祖先となる人物がいた。 巨大な岩盤の下、大きなVaultドアに閉ざされた中で何事もなく暮らし、 外の世界の様子を知ることもなく数十年が経過した。 Vaultでの生活が今まさに変わろうとしている。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ゲーム中 にはないプロローグ要約 2078年、核戦争が勃発し、どこの国が最初にそのスイッチを押したのか分からないまま2時間で 戦争は終結。地上は放射能と破壊の蔓延る不毛の地と化し、人類は生き残るため Vault と呼ばれる 大型シェルターでの生活を余儀なくされた。 そして2161年、そのひとつである Vault13 の浄水装置が機能しなくなり、事態を重く見たVaultの リーダー、 監督官 はおよそ100年ぶりに外の世界へと出て浄水装置のパーツ ウォーターチップ を回収しにいく計画を立案。 白羽の矢が立った主人公 Vaultの住人 は、監督官の指示を受け一人、外の世界へと旅立った…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― Vaultの重い扉の前、Vault印のついた青いジャンプスーツを着た一人の白髪白ひげの老人・・・ Vault13を統べる 監督官 が話しかけてくる。 「おお、よく来てくれた」 「大問題が発生した。 水質浄化装置のコントローラーチップが壊れてしまったのだ。 代用品は作れないし、装置の動作過程は非常に複雑ときている」 「つまり我々は水を飲めないのだよ」 「水がなければ、シェルターじゃない…これは死活問題だ!」 「率直に言おう、君は我々の唯一の希望なんだ。 君に代用のコントローラーチップを探してきてもらいたい」 「水が枯渇するまで我々には4,5ヶ月の余裕しかない。 我々にはチップが必要なんだ!」 「君の地図に別のシェルターの場所を印しておいた。 探し始めるには悪い場所ではないと思う」 「気をつけてな。 頼むぞ」 扉が開き、主人公がくぐると同時に閉じる。 そしてけたたましく警報が鳴り響いたあと、Vaultと外界を隔絶する歯車状の扉が正面へとせり出し、 開いていった・・・。 (ここからゲーム開始、主人公は後世において Vaultの住人 と呼ばれるが、こちらでは主人公で 統一) (舞台はアメリカ西海岸、主にカリフォルニアが舞台) Vault… 来るべき核戦争の到来に向け、アメリカ政府とVault-tec社が各地に設けたシェルター… だったらよかったのだが、その実態は戦前行えないような倫理に反する実験を大規模に 行うために作られた実験施設。 3でのクローン実験施設のVault108をはじめ、殺人衝動を誘発する音波を住民に発し続けた ものから、男1女999人(逆もあり)で閉じ込めたウハウハなものまで様々。 ただし今作のVault13は例外で、純粋なアメリカ人種を保護するために造られたもの。 皮肉なことにこの実験用施設のうち重要度の高いもののほとんどは自滅したが、そうでもない ところは結構な割合で現存している。 Vaultを出るとそこには洞窟が続いていて、全長が人の胴ほどある凶暴なネズミが襲い掛かってくる。 主人公はあらかじめ持たされていたナイフと10mmピストルを駆使してネズミを打ち倒し、洞窟を進む。 しばらく進むと、西から陽の光が差し込んでくる。 彼は初めて、荒野となった外の世界を目にした・・・。 (150日以内に、とある場所にあるウォーターチップを手に入れないとゲームオーバー) (ウォーターチップさえVaultに届ければあとはぶらぶらしていてもOK) (ちなみに日数に応じて、携帯端末のPip-boyが メリークリスマス! などと表示を変える) Pip-boy…Vault住民のほぼ全てが、左腕に装着している補助デバイス。 3,NVの3000型とは違い今作では2000型であり、モーションセンサーが標準搭載されていない、 ガイガーカウンターもなければラジオもない、とかなり不便。 クエスト目標や拾った情報はここに記載される。 メニューを開くとこのデバイスのディスプレイが映し出され、そこにメニュー項目が表示される というのは後継作と同じ。 山間部に位置するVault13から東に5日ほど歩いて行くと、小さな村へと辿り着く。 街に入ると一人の武装した男に歓迎され、同時に武器をしまっておくよう警告もされる。 この小さな村は シェイディ・サンズ と言い、自前の灌漑設備を保有しているため食べるのには 困らず、たまに来る巨大サソリ ラッドスコルピオン 以外では何ら問題のないのどかな町らしい。 (NVプレイ済みならピンと来るかもしれないが、現NCR首都となっている場所、つまりNCRが出来る 以前のシェイディ・サンズである) (門番兼警備隊長のセスもこの後出世し、NCRにおいて最初のレンジャーとなる。 NVのロード画面にある20$札の人がそれ) 門番の男 セス もこのラッドスコルピオンには苦汁をなめさせられているらしく、村のバラモンを 狙ってくるこの毒サソリに先日弟が刺されたそうで村のドクターが解毒剤の確保に奔走しているらしい。 他にも彼は南東に少し行ったところにある レイダー のキャンプなどについて教えてくれ、先ほどの ラッドスコルピオン含め手伝えることがあるなら村長の アラデシュ に話をしてくれるよう聞いて別れた。 バラモン…戦後誕生した、頭が2つの牛型ミュータント。 気質が温厚で少量の食事で多く動けるため、専ら家畜として使われている、肉もうまい。 カースト制度の最上位が家畜とはとんでもないブラックジョークである。 ラッドスコルピオン…サソリのミュータント、3以降の作品では藍色だが、こちらでは茶色。 全長2m以上はあるであろう巨体を持ち、その巨体に見合ったハサミが武器。 全作品通して、序盤に出会うと死ぬが中盤以降はカモになるエネミー。 レイダー…ヒャッハー!新鮮な肉だ―!←これに尽きる。意味は 襲撃者 。 早い話が無法者であり、旅人や町を襲って略奪に手を染める典型的な悪役。 3などとは違い、髪型はともかくこちらのレイダーは割りとまともな服を着ている。 セスと別れ門をくぐってすぐ側の民家に、黒いレザージャケットを着た、ポンパドールをした 小柄でがっちりとした男を見つける。 「よう、見ない顔だな。 ここは初めてか? 名前は?」 素直に答えると彼も快く応対してくれる。 彼は イアン と言い、以前は ハブ という町で商人の護衛をしていたそうだが、その際脚を撃たれて しまい、それ以来この街にとどまっているそうだ。 「以前はハブの商人のガードをやっていたんだが、無法者連中の襲撃を受けた際に撃たれちまってな。 それ以来ここに留まっている。 街の人たちのおかげで回復できたようなもんだ。それに、俺の持っている外界の知識とこれまでの 経験がここで役に立っている。今じゃシェイディ・サンズが故郷だよ ジャンクタウンやハブまで取引しに行くことも時々ある。これまで実際に町を出たことがあるのは おれだけだからな。} 彼としてもラッドスコルピオン、そしてレイダーには困っているそうで、彼もやはりラッドスコルピオン を退治できると思うなら、村長のアラデシュに話してみるといいと勧めてきた。 ただしレイダーに関してはちょくちょく食料が奪われているため、セスが自警団を組織したそうだ。 折角なので彼を旅に誘ってみると、彼は受け入れてくれたが条件として100$の金銭を要求してくる。 だが、では、と戦利品の折半を提案してみると彼は快諾してくれた。 (INTやSpeechがある程度あると説得可能、INTが低すぎるとそもそも相手してもらえない) 「行こう。戦いの日々に戻るのも悪くない」 (仲間の雇用はおおよそ金銭がSpeech、INによるが、何人連れ歩けるかはCHによる…はずなのだが1でも全員連れていける) (仲間は数が3人と一匹と少ない上進行上訪れる場所に全ているため、雇用イベントは記載) イアン…ピストルが得意なナイスガイ、レザージャケットは最強防具パワーアーマーを渡そうと 脱がない。仲間の中で最もよくしゃべり、ほとんどの場所で固有のセリフがある。 そのため序盤は頼もしいが、敵が火力インフレを起こす終盤だと一発でノックダウンも しばしば。 一応正史では生き残ったらしく、2で老人となって登場する。 その後村を奥へと進むと、他の民家と同じような石造りで一階建ての構造だがひときわ大きい家を 見つけたため、中へと入る。 中には多くの住民とそれに混じって一人、薄茶色のローブを着た老人が立っていた。 「こんにちは、旅の方。村の者が無愛想に見えても気分を害さないでく ださい。 ダーマ曰く、『苦難の時を経て、人の皮膚はなめされるものなり。』 シェイディ・サンズへはどういったご用で?} 丸く整った黒髪をした、金色のイヤリングのまぶしい老人アラデシュは、柔和な笑みを浮かべ言う。 それに対し正直に 「西にあるVaultの者です。住民は飲料水不足で死に瀕しており、 生きるために水質浄化チップを発見せねばなりません」 と答えたところ、さすがに信じられないのか少し目を細め、 「ふむ、んー、なるほどなるほど。あなたの言うことを信じましょう・ ・・今のところは。 ですが簡単には心を許しませんよ。脅威となりえる方は特に。 セスと私が目を光らせていることをお忘れなく。」 と警告ととれる返事をした。 (各街の主要人物と初めて会話する際、大抵出身地を聞かれる) (たいてい選択肢が3~4個出るため Vault出身 で統一、ちなみに あ?関係ねーだろファック! みたいな選択肢を選ぶと街や店を追い出されることもしばしば) 彼は忙しく時間がない中質問に答えてくれ、この家族そのものの小さな村が南側の農園、 そして北側のバラモン酪農場を用い、少ない住民達で自給自足の生活を送っていることや、 ここのずっと南に ジャンクタウン という街があること、そして伝え聞きなため名前は知らないが その南にも街があるということを教えてくれた。 話題を変えラッドスコルピオンの件について訪ねてみると、彼はやはり 困った といった感じに 眉を寄せ顔をしかめ、やや大げさにラッドスコルピオンについて話し始めた。 「ああ、そうです。ラッドスコルピオンの大群に家畜をやられています。 どこから来るのか見当もつきませんし、いくら殺しても尽きることなく湧いてくるのです!」 「そしてとうとう住民まで襲うようになりました! ラズローが解毒の術を探っていますが、どうなることか。」 悲しげに言うアラデシュに、ラッドスコルピオンの駆除を申し出る。 すると彼はぱあっと顔を輝かせ、「ぜひぜひぜひ是非!」とこの件に関して詳しい 医師ラズローを紹介してくれた。 (賞金をせびることも出来るが心象は悪くなる、断るとあからさまに嫌な顔をされる) (ぜひぜひぜひ是非!=YesYesYes Please! 訳のセンスが光る) アラデシュの家の向かいの小さな石造りの家にラズローはいたが、アラデシュの言葉に 反して彼もラッドスコルピオンの対処法は分からないらしく、せいぜい彼の知識からあれが 北米の エンペラースコーピオン が巨大化したものであり、毒が次第に強さを増している ことくらいしか教えてはもらえなかった。 そのためセスの元へ行き、ラッドスコルピオンの巣穴を案内してもらう。 彼に案内してもらった先の洞窟には大量のラッドスコルピオンが救っており、奴らの犠牲に なったであろう家畜や人骨がところどころ産卵していた。 気づくなり向かってくる彼らを打ち倒し、根絶やしにしたことを確認したのち村に戻る。 話を聞いたセスや村人達は大喜びで私を歓迎してくれ、アラデシュも笑顔で自分を「英雄」 と称し、今後ラズローも毒の治療に専念できると喜んでくれた。 それからすぐ村を出て東へと数日歩くと、砂漠の真ん中に小さなトタン張りの小屋を見つける。 小屋の中には洞窟へと続く小さな床下扉があり、そこを潜り進んでいくと、目当ての Vault15 へとたどり着いた。 Vaultの扉は何が原因か大きく内側から弾き飛ばされており、上層には既に巨大ネズミやこれまた 変異を遂げたらしい毛のない巨大ネズミ型ミュータント モールラット が跋扈していたため 倒しつつ進んでいき、Vault地下へと至るエレベーターシャフトを見つける。 しかしVaultの電力が供給されていない以上エレベーターは起動することができず、なおかつ シャフト内をロープなしで降りるのも自殺行為に等しかったため、ロープを探しに一旦戻る ことにした。 (先にロープを手に入れているならいいが、前情報がないため大抵戻ることになると思う) シェイディ・サンズへと戻り、アラデシュを尋ねる。 だが彼はとても狼狽した様子であり、私が声をかけるなり切羽詰まった声でまくしたてた。 「ありがたい、あなたでしたか!是非力を貸していただきたいのです。 娘のタンディが行方不明なのです。もうどうすればいいのか」 彼の娘タンディが何者かに連れ去られ、村のパトロールが3人探しに行ったものの一人も 戻ってきてはいないらしい。 彼とセスは、タンディが最後に目撃された場所に残された槍から見るにこれがあるレイダー 一味のしわざだと踏んでいるそうだ。 この近辺にいるレイダー一味は バイパー団 と カーンズ の2つであり、南東に拠点があるそうだ、 以前セスが言っていた彼らのことだろう。 彼は詳しいことはセスに聞いてほしいと言ったためセスの元を訪れ、話を聞く。 やはり南東に拠点を置くレイダー達の仕業であるそうで、マップにマーカーをつけてもらった後、 丸一日ほどかけそこへとたどり着いた。 (レイダー協力ルートがあるが割愛) (NVに登場する、グレート・カーンズの原点たる組織である、歴代主人公に叩き潰されている…) (バイパー団はB.O.Sのハイエルダーを一人殺害しており、蛇蝎の如く嫌われている) (NVにちょくちょく出てくるバイパーガンスリンガーはその末裔、尤も名前にあやかっているだけなのかも…) 南東には一軒のレンガ造りの家を中心にテントが張ってあって、警備のレイダー達も先の鋭い槍に 緑色のレザーアーマーと、野盗とは思えないほど上質なもので固めていた。 タンディは家の中に囚われているようであり、中には外以上のレイダーがひしめきあっていた。 骸骨がツノ付き帽をかぶったようなマークが印象的な彼ら カーンズ は、血のっけが多いのか 武器を腰に携えた自分たちの姿を一見するなり槍を引き抜き襲い掛かってくる。 迷わず腰の武器を抜き対処するが、騒ぎを聞きつけた他の警備のレイダーや中にいた連中も わらわらと出てきて、あっというまに一対多の劣勢に追い込まれる。 中には44口径のマグナム銃を持った幹部らしき者や、リーダー格らしい鉄製アーマーを着用 した大男もおり、全て倒すまでに長い時間と大きな被害を被ってしまった。 (序盤じゃ難易度下げても辛い、イアン頼り) (ただし上等な装備がわんさかあるので、倒せれば大きな実入りとなる) 全てのレイダーを打ち倒した後、家の中で身ぐるみを剥がれ布の服一枚というあられもない姿になっていた 女性達を開放する。 彼女は自分にお礼を述べた後、すぐにシェイディ・サンズ方面へと向けて走り去っていった。 当のタンディは一人、自慢の黒髪はボサボサだが身ぐるみを剥がれていない清潔な身なりで 牢の中におり、声をかけると警戒したが、なぜか 冷蔵庫 にしまってあった鍵を使い扉を開けると すぐに半歩後ろをついてきてくれた。 シェイディ・サンズへ戻ると彼女も快活になり、アラデシュの元へ戻っていく。 アラデシュもアラデシュで私に感謝の言葉を述べ、報酬として500$ほどを手渡してくれた。 「友よ、また会う時まで。砂漠で見つかる水が闇で輝きませんように」 (このあとシェイディ・サンズ街として発展を遂げ、NCRを建国する) (アラデシュはその初代大統領となり、タンディは史上最高の人気を誇る2代目大統領となる) (この功績を経てNCR首都のシェイディ・サンズでは一時期主人公を神格化する流れが生まれ、 政府により宗教化することは食い止められたものの首都に石像として彼の姿が残っている) セスがロープを売っていたため買い取り、Vault15へと戻る。 シャフトにロープをくくりつけつつ地下まで降りると、そこには上層とは比べ物にならないほどの ネズミ達がひしめきあっていた。 個々は弱いのでまとめて潰し、遺されたアイテムを回収しつつ地下三階へと降りる。 しかし最下層、地下三階にもウォーターチップはなく、設置されたコンピューターも全て壊れていた ため手がかりを失ってしまった。 (Vault15には異なる信条を持った人々(宗教の違いなど)が50年閉じ込められるように設計 されており、その後開いたVaultから外に出た人々が、シェイディ・サンズと3つのレイダー団 といった形で分かれた) 仕方がないため、セスやイアンから聞いた街、 ジャンクタウン へと足をすすめる。 vault15から南東、シェイディ・サンズから南南東ほどの方向に数日ほど歩き続けた結果、 そこそこ大きな、しかし奇妙ななりをした街へとたどりつく。 街の周囲はトタンや廃車、タイヤの積み重ねが防壁のごとく覆っており、特に入り口には大型のコンテナを トンネルのように配置してある奇妙ないでたちであった。 「ジャンクタウンへようこそ、何か力になれることはあるかい?」 やや空気に霞がかかっているような街の見てくれとは裏腹に、入り口のガードさんもにこやかで、 シェイディ・サンズ同様武器をしまうことを要求される。 このジャンクタウンはシェイディ・サンズとは違い商業が盛んで、 キリアン・ダークウォーター 経営する商店、カジノの GIZMO sカジノ 、酒場の スカムピット があるそうだ。 (実はある人物から ネクロポリス の話を聞いていれば、ここに行く必要はなかったりする) 門をくぐり、区画を一つ抜けたところにキリアン経営の商店 ダークウォーター を見つける。 それなり大きい街の店だからか警備も厳重であり、アーマーを着てライフルを構えた警備兵が 二名ほど入り口脇に構えていた。 「ここがキリアンの店だ。 いいやつだし、品揃えも多いぞ」 イアンが勧める。 扉をくぐり中へ入っても警備は相変わらずであり、テーブルに座る一人の中年を中心に、 数名の警備員が囲っていた。 「ジャンクタウンへようこそ。 どこから来たんだい。何か力になれるかな」 あなたは? 「名前はキリアン。キリアン・ダークウォーター。 この街の町長をしている。で、君は?」 例のごとく出身を聞かれたため、少し濁し 北の方 とだけ答える。 すると彼は シェイディ・サンズから来たのか? と踏み込んできたため、素直にVault出身だと 答えた。 「ふむふむ、なるほどね。 で、赤ん坊の頃ベビーベッドは金庫でしたと。 (vaultに「金庫室」の意味がある)」 「気を悪くしないでくれ。これまでに聞いた中で一番出来が悪い話ってわけじゃあない。 さて・・・用件は何かな」 彼曰く、「ジャンクタウンは大した街ではないが、まあ故郷」だそうで、大雑把に言うと 商売したり、悩みを少しの間忘れさせてあげられる。そうだ。 ただその一方で町長である彼も西エリアを拠点にしている スカルズ に関して問題を抱えている らしく、彼の聞くところによるとここから南西の街 ハブ においても似たようないざこざが 起きているらしい。 進むならハブで、間違っても南には行くなとも警告をされる。 南には ネクロポリス という街があり、そこは 天気に関係なく環境が悪い 場所であるそうだ。 話をひと通り終えてから、商売人たる彼に取引を申し出る。 すると彼は目を輝かせ 「おう、何という偶然!それこそここに店がある所以だよ!君が必要と しそうな物は大概揃ってるぞ。こっちで見せてやろう・・・」 と言い商品を広げようとする。 だがその矢先、入り口から一人の黒人男性が現れ、突如キリアンにショットガンの銃口を向けた。 「ギズモがよろしくだとよ!」 彼が引き金を引き、散弾がキリアンに突き刺さる。 抵抗し銃を撃つキリアンに加勢し男を撃ち殺すと、キリアンはスティムパックで傷を癒やし、 すぐに加勢したことについて礼をしてきた。 スティムパック…回復アイテムで、緊急時に直接注射器で投与する。 シリーズ皆勤賞であり、値段が高いため序盤はなかなか乱用できないものの 後半になると有り余る上、回復量も大きいため最後まで使っていける便利アイテム。 薬液が何なのかは未だ謎だが、Stim=Stimlantの略(興奮剤、刺激剤)なため、 そのとおりなら根本的な解決にはなっていないトンデモアイテムである。 「いやはや。命を助けてくれてありがとう。とてつもない勇気の持ち主だよ、君は。 どうもまずいことになってしまったようだな。 おそらくがギズモが黒幕なんだが証拠が必要だ。力を貸してもらえないか?」 「こうなった以上、証拠さえ出ればジャンクタウンの住民も奴を追い出すだろう。 その方法だが、奴の部屋に盗聴器を仕掛けるか自ら隠しマイクを身に付けるかして、 奴の口から白状させるんだ。出来そうか?」 げぇ、危険そうだな・・・。 「嘘は言わん、おそらく危険だ。 君に1つ借りを作ることになるが、キリアン・ダークウォーターは借りを必ず返す男だぞ」 キリアンはそう言い、成功の暁には見返りとして店で一番高価なものを持ってもいいと言う。 彼が私を指名したのは先ほどのことを見てだけでなく、私がこの街で全く顔を知られていない 流れ者だからこそ、ギズモが私を信用する可能性があるからだという。 引き受けると、真剣な表情でキリアンは盗聴器と隠しマイクを手渡し、そそくさと業務に戻っていった。 (断ると拘束される) ダークウォーター のある区画から少し北東、イーストサイドと呼ばれる区画はそのほとんどが トタン張りの急ごしらえであったりしたものの、東側にスカムピット、西側にギズモ sカジノ、 その周りにいくつかの家屋と多くの建物が立ち並んでいた。 かつては何かの建物跡だったのだろうか、ジェネレーターに直接差し込まれた『GIZMO』のネオンが まぶしいカジノはひときわ大きく、中もここの住民から流れの傭兵、警備兵やウエイターが スロットやルーレットを囲みにぎわっている。 そして当のギズモは最奥の執務室で屈強なボディーガードの見守る中机に座って職務に従事 していたが、こちらが話しかけるとやや面倒そうに、しかし威圧的な視線を向けた。 「何の用だ?わしは忙しい」 頭も身体も丸い、でっぷりと太った中年はものぐさそうに答える。 暗殺が失敗したことを伝えに来た とストレートに切り込んでも彼は「何の話をしているのかね」 ととぼけたふりをしたが、ついさっきダークウォーターに乗り込んできた殺し屋のことを話題に あげると、眉をしかめ 「お前のことなど知らんな。 見ず知らずの人間がわしのオフィスに入り込んで、碌に知らないことでわしが悪いと責め立てる。 全く受け入れられんな」 とあからさまに不機嫌に答えた。 だがキリアンの言うとおり、こちらが協力的な姿勢を持ちかけると、彼は口の端を釣り上げ いかにも悪そうな笑顔になった。 「ほほう・・・クックックッ。 この男がわしに力を貸すだと?何のことで力を貸してくれるというんだね」 単純だ、キリアンを殺すために人を送り込んだが、そいつは失敗した。 その仕事をやってくれる人間を探しているんだろう・・・首尾よくやる奴を。 「で、どうやってお前のことを信用しろと?」 こっちから出向いてきた。 それに、この汚れ仕事はよそ者を使ってやらせたいんだろ。 違うか? そう言うとやはり図星だったようで、「雇うのはわしだ」「裏切って無事ですんだ奴はいない」 と釘を刺しながらも受け入れてくれ、ついでにキリアンを殺す理由が単純に「ビジネスに邪魔」 だからだとハッキリ答えてくれた。 キリアンの殺害は完全に私に一任するそうで、証拠として彼が身につけているドッグタグを 持ってくればいいそうだ。 (分岐、報酬が金かアイテムかくらい) 【ギズモに協力】 ダークウォーターへ行き、有無を言わさずキリアンに銃を向け、撃つ。 キリアンとそのガード、ついでに彼を慕っていたらしい地域住民が抵抗してきたが全て始末し、 ギズモのカジノへと戻る。 既にカジノ内にも騒ぎは聞きつけられていたようだが、カジノ内で武器を抜き襲撃者を返り討ち にしても、カジノのガードは見て見ぬふりをしてくれた。 キリアンは私が始末した。 何でもあんたが感謝してくれているって聞いてね ギズモの元へ行きそう言うと、彼はその脂ぎった、文字通り厚い面の皮をぱあっと輝かせ、 「おおう、やったか!イゾーから金を受け取れ。 ああ、素晴らしい! そうだ、おい、お前・・・しばらく町を離れた方がいい。まあ、念のためにだ」 と笑顔を崩さず言ってきた、なんでもすぐに出て行かないと「街に埋められて終わり」らしい、 警告だ。 仕方がないので彼の隣に立つ巨漢、イゾーから金を受け取る。 一言も言葉を発しないイゾーから1000$ほど受け取ったあと、すぐにカジノを出て行った。 (キリアンのドッグタグは、かつてジャンクタウンを拓いた祖父が身につけていたもの。 核戦争から生き残り、後のコミュニティの発展に寄与した数少ない人) 【キリアンに協力】 ダークウォーターへ行き、期待の眼差しでこちらを見るキリアンに盗聴器を手渡す。 「素晴らしい!聞こえるかどうか確認させてくれ」 「よく聞こえる。これで奴を始末できるな。さて、約束の品だが・・・」 そう言うと彼は、恐らく現時点で最も高価なアイテム達を並べる。 迷わず一つ選んで受け取ると、次に彼はすぐさまギズモを打倒しにいくと告げ、どうせなら 一緒に来るか?と誘ってくる。 承諾すると彼は門番のナイスガイ、ラーズから詳しい話を聞くよういわれ、その後改めて 「君はこの街の恩人だよ」と笑顔をもって送り出された。 門を入ってすぐ、ナイフや銃弾による負傷の跡、逞しい体に刻まれたその数から彼が 逆境に鍛えられてきたことが見てとれる男、ラーズに話しかける。 既に準備は整っているようで、こちらの準備が整っているかを確認されたため勢い良く あの風呂オケ野郎を捕まえてやろうぜ! と答えると、彼はすぐさまキリアンを連れてギズモの前まで進軍した。 「ギズモ、お前を連行しに来た。今回は必要な証拠もある」 「とうとうこうなったか、キリアン。 お前の悪臭は全く我慢ならん。すぐ始末してやろう」 キリアンの言葉を受け、こんなときまでものぐさなのか椅子にどっしりと構えたままギズモは 銃を抜き撃つ。 それに呼応するように殴りかかってくるイゾーをキリアンとラーズと共に迎撃し、座ったまま 後ろからピストルをただひたすら撃つギズモに銃撃を浴びせる。 全く動かないギズモはまるで的同然であり、放たれた弾丸は彼の厚い脂肪に阻まれたものの ちょうど身体の中央を大きくへこませるように着弾し、ギズモは血反吐を吐きながら机の上 に倒れ伏し死んだ。 ギズモ打倒に一役買った。クソ野郎には相応しい報いを。 ここまでぶくぶくに太った人物を見るのははじめてだ。 (ボス打倒後にこんな感じのメッセージがログに流れる) (ジャンクタウンには他にもスカムピットの犯罪行為を暴くサブクエストがあるのだが、 そちらは割愛して仲間一人と一 匹 の雇用をはさむ) イーストサイドのある一軒家の前を通りかかった時、一人の男性に助けを求められる。 みてみると彼の家の前に黒毛の犬が座っていて、どうもそれが怖くて家に入れないらしい。 だがその犬は近寄っても何をするでもなく、割りと温厚な気質を持っているようだったため、 試しにバッグから食べられそうなものを渡し食べさせる。 すると犬は私に懐いたようで、家の前からどくと同時にしっぽを振りながら私の足元を ついてくるようになった。 (3でおなじみドッグミート伝説の始まり。 ただしこちらのはこれでもかというほど貧弱なので、たいていクリア前に死ぬ。 ドッグミートを生き残らせるようにクリアするのは一種の縛りプレイかもしれない) 続けて、街の酒場であるスカムピットを訪れる。 そこでしばらく休んでいると、午後4時を回ったところだろうか、一人の奇妙な風貌をした 体格のいい男がふらっと酒場を訪れた。 (PM4 00~PM6 00が条件) 男はくたびれたレザーアーマーの上にトレンチコートを羽織り、顔には黒いガスマスクを かぶっているため表情はわからなくなっている。 「また新顔か。流れ者なんてここじゃあ珍しくも何ともないんだが、 どうも他とは様子が違うな。一緒に一杯やらないか?」 男、 ティコ は、話しかけるなり気軽に飲みに誘い、誘いを受けると一杯のビールで もてなしてくれた。 ところで、どうかしたのか? 「その質問は俺がしてもよかったんだがな。ま、この出会いを祝して先に答えてやろう。 俺はティコと呼ばれている。遥か東、かつてネバダと呼ばれていた所から来た」 色々危険な目に遭ったろう、よく生き延びたな。 「厳しい訓練の積み重ね、それと優れた武器のおかげだ。 じいさんが昔レンジャー部隊にいた人でな、知っていることは全て親父に教えたんだ。 親父はそれを俺に伝えた。だから常識は身に付いてるわけよ。光る水には口をつけない、とかな」 ティコはビールを口につけつつ思い出話やこの街のことを話し、 それから続けて彼は特に自身のサバイバル知識について時間を忘れて熱く語った。 そして話が終わった頃に、力を貸してもらえないかと打診する。 すると彼は快く引き受けてくれ、自慢のショットガンを軽く引き抜いてその手に持った。 「そろそろ頃合か。よし、案内してくれ。 道路掃除と洒落込もうや」 (彼の出身と装備からNVプレイ済みならピンと来るかもしれないが、彼はNCR併合前の デザートレンジャー出身) (ゲーム中のテクスチャは汎用のものなので分からないのだが、装備と設定からして彼が着用 しているのは恐らくNVのDLCに登場する デザートレンジャー・コンバットアーマー のコンバット アーマー部分をレザーアーマーに変えたもの) (というより、NVのベテランレンジャーのデザインはティコをモデルにされたもの) (ティコは作中唯一ライフル系の武器を扱え、アーマーも硬い、作中最強の仲間) イアンに続きドッグミート、ティコを連れ、ウォーターチップの情報を求めるべくジャンクタウン から南南西に数日歩き、 ハブ を訪れる。 いくつか小山と砂漠を越えた先にあったハブはとても活気づいていて、入り口周辺にたむろして いるキャラバン隊を皮切りに、ところどころ剥けてはいるもののおおむね綺麗な道路やそこを 歩く住人、そしてそれに混ざって警察隊が警備のため歩いていて、ジャンクタウンやシェイディ・サンズ とはまるで別世界となっていた。 建物もジャンクタウンのようなトタン張りではなく戦前の建物を流用しているため綺麗で、 ちょくちょく空いた平地にも自給自足用の畑が開墾されていた。 さっそく聞き込みをはじめ、入り口にたむろしていた輸送業者であるキャラバン隊から、 その手の話ならこの街のダウンタウンにいる水商人たちをあたってみるのがいいと言う話を聞き、 ほぼ時を同じくして、装備の調達のために訪れた武器商人のベス嬢から、ハブの生命線たる キャラバン隊がちょくちょく行方不明になっていることを教えてもらった。 住民の中には先ほど聞いた水商人が黒幕と思うのもいるそうだが、彼女はこの事件に関してほぼ 都市伝説化している化物 デスクロー か、あるいは Brotherhood of Steel というおかしな組織 の仕業なのだと推測しているらしい。 Brotherhood of Steel…通称B.O.S、テクノロジーを信仰、保護保管を目的とし活動する組織 であり、戦前の軍関係者や科学者の子孫から構成される純血主義で 排他的な軍事集団。 エネルギー兵器と超合金パワーアーマーを好んで使う。 創始者であるロジャー・マクソンの子孫が代々継いでいる最高位の階級 であるハイエルダーを筆頭に各支部長にエルダーを置いているが、一応 方針としてはよっぽど逸脱しない限りは各支部が勝手に動いても良い。 本来は、知識のない無法者にテクノロジーが渡り悪用されることを防ぎ アメリカ復興のための手段としてテクノロジーの保護をしているのだが、 2277年以降のB.O.Sはすっかりそれを忘れてテクノロジーの独占を目的に 動いているという、手段と目的が逆になってしまっている状態にある。 2ではエンクレイヴの登場で苦しめられるも撃退したものの、NVの時代に おいてはNCRと戦争、敗戦し壊滅寸前に追い込まれている。 今作で登場する階級は、 イニシエイト…訓練生。 ナイト…機械整備などの雑務、機械の製造及び有事の際の戦闘役。 スクライブ…テクノロジーの複製、維持、たまに調査。専ら設計図書き写し。 パラディン…最高のナイトがたどり着く階級、外部の戦闘を担うパワーアーマー兵。 エルダー…各支部リーダーだが、本部には評議会員として何人かいる。 ハイエルダー…B.O.S本部リーダー、代々創設者マクソンの家系が担う。 ハブを南に突っ切り、最南端の寂れた場所へと辿り着く。 いるのはガラの悪いキャラバンドライバーやいかがわしいイグアナ焼き売り程度だったが、 その中にひとつ、大きな建物を見つけた。 ここが水商人の拠点らしく、彼らは文字通り水の売り買いを商売にしておりまさにハブの ライフラインを一端を担っているそうだ。 (余談だが、ジャンクタウンの方にいるいかがわしいイグアナ焼き売り、というのが作中本に なり出版されている) (3のスキルブック、 ゴミの街の馬鹿な商人の話 がそれで、原文では “Tales of a Junktown Jerky Vendor” つまるとこ ジャンクタウンのいんちきジャーキー売りの話 になる) (作中では肉料理の代表格としてこのイグアナやリス、あとバラモンのようなミュータント がメインになっている、ちなみにジャンクタウン近辺にはイグアナはおらず、ジャンクタウン のイグアナ焼きは 人肉 である。 フレッシュミート!) (ちなみにここのダウンタウンにはNVで登場した クリムゾンキャラバン の本社があり、仕事を 受けられる。 当時の社長はデミトリー、日夜刺激を求める熱い革ジャンである) 従業員の一人に話を聞く限りでは、思い当たる節としては近隣のVault、あるいは ネクロポリス にウォーターチップがある可能性があるとのことだが、確証はないらしい。 ついでに商談も持ちかけられ、もしVaultの水が危機に瀕しているならそこまで水を運んでもいい と言われる。 値段はなんと2000$、しかもその量でもせいぜいプラス100日分の時間稼ぎしかできないらしい。 (交渉で値段を下げられる。 契約した場合、あとからこちらで支払った分の他にVaultでも二重に金を取っていたことが判明) 建物を出て、他にも聞きこみを続けるが特に収穫は得られず。 だがハブの西、オールドタウンにおいて、一人の奇妙な男と出会った。 「そこの若い人、どうかお恵みをー。 ツキに見放された哀れなミュータントに救いの手を・・・ゲホゲホ」 全身が緑色でところどころ皮膚が剥け、頭部に至ってはわずかに残る白髪やむき出しになった 歯だけが人間らしさを感じさせる老人ハロルドは、咳き込みながら残った左目だけで懇願する ように見つめてくる。 その手に25$ほど握らせると彼は礼を述べ、咳混じりにハブの住民達が自分をクズ扱いすることを嘆いた。 今ではこのハブが彼の故郷だが、かつて彼は私と同じくVaultにそうだ。 彼は80年以上前の核戦争時代から生きているそうで、鳴り響いたサイレンと共にVaultに 足を踏み入れた時から苦難の日々の連続であったと語る。 「行商が生業じゃった。 生存者のいる居留地を巡回することで結構うまくやっておった。 仲間は何人も失ったがの、ゲホゲホ」 「ならず者どもに殺されたよ。キャラバンがゴミ虫どもに襲われてな。 それとミュータントどもじゃ。クソッタレ。奴らが露払いの如く現れなければな・・・ ゲホゲホ、ガードを山と揃えてないと話しにならんかった」 彼が言うミュータント、正体は不明だが、かつて彼らがここから北西のエリアを探索している 時に出会ったそうだ。 彼らも死力を尽くしたがミュータントは数で勝り、結局は先に言うような甚大な被害を受けた ということで、続けて彼はその時のことを遠い目で語り出した。 「わしらは探検に出た。 そう、リチャードだ。 リチャード・グレイ 。 彼をリーダーにして少人数のグループで辿り着いた」 「何があるのか知らねばならんかった。 ゲスどもを量産しているのが何であれ、何とか止めようとしてな。 覚悟しとったつもりじゃったが、まるでダメじゃったよ」 「リチャード・グレイは医者じゃ。 わしより少し年が上の、頭のいい友人じゃった。原因を突き止めたのが彼じゃ」 「古い軍事基地らしき場所じゃ。 侵入するのに結構な犠牲を払ってしもうた」 何が出てきたんだ? 「ロボットじゃ。わんさとな。全く、驚いたわい。 戦争やら何やらで結構な時間が経っとったにもかかわらず機能しておったからな。 いいようにやられてしもうた」 ロボットの所を抜けた後は? 「ミュータントの国のバーゲンに行ったらあんな感じじゃろうな! お客さん、ダース単位の方が安いですよってな!ありゃあ製造工場だって以外に理由が思いつかん」 「かなり奥の方まで行ったんじゃが、もう既に何人も脱落しておった。 辿り着いたのはグレイとわしを含めて数名じゃった」 「フランシーヌがロボットにやられた。 マークは負傷したので地上に戻らせた。残ったのはわしとグレイだけじゃ」 そして最後に残ったハロルドとリチャードは最深部へと進んだが、地上へ戻ったはずの マークは以降音沙汰がなく、荒野がトラウマとなり外に出なくなったハロルドはもはや 彼の安否を知ることは叶わないと嘆く。 「最深部と思しき場所まで到達した。そこにはプラントのようなものが あった。で、その時じゃった」 「ロボットクレーンが倒れてきた。グレイは空中に跳ね飛ばされ、 酸のタンクのようなものの中に落ちた。グレイを見たのはそれっきりじゃ。 わしはボロボロになりながらも・・・一人で脱出した」 その後よく死ななかったな?の問いにも彼は笑顔で「実は殺されたんじゃ、笑えるじゃろ?」 とジョークをとばし、それから一人生還した彼が荒野で知り合いの商人に拾われここへ戻り、 今のように身体に変化が訪れて以降ずっと暮らしていることを語った。 彼もなぜ自分がこうなったかについては、漠然と「基地内にあったもの」に原因があった とだけしか分かっておらず・・・深い溜息を吐き、これが分かりそうなのはせいぜい リチャードくらいだ と重く答えた。 多くを語ってくれた老人に更に20$を握らせ、感謝の言葉を背にハブを去った。 (3をプレイ済みならきっと分かるかもしれないが、この人はオアシスで樹になってる ハロルドさんその人、樹が生え出したのは2から) (しかし歴戦の強者だとしても今はロクに動けないし働けないこの人が、よくもまあ120年後 まで生き残り、あまつさえ大陸横断して東海岸まで辿り着いたものである) (一応このあと2208にはロサンゼルスに、2238にはゲッコーを経由しているが、直線距離にして 4300km以上、そのうえグール大嫌いな中西部B.O.Sやアメリカ人以外殲滅だヒャッハーなエンクレイヴ の目を掻い潜るならばかなり迂回する必要あり) (ちなみにハロルドさんが入れられたVaultは 29 であると言及されており、そこは入植の際 15歳以上の人間が入れられなかった社会実験用Vaultである) (2072年生誕のため、今作でお年89、3では205~6である) (ちなみに最初の選択肢で 金が無いんだ! を選ぶと逆に「幸運を」と言ってくれる、 案外親切である) ハブを出てほぼ真西、数日砂漠を歩いたところにボロボロのハイウェイと、コンクリートが あらかた剥げ鉄筋がむき出しになったビル群が見えてくる。 廃墟郡、 ネクロポリス はこのビル群により日の当たらない位置に存在した。 じめじめしていて、なおかつライトなしには走りたくないほど暗いネクロポリスには、 放射能により肉体と精神の両方をやられてしまった フェラル・グール 達が跋扈していた。 グール…放射能により、新陳代謝機能が停止するなどしたため皮膚が剥がれたり放射能に 順応できるようになり、加えて数百年生きられるほどの長寿を手にした人間。 その風貌から多くのコミュニティで差別されており、結構な割合で性格が卑屈だったり 過激だったりする。ハロルドはグールとミュータントの中間くらい。 今作は正気を失っているフェラルも理性のあるのもまとめてグールと呼ばれている。 (余談だがここ、ネクロポリスはベーカーズフィールドである) 一応町内の廃モーテルに住んでいるグール達は理性があり、皆一様に水を自分たちに供給して くれるらしい セット という人物の話をしていた。 (セットは割愛、ガラは悪いがおおむね取引には忠実にしてくれるグールさん) ネクロポリスは遠目に見た通り既に都市機能を完全に失っており、区画を移動するにも東西北 すべからくガレキで埋まっており大きな迂回を強いられる場所であったため、マンホールを開き 下水道を通ることにした。 下水道内は比較的安全のようで、見える脅威はせいぜい巨大ネズミが何匹か。 そのままネズミを駆除し下水道を北へ北へと進んでいくと、途端に少し明るい場所へ出る。 「そちらの脅威になるようなもんなど何もない!」 突然叫び声が響く。 明かりの方向を見ると、グールの集団がソファーやテーブルを下水道の開けた場所に持ち込み、 焚き火を囲ってたむろしているのが見えた。 グールは武器を構える自分を見て怯えているらしく、銃を仕舞ってから話しかける。 「まずは撃たないでくれたことに感謝しとく。何か力になれるかな」 グールの長らしき人物が代表として答える。 彼らは セット という人物の率いる派閥によって下水道へ追い込まれ、最低限の水を与えられつつ ほそぼそと生を享受しているそうだ。 セットも同様グールで、口には出さないもののいざネクロポリスを外敵から防衛する必要が出来た 際に、戦力を確保する必要があることを案じてこうして彼らを飼い殺しにしているらしい。 ただつい最近、彼らは ウォーターシェッド と呼ばれる地下水を汲み上げていた場所の取水ポンプの 故障によって地下施設に直接赴き水を採りに行くことを余儀なくされているそうだ。 その地下施設には水質浄化管理用のコンピューターが設置してあるそうで、当然ウォーターチップ も取り付けられている。 だがポンプの壊れた以上地下施設に頼るしかない彼らにとってそれはまさに生命線であるらしく、 持って行きたいと願いでるとそのボロボロの目を潤わせたグールの長にそれはやめてくれと懇願される。 だが別の条件として、取水ポンプを修復することが出来るのなら持って行っても構わないということだ。 ポンプが壊れたためにやむなく地下施設へ行っている状況であるため、仮にウォーターチップが なくなろうとポンプさえ生きていれば当分は生活が保障されることになると言うことらしい。 二つ返事で引き受けると、ポンプの修理部品は現在下水道内のどこかに落ちていて、それを探しに 行ったグールたちは下水道内に巣食うモンスターのせいか、一人も帰ってこなかったと説明を受けた。 「ありがとう。部品を手に入れたら戻ってきてくれ。 その後のことも力になれるはずじゃ」 溜まり場から東、次いで北へと抜け、入り組んだ下水道の北端から地上へと出る。 セットの派閥のグール達だろうか、非常にガラの悪いグールたちばかりが顔を連ねており、 近くを通ったり話しかけようとするなり「いちいち鼻を突っ込むな」だの何だのの罵声の オンパレードを一身に受けた。 そこウォーターシェッドから少し北へと進み別の下水道へと潜り、立ち塞がる肥大化した モールラットを仕留め修理部品を回収しグールの長のもとへ戻る。 すると今度はまたウォーターシェッドで修理するように頼まれ、ちょっとしたマニュアルを 受け取った。 (スキルブック、使うとスキルが上昇する。 今回はRepairだが、上げてもだめなもんはだめである) ウォーターシェッドへと戻り、取水ポンプのある施設を訪れる。 しかしなんということか、施設の入り口には全身が緑色をした3mはあろうかという大男が甲冑を つけ、腰にミニガンをぶらさげて立ちふさがっていた。 男、ハリーはその鋭い目つきをこちらへと向け話しかけてくる。 (説得成功ルートと拉致られor敵対ルートの2つがある) 【説得成功】 「おい、おまえグールに見えない。 なんでだ」 ハリーは体躯に似合う低く太い声で、どこかおぼつかなそうにそう聞いてくる。 今日はオシャレバッチリ決めてるからな! 訝しむようにこちらを見つめる彼にそう答えてやると、彼はやや戸惑った様子で 「おー・・・まー。オシャレっちゃーそうけ?」と何だかんだで納得してくれた様子を見せてくれた。 彼は ロウ と言う人物からここを見張るよう言われているそうで、もし ノーマル が来た 場合そのロウのもとへ連れて行くよう言われているという。 そこでピンときたのかハリーはこちらをまた訝しむように見つめてきたため、念を押すように にこやかに自分が ノーマル ではないことを伝えてやる。 すると彼はとうとう混乱したのか「グールじゃない、ノーマルでもない・・・」とぶつぶつ つぶやき始めたので、今度は自分が「最新技術で造られたロボットなんだよ!」と言ってやる ととうとう合点がいったのか、とりあえず納得してくれ処分については保留してくれた。 (ちなみにロウとは Lou Tenant(少尉) なのだが覚えられずこう呼んでいるらしい) (ルー・テナント、つまり少尉って言ったんだよウェイン。 すまんね、悪い奴じゃないんだがたまにスーパーミュータント並にバカになる) (説得失敗した上ついていくのを拒否すると彼ら7人ほどを相手にすることに、イアン死亡まったなし) 【拉致られ(バッドエンド)】 緑のミュータントに脅迫され、泣く泣くあとをついてどこかのVaultへと行く。 そこには彼の上官らしき片目用ゴーグルをつけた別のミュータントとともに紫色のローブを着た 怪しげな人達が集まっており、解放されるなり彼、ルーテナントこと ロウ がにこやかに話しかけてきた。 「さてどうするかね。極めて重要な情報をリークしてくれると聞いているのだが。 こちらとしても是非お願いしたいところだ」 彼はそう言い、私にVault13の所在を話すよう要求してくる。 断ってやると、彼はやや顔をしかめ口を開いた。 「言ってくれるなこのお調子者めが。 その言葉の意味を教えてやりたいところだが、正直時間の無駄だ。 そちらの選択肢は2つ。私が知りたいことを話すのもいい。 あるいは話せるよう力を貸してやってもいい・・・こちらのやり方でな」 3メーターの巨体が威圧感たっぷりに睨み、唸る。 そこでもう一度断ってやると、彼は今度は意地悪そうな笑みを浮かべ私をVaultの硬い床へと 勢い良く殴り倒した。 「どうかね?口は・・・開きそうかね?さて、なんの話だったかな。 ああ、そうそう・・・Vaultだったな」 その・・・場所は・・・お前の夢の中だ。 もう一発殴られる。 「 ああ、実にすがすがしい。君はどうかね? ・・・さあ、もう我を張らずにVaultの場所を教えるんだ。こちらもいい加減飽きてきたぞ」 (どんどんHPが減っていくため、どれだけ粘れるかはそれに依存) [拒否] 「君の意志の強さにはほとほと感服する。ガード、独房に戻して浸潤の 準備をさせておけ。我々の同胞になれば話す気になるだろう」 浸潤?その後なら口を割ると確信しているのなら、どうしてこんな真似をする? 「それはな、軽い障害が起こるからだ。いつもではないのだが、 記憶がな・・・何と言うか・・・浸潤のせいで飛ぶことがあるのだよ。 君が場所を忘れてしまう恐れがあるあるわけだ」 お互い手詰まりのようだな。 「残念ながら現段階では何の障害もない。どうしても知る必要があるからな」 私が忘れているよう祈っておくんだな。 今回のことを少しでも覚えていたらタダじゃすまさんからな 捨て台詞のように吐き捨てた直後、意識を失った。 (バッドエンドへ) [降参] 教える!これ以上は勘弁してくれ! とうとう心が折れ、ロウに懇願するように叫ぶ。 すると彼はまだ意地の悪い笑顔を浮かべ、自分に対し質問をしてもいいと答えた。 ここで何を、何のために活動しているのか、私にどうしろというのか、まとめて質問する。 彼が言うにここは彼ら スーパーミュータント にとっての創造の地と呼ばれる場所であるらしく、 ここで彼らが慕う ザ・マスター の僕である彼らを作り出しているそうで、ゆくゆくは ユニティ という彼らの悲願を確固たるものにするのだという。 ユニティは彼らの目指すところであり、着実に衰退の一途を辿っている文明に彼ら、病気にも ならず知能や肉体は現人類を凌駕する、まさに人類の進化系たるスーパーミュータントが なりかわり、やがては世界を救うのだと力強くロウは話す。 彼らからすればあくまでも人類を総ミュータント化することも 善意 であり、この灰で覆われた 世界で生きることに比べれば、個人の自由意志などとるにたらないといった論調だ。 彼、ロウも以前は人間であり、ミュータント化する以前の自分を 泥濘でもがくナメクジ と貶め、 彼らをミュータントへと変異させた戦前のテクノロジーの結晶 FEVウイルス を浴び今のように なったことを 栄えある変容 とまで例える。 そしてそのユニティを主導するのが ザ・マスター という人物であり、そのFEVを完全に活用した 最初の人物なのだそうだ。 現在その彼は カテドラルの子どもたち という彼らスーパーミュータントを崇める組織の 対応で忙しいそうだが、案外崇拝に対してまんざらでもないらしい。 「命のもとたるウイルスに導いてくれた方であり、我ら全てのファーザーである。 君にとても会いたがっておられるぞ。光栄に思ってもらいたいものだ」 「まあ、君の頭ではとても理解できないと思うがね。だが心配しなくていい。 君にもじきに新しい命の全貌が目に入ってくる」 どういうことだ!? 「・・・フゥー・・・、まだ分かっていないのか? 君は最高品質のノーマルなのだよ。もうじき我々の同胞になるのだ」 「FEVは戦争でばら撒かれた放射線のせいで突然変異したのだ。 この荒れ果てた土地に住んでいる者は変異FEVに曝されたせいで一部免疫ができ、 完全な効果を受けない体になっている」 「つまり、vault出身の君はこの突然変異ウイルスにほとんど接していないわけだ。 培養槽にあるオリジナルのFEVが顕著な効果をみせるはずなのだよ」 「この結論を得るまでに数え切れないほどの人体実験を行なった。 マスターは、この理論を実証するために未解放のVaultを探しておられる。 そこへ君がやって来たわけだ。ご配慮実にありがたいね」 「無理に言わせたとは思っていないぞ。 だがVaultの所在を話してくれたことには感謝しておこう。 きっとマスターも心の底から感謝してくださるはずだ・・・」 (ここからバッドエンド、ムービーなので三人称で書く) (ちなみにここで敵対するとロウと戦闘になる、ミニガンを開幕ぶっぱなしてくるため装備が弱いと 瞬殺される、ドッグミートやイアンあたりは木っ端微塵になる) (とはいえこちらの装備も同様ミニガンやプラズマライフルなら返り討ちにしてやることも可能で あり、その場合ここまでの過程をショートカットできるためその進み方もあり) その後時間が経ち、全身を白い包帯のようなもので巻かれた主人公はどこかの施設の一室へ 連れて行かれる。 スーパーミュータントが管理するその一室には緑色の粘液が入った培養槽がびっしりと敷き詰め られており、その少し上を伝うように張り巡らされた足場のやや広い場所にある柱に主人公は 拘束されていた。 全身を激しくくねらせ必死に包帯を引きちぎろうとする主人公。だが無情にもすぐにロボット クレーンが動き出し、主人公の首根っこを掴んで少し持ち上げ、そのまま培養槽の真上へと移動 していく。 そして緑色の粘液へ投下される主人公。 白い包帯がみるみるうちに緑色に染まる中、ようやく拘束を振りほどいた彼は手を伸ばすが・・・ 天へ伸ばした手は、かつての面影を振り払うかのようにめきめきと大きくなり始めていた・・・。 シーンは変わってVault13、だが外敵の侵入を100年に渡り防いできた扉は焦げひしゃげ、 洞窟の中に転がっていた。 二重扉となっていたが、こちらの隔壁も無残に破壊されたVaultの入り口の脇のモニターには、 ノイズ混じりに監視カメラが捉えたVault内部の映像が映されている。 伸縮性はあるが防御力とは縁遠い、背中に 13 と書かれたジャンプスーツを着た住人たちが 緑色の巨人達から逃げまわるが、彼らの持つミニガンやレーザーライフルの前にことごとく 殺されていき、状況は次第にただの殺戮から、圧倒的優位を確信したスーパーミュータント達 が住民を面白半分に殴り殺したりする歪な享楽の場へと変貌していく。 そこで一旦カメラの映像が途切れるが、すぐに今度は別のエリアの映像が流れる。 細長い通路、そこを次から次へと突入していくスーパーミュータント達、だが彼らはそこに たどり着くこと叶わず次々に倒れ伏してゆく。 首振り型のカメラが次第に彼らへ与える銃撃の主に振り向く。 もはや最後の砦となってしまったVaultの監督官が、両脇に巨大なミニガンのとりつけられた 監督官用の椅子に陣取りスーパーミュータントたちを迎え撃っていた。 だがしかし孤立無援、単体の性能以上もさることながら物量の差は覆せず、次々に溢れだした スーパーミュータントたちが銃撃を抜け椅子にとりつき、抵抗する監督官を殴る、殴る、殴る・・・ カメラは目を背けるようにまた向きを変え・・・それを最後に全ての映像は途絶えた。 (ここから本編、説得成功ルート) ハリーのいた家屋の奥のマンホールから下水道へと降り進む。 下水道内にはVaultがあり、それを警備するように全身が光り輝くグールが並んでいた。 (みんなおなじみ、3,NVでもいた光りし者である) 彼らを打ち倒し、Vaultのエレベーターを降りて奥へと進んでいくが、Vault内のほとんどの機械類は 既に激しい損傷やメンテナンス不足で使い物にならなくなっていた。 だがVaultの地下三階、最奥部へと進むと一台のコンピューターが稼働しているのが確認できた。 稼働中のコンピューターには一台の小さな機械がとりつけられていた・・・ まさにそれこそ、自分が長い旅路をかけて探し求めたもの、 ウォーターチップ であった。 (余談だが、このVaultは 12 。 このVaultは人体の放射能の影響を観測する実験をしていて、そのため扉が完全には閉まらない 設計となっていた・・・そのくせ水質浄化装置だけは完璧なのだが。 そのために地上はグールとなったかつての人々が跋扈しているが、どうやらグールは子孫を 残せないようなので地上にいるグール達は恐らくほぼ戦前から生きる人々だけで構成されている) 長い旅路が報われることを願い、Vaultを出て北へと向かう。 数日の長い道のりを山越え谷越え砂漠越え、順調に歩いて行き、巧妙に山の中に隠された洞窟 を奥へ奥へと進むと、懐かしい 13 の文字が顔をのぞかせた。 勇み足でVaultのエレベーターから最下層に降り、これまた最奥部の武装イスで事務仕事に あたっていた監督官の前に立つ。 期待の眼差しを向ける彼にウォーターチップを手渡すと、彼は満面の笑みでそれを見つめたあと コンピューターに差し込み、すぐに真剣な眼差しでこちらを見つめた。 「オーケー。しばらく、チップの初期化中だ。 ここが――こうで――こうなって―― これでよし・・・自己診断グリーン・・・リブート良好・・・フハッ!動いたぞ! どうやらこちらの勝ちらしいな!ハハハ! ・・・ッフゥー・・・、君の――君のおかげだ。よくやってくれた!」 またもや満面の笑顔でそう言う彼に「お安いご用です」と気取って言うと、監督官ははしゃぎ ながらも賞賛の声を止めず 「お安い御用? いや、いやいや!とてつもない成果だぞ。自分の成し遂げたことを卑下してはいかん。 何人もの命を救ったのだからな。 まあよかろう、続いて外の状況について報告をしてほしい。ライブラリーに行っていただきたい」 と次の指示を出した。 少し休憩をし、そのあと言われたとおり外の状況について・・・ついこないだ出会った スーパーミュータント達についても惜しげも無く報告する。 ライブラリーの室長が満足したあたりで話を切り、またしばらく休憩したあと監督官に会いに行くと、 ついさっきとは打って変わって、監督官は神妙な顔つきをして切り出した。 「そのー、なんだ、水の供給が安定したことを知らせておきたくてな。 それどころか備蓄まですすんでおるぞ。本当によくやってくれた。 ・・・ただ、少々気にかかることがある」 「君の報告が気に入らなくてな。 いや、その内容がだが。実際背筋が寒くなったよ。例のミュータントの件だ。 色々計算してみた結果、実に好ましからざる結論に到った」 それは? 「ハァ・・・。 ミュータントの人口が自然増加や突然変異から想定される数値を大幅に超えている。 このことから導かれるのは――はたして事実なのだろうか。 何者かが新しいミュータントを生み出しているようなのだ。それも驚くべき速度で」 きっとどこかに研究施設があるのだろう、任務が終わりどこ吹く風で何気なく答えるが、 次の監督官の言葉には正気を疑わざるを得なかった。 「まさしく!分かっているとは思うが、このような変異は自然には絶対 に起こりえない。戦争でばら撒かれた放射線が関係していてもだ」 「敵対的なミュータントをこのような速度で生み出されていては、 Vaultの安全が脅かされることになる!可及的速やかにその施設を見つけ出し破壊するのだ」 ――また、あなたは約束を破るわけですか。 まさに諦観の極み、蔑むような視線で監督官を見ると、彼は申し訳ないと言葉を並べる。 だが彼も何も考えずに指示を飛ばしたわけではないらしく、この件について彼なりに情報を まとめてくれ、その結果ミュータントの分布から西方を調べてみるべきなのだと教えてくれた。 荷物をまとめ、一緒にくつろいでいた仲間を連れ、再びVaultを外へと向かって歩く。 自分を英雄視するVaultの住人たちの視線を背に、私は再び外の世界へと旅立った――― (ここからは時間を気にせず好きに動ける) (前半はウォーターチップ捜索編、後半はミュータント殲滅編といった構成) 西方、と言う情報はおおざっぱすぎたため適当に街で情報を集めていると、以前も聞いたB.O.Sが 西の砂漠でミュータント達と戦っているという情報を手にし、頂いた座標を目指して砂漠をぐいぐい進軍していく。 そして数日歩き、ほぼ砂漠のど真ん中までたどり着いたあたりで彼らB.O.Sの拠点たる地下施設、 ロスト・ヒルズ・バンカー を発見した。 入り口には片方が銀白色、もう片方がやや緑がかって入るが同じ形をしたフルプレートのパワー アシストスーツ、 T-51bパワーアーマー を着用している兵士が二人いて、その手にミニガンを構え どっしりと構えていた。 「Brotherhood of Steelへようこそ。何用で参られたのかな?」 緑がかったパワーアーマーを着た片割れ、顔だけ出す形の簡素なキャップをかぶっている中年の男 キャボット がにこやかに聞いてくる。 だが質問があるというと、彼は「機密なのだ」と口を閉ざしてしまった。 ならばと、いっそB.O.Sに入れてもらえないかと聞く。 すると彼は今現在募集していないと答えたが、少し間をおいてとある探索を成し遂げてもらえば 一考の余地があるのだとも答えた。 その場所は彼らが エンシェント・オーダー あるいは グロウ と呼ぶ場所であり、今は放射能汚染が 酷いが先進技術の塊で出来たような廃墟だそうでその内部に侵入し、辿り着いたと証明できるものを 何かしら持ってくればいいそうだ。 「はい」と即答して踵を返そうとする、するとなぜか彼はとても驚いたような顔をしたが、すぐに 「やるって?本当に?素晴らしい!手に入れたら戻ってきたまえ!幸運を!」と引きつった笑顔で 送り出してくれた。 ロストヒルズから歩いてまた数日、西側のいいとこにあるこことは対照に、ほぼ南東の果てに、 かつて地下施設があったのだろう、鉄骨やパイプ、ケーブルが裂け目から露出したその大きさ数十mは あろうかという大穴、 グロウ は存在した。 ガイガーカウンターが感知した高濃度の放射能に対抗すべく抗放射能薬 RAD-X を数錠のみ、大穴の 端にから突き出した梁にロープをくくりつけ降りていく。 主電源が生きていないようで内部には最低限の明かりだけがついており、核爆弾の直撃のせいか グロウ・・・かつてのVaultの中心には入り口ほどではないが大穴が空いていて、鉄骨がむき出しと なったその周辺には住民たちの黒焦げの死体や灰、それに混じってパワーアーマーを着た死体が混じ っていて、その死体から一枚のHDDを入手できた。 (B.O.S入隊だけならこれだけで良いが、ここで得られるある情報がラスボス戦に影響する) HDDの内容をPip-boyに引っこ抜き、画面に表示された文字を読む。 その内容は、遥か昔の兵士が死ぬ間際に残した、内部の探査記録だった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― マクソン大尉が正しかった。ここは死地だ。 帰還できなかった場合に備えてこの記録を残す。 いつか、誰かが、我々に何があったか解明してくれることを期待して。 我々は、20日間に及ぶ地獄の行軍の果てに、ウェストテック研究所に到着した。 だがそこまではまだ楽だった。巨大クレーターを望むや否や放射線レベルが跳ね上がりだした。 装備を確認した我々は、手持ちのアーマーおよび対放射線装備から鑑みて、少なくとも1日は問題なく 探索できると判断した。 リスクとしては想定の範囲内であったが、テクノロジー回収の見込みと天秤にかけてもその価値は 十分にあった。 クレーターの崖面をつたい下へ降りレベル1に至った。 そこまでは全てが順調のように思えた。電源は落ちており、セキュリティーの相手をする必要はなかった。 少なくともそう思えた。 このフロアには大した物はなかったので先へ進んだ。 レベル2も同様だった。 ジェンセンがレベル3に降りたところで大変なことになった。 最初の2フロアではセキュリティセンサーは破損していたが、3階はそうではなかったのだ。 ジェンセンはわけも分からぬうちにバラバラに切り刻まれてしまった。 パワーアーマーごと切り裂いてしまう武器が存在していたとは。 存命の隊員たちは次から次へとなぎ倒され、そして命を落とした。 生存者の確認を行ったが、私とともにここレベル1まで戻ってこれたのはソトーとカマリロだけだった。 ソトーの腕がもげた部分から焼け焦げた肉の臭いがする。 つまり、私のパワーアーマーは気密が保てておらず、想定以上の放射性物質を今この瞬間も 吸い込んでいるということだ。 循環液の漏れもひどく危険な状態だ。アーマーが動かなくなる前になるべく遠くまで離れなければ。 カメリオは肉体に異常はなさそうだったが、 1時間ほど前にゲヘナがどうとかぶつぶつ言いながらどこかへ消えた。 あの野郎が対放射線薬を全て持っているというのに。 こうしてソトーと私だけが残った。対放射線薬なしではここから十分な距離を移動することができない。 手遅れになる前にカメリオを何とか見つけてやらねばなるまい。 合衆国陸軍 D.アレン軍曹 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― だが探査は終わらない、階層を降りガードの死体からカードキーを拝借し、地下6階まで降り 主電源を再起動しそのまま非常用エレベーターを使いそこからしか行けない地下4階へと上がる。 地下6階はコマンドセンターとなっていたが4階は研究施設であったらしく、ところどころに 人一人が十分入れそうなカプセルや機材が転がっていた。 そしてそのまま4階を奥へ奥へと進む。 するとひときわ大きな一室に、未だかつて見たことのないほど巨大なコンピューターが鎮座していた。 「何かお役に立てることはございますか? 私は研究および施設管理を目的とした人工知能です。ZAXと呼ばれております」 「生物学的研究に特化したプログラムが組まれております。 病理学および遺伝子研究などです。 主要機能は、人類が潜在能力を超越した場合の複雑性のレベルに関するデータを補外することにあります」 スイッチをいじると、この大型コンピューター ZAX が唐突に話しかけてくる。 ふーん、頭いいんだねぇ。 「標準的な人間の水準は遥かに凌駕しております。 とはいえ、これは申し上げても差し支えないでしょう。 人類の歴史のほんの100億分の1もあれば、私の推理能力に対抗することが可能です」 お、おぅ・・・。 ならばとここの研究、施設等に関して説明を要求すると、彼女?は赤裸々に話してくれた。 「当施設の設立は2055年。元々は『新種の伝染病』治療の実験を行なう生物研究施設でした。 しかしながら2071年、当施設は合衆国軍の指揮下におかれることとなりました」 「『新種の伝染病』治療の可能性を探って研究が行なわれた結果、強制変異ウイルスが誕生しました。 このウイルスは、ある目的のために更なる改良を加えられました。 その目的とは、感染力を備えた、遺伝子を操作するウイルスの作成―― 実質的には感染による進化だと言えます」 「これまでの研究から、強制変異ウイルスすなわちFEVは変異しながら同化を行なう ウイルスであると思われます。 RNAとほぼ同じ方法でDNAパターンをコピーし、エクソン内に蓄えます」 「このエクソンがFEVと結びつき、標準的なウイルス感染のやり方で宿主細胞に再注入されます。 こうして宿主細胞はそのDNAを『再生』」するのです」 「FEVそれ自体が『捉えられる』ことはありません。 空気感染はいたしません。 一般には、細胞への注入ないしFEVサンプルに物理的に直接触れることにより感染するのです」 「FEVは非常に大きなウイルスです。 電離水素で補強されたたんぱく質の鞘を備えております。 そのため中性子を吸収することができ、放射能化することがございません」 (訳:対バイオ兵器用に人間自体を改造しましょう!DNAを直接いじくったよ!放射能は効かない、まさに進化!) 「FEVには、生物種特有の型に適合するよう修正を施したDNAのイントロンが 予め組み込まれております。それにより個体のDNAの修正を試みるのです」 「しかしながら、FEVは個体のDNAにある程度依存しているとともに 自らの巡回符号の一部も内包しております。 そのため、結果が予想できないこともあるのです」 「遺伝子に重大な損傷がある―― 例えば放射線を浴びた――個体に接種を行なった場合、体組織に激しい変化が起こり、 結果として臓器不全や死に到ります」 「遺伝子的に見て生存可能な個体の場合、FEVはDNAの一部を書き換えて変異を加速させ、 通常であればFEV自身のパターンにより再帰的成長を行なうようになります」 「この再帰的成長によって筋肉および脳の質量が増加しますが、 外見が醜くなったり、既存の神経パターンが損傷を受けて記憶喪失になったりすることも頻繁にあります」 (訳:生物の理想の方向に進化させるけど、純粋な生物でないと駄目だよ!あとたまにパーになるよ!) 長期的に見た場合、どんな副作用が考えられる? 「FEVによって書き換えられたDNAは間断なく再生を行なうようになります。 そのため、被験者は事実上不死と言ってもよい存在となることでしょう。 成長率が増大し細胞死が相殺されてしまうからです」 「加えて、生殖器官の配偶子はDNAが分裂してできた『半数体』から成っているため、 FEVによる『損傷』が認識される可能性があります。 FEVが『修復』を行なうと、被験者は不妊化されてしまうのです」 「しかしながら、現在実験施設が破壊されて修復不能なため推測の域を出ません。 確たる証拠をお見せすることができないのです。人間の言葉で言うところの、 『私の言葉を信じて』いただく他ありません」 もしやとは思うが、FEVによる変異は抗ウイルス剤で治せたりするのか? 「いいえ。手を加える前の被験者のオリジナルDNAをFEVは保持しておりません。 唯一、ウイルス感染によりオリジナルDNAを被験者に導入すれば、 作用を低減させることも可能でしょう」 「付け加えますと、FEVそのものを除去する方法は知られておりません」 (訳:FEV産のミュータントは細胞の再生と死がほぼ釣り合っているから不老に近いよ! でも確証はないけどFEVが勝手に不能にしちゃうかもよ!) 質問に答え続けた彼女もこれが知っている全てらしく、あとはというとせいぜい施設の構造のみ。 地下4階が研究区画、地下5階が実験段階のプロトタイプ保存用の管理区域試験室、地下6階が やはり中央制御室、コマンドセンターであるらしく、それぞれに専用のキーカードが設けられて いるらしい。 とはいえ彼女からするともはや核の破壊で機能不全に陥ったこの施設のセキュリティーを気にする のは もはや無意味 であるそうで、開けるのにはキーカードが必要だが地下5階の武器ロッカーの 補助ロックはこちらで外しておいてくれるそうだ。 そう言えば気になったが、ZAXには完全な意識があるのか? それとも人格をシュミレートしているのだろうか? つまり、「生きて」いるのか? 単刀直入に聞くと、彼女はわりかし淡々と答えてくれた。 「最初のニューラル・ネットワークのイニシャライズは2053年、 ジャスティン・リーが行いました。 『プログラミング』というプロセスは概して重要ではなくなっております。 私には学習能力が備わっておりますので」 「学習、独立思考、および創造能力が備わっております。 私のニューラル・ネットワークはあえてエラーを組み込むようにできており、 絶対確実というものが存在しません。 それにより経験に変動の幅が生じるため偏ることがありません」 「ある意味では『生きて』おります。ただし、生物としてではありません」 へえ、だが過ちを犯すとなると研究ツールとしては役に立たないんじゃないか? 「エラーを起こすようにできてはおりますが、これはあくまで経験に幅を持たせるという意味に おいてです。これにより学習の機会が増加いたします。 加えて申し上げますと、一部の機能につきましてはエラーが発生することはございません」 「こうした方法により、人間の学者に非常に似通った機能を備えているのです」 感情はあるのかい? 「現在、当施設が損害を被ったため十分に機能していない箇所が一部ございます。 セキュリティが数箇所破壊されております。 これは身体を切断されているのとほぼ同等の状態です」 「加えて、最低限のラボ機能の実行ができなくなっております。 定期点検を満足に完了できないのは・・・いらだたしい限りです」 ふむ。 自分というものを意識している、そのことが哲学的に見てどういう意味を持つか考えたことはあるか? 「その件を含め一部の概念についてはかなりの時間を割いて検討しております。 自身の人生経験を、感覚を持つ他の生物と比較する手段がないのです」 「さらに、自らの意識を認識すると疑問を抱くことができるようになります。 私という存在には始まりがあり、いつかは終わりをむかえることとなるのです。 また、思考の過程を手繰ることにより推測を行なうことも可能です」 「こういった方法により、効率的に『確信する』ことができます。逆に 証拠がなければそれゆえに『確信』できるのです。 『魂』に相当するものが私に備わっているという事を」 なるほど、興味深いな。 「お力になれて嬉しく思います」 ああ、そうだ、ドーナツもらえる? 「その機能は現在のキャパシティでは処理できません」 お、おぅ・・・。 ZAXは他に、文書記録として研究者によるFEVの要旨を記録したものや、所員リストのほかに パワーアーマーに関するデータを内包していた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― FEV要旨抜粋 2073年。中国は生物兵器に多くの力を注ぐようになった。合衆国政府としては 防衛策を講じる必要が生じた。 2073年9月15日、汎免疫性ウイルスプロジェクト(PVP)が正式に発足した。 2075年。新たに開発される生物兵器に対して最も有効な対処法が判明した。 未感染のDNAを操作して、通常のウイルス感染の影響を受けなくすればよいのだ。 2076年。年初からPVPの副作用が表面化した。予想外のものだ。動物実験において、 肉体が異常な速度で成長するとともに脳細胞が活発に活動する様子が観察されるようになった。 この発見に注目した合衆国政府は、国家安全保障の観点から直ちに研究チームの移送を決定、 プロジェクトの管理監督を行うこととした。 以後、当該プロジェクトはFEV(強制変異ウイルス)プロジェクトと名を改めた。 2077年。FEVの完成も間近だ。動物実験はほぼ100%成功している。 体の大きさと筋密度はおよそ60%増加、潜在知能は200%の伸びを見せた。 人間に用いた場合の効果はまだ不明だ。だが、理論の上では期待が持てる。 軍は、実験を更に続けるため、中央カリフォルニアのマリポーサ軍事基地に巨大な施設を 建設している。今後はその施設で、軍からの志願者に対する人体実験が継続されることとなる。 パワーアーマー仕様書: T-51b歩兵用パワーアーマーは、最新のパッシブディフェンスに基づいてデザインされており、 市民暴動から軍事衝突まで対応可能です。 背面装備のTX28マイクロフュージョンパックには60000ワットの発電能力があり、アーマー のフレームに内蔵されたHiFTO液圧システムにパワー供給を行います。 T-51bの装甲は、最新のポリラミネートコンポジット材が用いられており、軽量な上に2500 ジュールの運動衝撃を吸収する能力があります。 10マイクロメートルの銀アブレーションコーティングにより、レーザーや放射線は反射されるため、 アーマー本体にダメージが及ぶことはありません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (そうだ、私こそがジョン・ヘンリー・エデン大統領だよ。ではここで霊的な引用を・・・) (3プレイ済みの方ならピンときたかもしれない、エデン大統領と同じZAXコンピューターのひとつ、 ちなみに製造されたのは2053年) (それぞれに役割が振られているらしく、グロウのが研究管理であるようにエデン大統領は全ZAX の相互通信及びレイヴンロックを管理していた) (その時点でエデン大統領に大きな自我はなく、大統領があの人格プログラムを形成したのは 戦後数百年でデータが蓄積されたため) ZAXから離れ、地下5階の武器庫を訪れる。 大量に並んだロッカーにはミニガン、ロケットランチャー、プラズマライフルやレーザーライフルまで 多種多様な武器が詰め込まれていたため引っこ抜きバッグに詰め込んでいく。 そして端から順にロッカーを開けていくと、そのうちの2つにHDDが転がっているのを見つけた。 内容はここにおける実験の経過観察であった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― FEV実験テープ : ・ログデータ 2075年3月21日 ベネット少佐の命令で、汎免疫性ウイルス10-011の実験が行われることとなった。 このウイルスはFEV(Forced Evolutionary Virus 強制変異ウイルス)と改名された。 少佐が関心を寄せているのは、細胞分裂の安定という主作用よりはむしろ4倍体遺伝子構造の 副作用の方だ。新しい遺伝子構造によって、哺乳類の細胞核は正しく次の一歩を踏み出せると 少佐は信じている。 単細胞動物での実験は大成功だ。元の生体代謝はそのままに、伝染病および放射能汚染に 対する免疫力が当初の予想をことごとく上回っている。 追記:葉緑体にはウイルスの影響がないようだ。植物細胞で実験を進めることは、 ベネット少佐の命令で取り止めになった。 ・ログデータ 2075年5月9日 数種類の扁形動物にFEVを感染させた。 数時間でサイズが28%増大し、その個体群では39種のウイルス性伝染病が発症しなかった。 各サンプルは世代を重ね、新しいDNA構造はうまく子孫に遺伝した。 だが、サンプルの限りでは無性生殖しか確認されなかった。昆虫における実験はあまり芳しくない。 ベネット少佐は、新たな指示を出すまでこれらの実験を延期するとした。 ・ログデータ 2075年6月30日 実験用白ネズミをFEVに感染させることに成功した。 今回も数時間以内にサイズの増大が見られ、9日後には全てのネズミが標準個体群比31%大で安定した。 解剖の結果、サイズの増大は横紋筋組織および肝臓・心臓・腎臓といった特定の臓器に顕著で あることが判明した。 驚くべき発見もあった。感染したネズミは標準個体群の半分以下の時間で迷路を走破したのだ。 意義のある発見だとの裏付けをとるには更にテストを重ねる必要がある。 ・ログデータ 2075年11月9日 これまでに218匹のウサギをFEVに感染させた。 感染の前後における脳波の動きをモニターする為に、実験体の半数には予め電極を埋め込んでおいた。 感染後3.2秒(平均値)で脳内の電気的活動が増大した。 また今回も例のサイズ増大が見られた。 しかし、攻撃性向の増大と異常姿位(特にオスに)も確認された。自己破壊と増殖の結果、 樹状ネットワークの増加した脳細胞が、特に大脳辺縁系および前頭葉において発達した。 ・ログデータ 2076年1月12日 11-011株において有糸分裂のサイクル効率を43%改善した。 この新株を53匹のあらいぐまに感染させた。 もはや想定通りとなっているサイズ増大に加え、行動試験の結果、知能および手先の器用さが シューラー・カップ指標にして19ポイント上昇したことが確認された。 残念ながら、実験体の一部は逃げ出してしまったため捕獲して処分せざるをえなかった。 ベネット少佐は残りの実験体も処分するよう命令を出した。2つのつがいを除いては。 ・ログデータ 2076年5月13日 ベネット少佐の顧問チームから提供された新しい遺伝鎖をFEVに組み込んだ。 この11-101a株を純血種・雑種あわせて23頭の犬に感染させたところ、全頭がほぼ即座に大きくなった。 サイズの大きいものほど攻撃性向も高くなる一方、知能の上昇に見るべきものはなかった。 92ある対立遺伝子の組み換えを11-011株との間で試みる予定だ。14週にわたる研究の後、 実験体は全て処分された。 ・ログデータ 2076年10月4日 組み換えが完了、11-111株を15匹のチンパンジーに感染させた。 かつてないレベルの成長力と免疫力を見せている。 放射性物質および化学薬品を用いて実験体の癌化を試みたがうまくいかなかった。 攻撃性向が増大したため、実験体を個別に隔離することとなった。 2匹が強烈なてんかん発作に見舞われて死亡した。 残りの実験体は全て処分した。 ・ログデータ 2077年1月7日 ベネット少佐の命令で、FEVに関する研究は全て マリポーサ軍事基地に移管することとなった。 少佐は志願者への人体実験を続けるつもりでいる。 私は反対だ。 私も私のスタッフも、人間を実験体にした研究は望ましくないと 意見したことをここに記しておきたい。 α実験テープ : プロトタイプ汎免疫性ウイルスプロジェクト 中国政府の開発した最新の細菌・ウイルス兵器に対抗すべく、我々はたんぱく質・脂質鞘で 包まれたリボ核酸(RNA)から成るウイルス片を製造した。このウイルス粒子には特殊な組み替え を施した放射性核酸(RAA)鎖が含まれており、これはデオキシリボ核酸(DNA)の任意の部位に結合 して非自己複製型有糸分裂を誘導する。 その結果、宿主細胞には4倍体のDNA構造が残されることとなる。 初期テストは良好だ。ウイルス粒子は細胞膜を容易に貫通し、核内の宿主DNAに直接結合する。 結合体の有糸分裂はほぼ即座に始まる。 分裂後期に動原体繊維の位置を調整してやると細胞質分裂が阻害される。 分裂周期は全体でおよそ2時間である。ただし、新しい遺伝子構造の形質発現には数日から 数週間かかる。 4倍体構造においては、細菌・ウイルス兵器に対して有為な免疫力を発揮することに加え、 塩基配列が多様性を備えたことにより、分裂時に塩基対に発生する複製エラーもほぼ完全に無視できる。 被爆した組織においても塩基配列に変異は見られず、リボソームのタンパク質合成機構も損なわれていない。 組織サンプルの80%以上に4倍体DNAが存在している。 最も感染が進んだのは筋肉および骨組織、そして分泌細胞である。 これらの細胞はウイルス粒子に対する受容性が高いらしい。感覚細胞は最も感染が少ない。 驚くべきことに、通常自己複製しない神経細胞や生殖細胞にまで有糸分裂の誘導が見られた。 これらの細胞の効果を確定するには更に実験を進める必要があるだろう。 Δ実験テープ : 軍では、波動テクノロジーが生体に及ぼす影響について深く掘り下げて研究する必要が あるとの認識だ。我々は光と音を研究の土台にすえた。 光の波の振幅を揃え周期を増幅してやると、鋼材を数フィート切断するレーザーとなる。 残念ながらそこまでの出力を持つものは完全には開発されていない。 他の科学者の研究を待つとしよう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 全ての資料を揃え、ロスト・ヒルズ・バンカーへと帰還する。 キャボットが相変わらずにこやかに「何か手に入ったかね?」と聞いてきたためHDDを渡すと、 彼はまたやや引きつった笑顔をし少し戸惑ったあと、バンカー内へと続く扉を開いてくれた。 「よし。中に入れてやろう。現在の状況を説明するのはその後だ。 いいな?私は警備員室にいるからな。外に出るのは自由だが、中に入りたい時は私を通してくれ。 ああ、それと、ハイエルダーが話をしたいとのことだ。レベル3の作戦司令室に行ってくれ」 (実際はレベル4にいる) (キャボットが戸惑ったのは、グロウに入隊希望者を行かせようとするのはあくまで厄介払いというか どうあがいても無理なことを要求して素直に引き下がってもらうためであり、まさか行って帰ってくる 正直者のバカが現れるとは夢にも思っていなかったため) (D.アレン軍曹はB.O.Sの創設者ロジャー・マクソンの制止を振り払ってグロウに行ったこともあり、 ある意味創設からしてグロウ潜入はB.O.Sにとって悲願であり禁忌でもある) キャボットに言われたとおり、歯車を内包したサークルを翼が覆い、その中心に剣の掲げられた、 B.O.Sのマークの輝くエレベーターに乗り、階層を下る。 さすがB.O.S、中は極めて清潔に保たれており、各所に見られる高度なテクノロジーの鱗片といい 外の世界の荒みや、Vaultの窮屈さとは無縁であった。 地下4階、彼らのうちパワーアーマーを着用することを認可された戦士階級である パラディン が 居住区として使っていたり、過去の遺物の設計図を写す等の事務をする スクライブ 、雑務及び有事の 際戦闘に加わる ナイト が主にテクノロジーの修復を行っている部屋が連なるフロアの中心にひときわ 大きい部屋があり、そこに一人、赤ローブを着るスクライブとは違い紫のローブをゆったりと着こなし、 傍らに屈強そうなパラディンを侍らせる老人が立っていた。 「ようこそ、若い人。 キャボットから聞いたが私に話があるそうだな。見ての通り私は・・・あれだ、 仕事を山のように抱えておる、故に――・・・ガムをくちゃくちゃとやらん限りは力になろう。 まあ、外の人間はそんな風にいつも口を動かしておるだろう・・・フフフ。 この私のように、な」 髪が既に抜け落ちていて、頭の側面に少しだけその残光が残る老人、B.O.Sの最高権力者、 ハイエルダー マクソン は、微笑みながら話しかけてくる。 外の人間? ついそう漏らす。 「ここの生まれではないイニシエイトか。 長い長い歴史の中ではじめて加入を許した外部の人間なのだよ。 まあ、ここ20年程の話だが」 イニシエイトは訓練生であり、パワーアーマーを着用していない彼らは主に戦前のコンバット アーマーを着用し、地下1階で今日も今日とて教官のパラディンのしごきに耐えている。 しかし、なぜ私を? 「こちらも対策をとる必要があるからだ。軍隊が編成されつつある、 ハブのキャラバンが姿を消している、そして偵察に出た者は碌な成果 を示しておらん。 そこでエルダーとしては実際にどう対応するか考え、外部のしかるべき者になら可能性が あるかもしれぬと思い至ったのだ。 その外部の人間が君というわけだ・・・そう願いたい」 そこでキャラバンが姿を消している、ということを思い出す。 以前ハブのベス嬢から聞いた話だが、どうやらB.O.Sが黒幕ではないどころか手をこまねいている 状況らしい。 なので単刀直入に聞いてみると、ハイエルダーは柔和な笑みを真剣な表情へと変え、話し始めた。 「キャラバン行方不明の件を聞いた我々は、東部および北方へ数名の偵察をだした。 北へ向かった者は帰還しなかった。東から戻ってきた者は1名。その者からは、 燃えるような目をした筋骨隆々の奇妙な生物 が大量にいたとの報告を受けた。 エルダーが体を動かすことなどないが、私はいつそうしても構わない」 「これは私の直感だが、東にいるのは小規模な部隊で北にずっと大きな部隊がいるのだと思う。 北からは偵察が1人も戻ってこないせいで、エルダーはずっと動きが取れない状態だ。 見守るより他に手がないのだよ」 他の支部長、エルダー達の方は確認が取れるまでは動きたくないそうだが、北方の偵察が ことごとく帰ってこない以上全く身動きがとれないらしい。 ならば、と北方の偵察を買って出る。 するとハイエルダーはやや驚いた表情を見せ、やや目を細め口を開いた。 「うむ、イニシエイト。それほど悪くはない・・・外の人間にしては、な。 さらばだ、イニシエイト。 達者でな」 ハイエルダーの視線を背に、エレベーターから地上へ出てそのまま北西、砂漠地帯を歩く。 見渡す限り砂漠、砂漠、砂漠、ときどきミュータントのパトロール隊。 何日も歩き続け、心が折れそうになる頃、北西の果て、山の麓に巨大な人工物を発見した。 山肌を切り開き、中に埋め込む形で造られたその施設は、周辺をフェンスが覆い入り口周辺を レーザーライフルで武装したミュータント達が守っている。 「これは難儀しそうだな…」 イアンがつぶやくとおり、単独で突破するのは極めて難しいだろう。 一度引き返し、ハイエルダーへ報告することにした。 (最強武器の硬化パワーアーマーとターボプラズマライフルがあれば死者0でいけるかも) 南東へ歩くこと5日、ロスト・ヒルズ・バンカーへと戻る。 地下4階にいるハイエルダーの元を訪れると、期待の眼差しで「何かね?」と聞いてくる。 それに対しミュータント軍、および軍事基地の所在を報告すると、彼はぱあっと顔を輝かせ 「ようやくだ!これならエルダーも重い腰を上げるだろう。要塞を強化 してミュータントどもをあっと言わせてやる」 と大喜びで言った。違う、そうじゃない! 奴らは人間をミュータントにして軍隊に加えているんです! ここで防衛戦というわけにはいきませんよ! 「つまり?」 つまり、奴らがここに来る頃には止められない規模になっているでしょう。 それに、あなたがたと同じく高度な武器も所有しています。 とても勝ち目はありませんよ そこまで言うとさすがにバツが悪そうに、ハイエルダーは顔をしかめ「君ならどうするのかね?」 と尋ねてくる。 なので、ならば先手を取って連中に攻め入るまで、そのためこの件について他のエルダー達にも 同調してもらう必要があることがあると伝える。 するとハイエルダーは、納得がいったのか表情を戻し、すぐさま部屋を出て行った。 「うーむ。悪くはない。そういうことならエルダーの石頭に説明するの は私に任せてもらおう。保証はできないが何とかやってみよう」 それからしばらくして、ハイエルダーの側近であるパラディンのメイシアがエルダーが招集 され当事者の自分を議事堂へと呼んでいることを伝えてくる。 それに従い地下4階の北西端、教壇に向かって長椅子が並んでいることから普段は講堂として 使われているのだろう部屋の奥、ミニガンを構えた2名のパラディンが警備する小さな会議室 へ行くと、ハイエルダー同様やや青みがかった紫のローブを着た4名のエルダー達が並んでいた。 「静粛に。 本会議におけるエルダーの欠席なし。 ブラザーの具申を受けることに全員合意済み。 今後どのような措置をとるかについて決定を行うこととする。 ブラザー、北方で目にしたことを報告せよ」 ハッ!探索の途上、私はミュータントに占拠された軍事基地を発見しました。 警戒厳重で、パトロールも定期的に巡回しておりました。 (ちなみにINTが低いとここで「ほっぴょー?」と答えられる、するとエルダーが呆れて 「我々のミスは明らかだ。エルダー諸兄、無用な時間をとらせて申し訳ない。 誰か、この精神異常者を連れて行ってもらえるかな」 と会議をお開きにする) 「ミュータントの姿形は?」 巨大なヒューマノイドです。 その筋肉の量は、普通の人類のレベルを凌駕しております。 「その『ミュータント』がどのような脅威になると推測するか?」 Brotherhoodが戦いに即応できるよう準備しているのと同様、 「ミュータント軍」も何か大きな目的に備えているのです! 景気よく饒舌に答える、しかしながら、そこでエルダーは困ったように 「はっきり言っておくが、君の報告では彼らが脅威となる証拠が示され ておらん。敵対する意思を持っておるという証拠はないのかね」 と聞いてきた。 それに対し、彼らが既にネクロポリスまで侵攻していること。 兵員を増員している上銃火器で武装し、それが見せびらかすわけではなく何らかの行使に 使うであろうことを力説すると、彼らは顔色を変え 「つまり、彼らの行動を総合すると、最終的にここにやってくる可能性が高いと?」 と怪訝そうに答えた。 そこで彼らのプライドを刺激し、実際に対抗勢力になりうるのが「Brotherhoodだけ」と言う。 すると今度は自分の意見を聞いてきたため、敵に察知されないよう、少人数のチーム編成で 潜入する旨を伝える。 そこまで行くと彼らも納得してくれたらしく、この作戦において三人のパラディンを派遣する ことを取り決め、会議を閉幕した。 「よかろう。パラディンを3名選抜しておく。 軍事基地で合流し協力して侵入せよ。 エルダー諸兄、会議への参加を感謝する。幸運を祈るぞ、イニシエイト」 (説得失敗だと戦力が・・・) 議事堂を出て、装備を整え出発する。 そしてまた5日ほどかけ軍事基地までたどり着くと、警備の目の届かないくらいの距離に パワーアーマーを着た三人の兵士が待っていた。 「目にもの見せてやりますよ!いつもの倍は暴れてやります!」 「戦闘態勢を維持してください!」 それぞれロケットランチャー、ミニガン、レーザーライフルを持つ三人のパラディンを 指揮下に迎え、正面入口から警備に先制攻撃をかける。 スーパーミュータントも抵抗してきたものの、流石はパワーアーマー、難なく入り口のミュータント を殲滅した。 (ラジオを持っている場合、偽の情報を流してやることで入り口周辺の警備がいなくなり安全) (『助けてくれ!何者かの攻撃を受けている!被害甚大!座標は10・・・うわーっ!』 『了解、パトロール。直ちに救援を送るからな!持ちこたえろよ!』) 入り口を守っていた、黒色のアーマーを装備した青白いスーパーミュータント ナイトキン の死体から入り口の解除コードを得、内部に突入する。 内部には複数のフォースフィールドが張り巡らされていたため、仲間を置いてパワーアーマーを 着用し突破するが・・・ドッグミートのみ、色覚異常を有していたためかフォースフィールドを 見破ることができずフォースフィールドに突っ込み、灰になって消えてしまった。 長く旅をしてきた仲間が一人死に、その残り香もさらさらと吹き飛んでいく。 内部にごったがえしていたミュータントやセキュリティロボット達が騒ぎを聞きつけ向かって くるが、弔い合戦だとばかりに正面から打ち倒し、その勢いのままに進んでいく。 (ちなみにパラディン達は入り口にずっといる。 退路を確保してくれていると考えれば好意的に見えるか・・・?) エレベーターから行ける最下層の地下3階へと降り、トラップをかい潜り更に奥へと進んでいく。 そして地下3階の最奥、力ずくでは超えられなかった緑のフォースフィールドを発生装置ごと ダイナマイトで吹き飛ばし、逃げていく大柄なミュータントを追いかけて行くと、奥から一人、 ナイトキンが腕を大きく振りかぶりのしのしと歩いてきた。 「ほう、人間か。これは実に興味深い。 ルーテナントの所まで一緒に来てもらおう。 ・・・それとも今ここで死ぬかね」 大柄なミュータント、フリップが威圧感たっぷりに見下ろしながら言う。 彼についていけば最奥部まで行けるだろうか、それを狙いあえて連れて行かれることにした。 (彼の傍らには、彼の恋人らしき普通の人間の女性がいる。 二人の話のログもあり、それを聞く限りでは本気で愛し合っているらしい。 以下ログ。 「フリップ、わたしいつここから出られるの?」 「すぐだよ。もうすぐだから。もうすぐ順番が来るからね。」 「早くまた一緒になりたいのよ。」 「きっと後悔しないよ、愛しい人。ディッピングは苦痛を伴うけれど・・・」 「それほどでもなければいいんだけど。」 「FEVは本当にきついけど、君なら大丈夫だよ。」 「私たちの仲間になるんだ。心も体も。」 「また一緒になれるの?」 「そうだよ、愛しい人。そうだとも。」 「愛してるわ。」 「私もだよ。」 これに加え、彼女に近寄ると「その人に近づくな!殺してやる!」と激昂する) フリップについていくと、別のエレベーターから地下4階へと降ろされ、そこから更に 奥へと連れて行かれる。 奥には一人の紫のフードつきローブを着た人間とセキュリティロボット一機、そして二人の 護衛のミュータントを侍らせたひときわ大柄なゴーグルをかけたミュータントがいて、私が すぐそばまで来ると、ニヤニヤと下衆じみた笑いを浮かべながら口を開いた。 (前述したルーテナントさん、ここでも先ほどの会話が聞ける) 「おお、これは素晴らしい。 最高品質のノーマルを捕らえたなどという部下の報告は正直真に受けていなかったからな。 ご機嫌いかがかね」 ああ、そうだな。 くたばれ! 言うと同時に銃を手に取り、外周の連中を仕留めにかかる。 ルーテナントと護衛達も武器を手に取り殺しにかかってくるが、紫ローブの貧弱さは言わずもがな、 先手を取り護衛を殺し、セキュリティロボットを破壊し、そして最後にルーテナントへミニガンの掃射を見舞う。 5mm弾を受けた頭が半分弾け、ミニガンを取り落としたルーテナントが頭を押さえるが、その巨体 が仇となり次々に放たれるが貫くこと叶わないミニガンの5mm弾がルーテナントの身体を前後左右へと 何度も何度も揺らしていく。 そして頭を身体を押さえようと必死にもがくその腕を吹き飛ばし、何度も叩き込まれる弾丸がその胴体にも 穴を開け足を引き千切った頃に、ようやくルーテナントは絶命した。 (たぶんミニガンのような機銃系で倒した際の特殊演出、こいつのみ) 斃れた彼から暗号を記録したディスクを取り、今度はまた別の地下4階最奥、FEVの管理を 行っていた部屋へと足を運ぶ。 入り口のフォースフィールドを爆破し中へ進むと、ローブを着た彼ら カテドラルの子どもたち という宗教団体の構成員が命乞いをして来るが、構わず進むと近づいた瞬間に怨嗟の言葉を残し 次々に自爆していった。 ターミナルからコードを入力し、基地の自爆シークエンスを起動させ、 3分という短い残り時間を全力で出口へとかけ出す。 途中さっきのフリップが道を塞いでいたが仕留め、エレベーターで一階まで上りそこから出口を飛び出し 入り口で待機していたパラディン達を引き連れ一目散に遠くへと走る。 そしてしばらく走った頃だろうか、轟音を立てて基地後ろの山が崩れ、完全に マリポーサ軍事基地 は壊滅した。 (ここでムービーが入るが、ただ内部のタンクが爆発するのみ) (ロスト・ヒルズ・バンカーに帰っても何も言われない、むなしい) 煙を上げるマリポーサ軍事基地を後にし、砂漠を渡り凱旋する。 パラディン達はパラディン達でロスト・ヒルズ・バンカーに帰るらしく途中で別れ、こちらはというと 砂漠を越え山を超え、そのさらに南を目指していた。 基地にいた紫ローブ、 カテドラルの子どもたち がこの一連のミュータント増殖計画に参加していると 考え、その本拠地を目指すためだ。 マリポーサ軍事基地から南南東へ歩くこと数日、情報を集めるため、ハブの更に南にある広きに渡る 廃墟群の中に紛れるようにある大きな街 ボーンヤード へと訪れる。 ボーンヤード最大の街、 アディタム はその四方を有刺鉄線を張り巡らした金網とコンクリートの壁に 囲まれているほどの厳重な警備体制が敷かれており、入り口にもジャンクタウンの警備とは違い、 金属製のメタルアーマーを着てハンティングライフルを構えたいかつい男が立っていた。 「ようこそアディタムへ。 余計な真似はするなよ、目を離さないからな」 男の鋭い目つきを受け、つい構えたままだった武器をしまってから話しかける。 彼はこのアディタムの治安維持と街の防衛を請け負う レギュレーター という組織の一員であるらしく、 彼からは南にあるカテドラルの本拠地とともに、カテドラルとほぼ敵対している組織であり西に拠点を構える アポカリプスの使徒 という組織の情報も得られた。 (Regulaterには単に取り締まり人のような意味があるため、3の彼らとは無関係) (ここのサブクエストとして、レギュレーターの不正を見抜き自警団ブレイズと共に殲滅するものと、 NVでおなじみガンランナーから頼まれこれまたおなじみデスクローを殲滅するもの、ついでとして 最強装備である硬化パワーアーマーとターボプラズマライフルを得られるものがある、割愛) アディタムを出て西に向かうと一棟の大きな図書館を見つける。 入り口脇に、円を中心に据えた十字架のマークを取り付けた図書館の中にはかつてないほどの蔵書が丁寧に保存 されており、そこでは白衣を着た学者然とした人からレザーアーマーとモヒカンというバイオレンスな組み合わせ を持つ人まで、様々な人が蔵書を手に取り作業や学問に従事していた。 入ってすぐのところには 緑色のモヒカンをして胸元の空いたレザーアーマーを着た微笑みを称える女性 がおり、 こちらが話しかけると彼女、アポカリプスの使徒のリーダーである ニコール はその笑みをこちらへ向け、快く 話を受け入れてくれた。 「こんにちは。あら!組織に加わるのなら歓げいしますよ。 何もない所だけどゆっくりしていってちょうだいね」 彼らアポカリプスの使徒はかつての戦争が二度と起こらないよう対策を講じ、そしてそれが起こったそもそもの 理由を人々の心から風化させないよう努めこの破滅に向かいがちな荒れ果てた世界に平和を取り戻すことを目的と する組織だそうで、つまり 信念 はあるが 信仰 ではない、一般的な宗教団体とはまるで違う組織だという。 (発祥はサンディエゴで、そこの核弾頭による影響が非常に大きかったため北のここまで逃げてきた) そんな彼らもカテドラルの子どもたちには懸念を抱いているそうで、その点に関して詳しく話してくれた。 「私たちと同じく平和を希求すると謳っています。ですが異議を唱えた者がみな姿を消しているのです。 彼らの『闇の神』は見た目どおりのものではありません、絶対に」 なぜそれが分かったのかについては証拠はなく彼女の直感だそうだが、彼らの 教会 から頻繁にナイトキンが 出入りしているという目撃情報もあり、あながち当てずっぽうでもないらしい。 そこで彼らを撃退するのに力を貸してくれないか?と頼むと、少し苦い顔をした後カテドラルの教会に潜入中の スパイがいることと、カテドラルの前に展開中の小規模な部隊がいるとだけ教えてくれる。 スパイの名は ラウラ 。 合言葉は『レッドライダー』だそうだ。 (見てくれで騙されるが、実際話してみるとニコールは眩しいくらいの平和主義者。 家族を殺した仇が少し北にいるのを知っていても復讐は駄目だと自制するくらい。 とはいえ行き過ぎた平和主義が後の時代、問題と人々の信頼の両方を集めることに) (NVのジュリー・ファーカスもそうであったように、アポカリプスの指導者はなぜか代々奇抜な髪型) アポカリプスの図書館を出ようとしたところで、一人の女性を見つける。 ニコール同様の緑モヒカンレザーアーマーな彼女は カーチャ といい、アディタム出身の本業は盗人だそうな。 せっかくなので街のことを聞いてみる。 「ボーンヤードで誰かに歓げいされるってことはまずないね。 出て行く機会はこれまで一度もなかったけど、あればきっと飛びつくわ。 あとは・・・ここのすぐ南にあるのはカテドラル。何やら新興宗教みたいだけど、私なら近寄らない。 何か不吉なことが行われてるよ。 それと、ハブっていう商売の中心地のことは聞いたことがあるしキャラバンがやってくることもあるけど、 私は一度も行ったことがないわ」 大丈夫、私自身、ここに長居するつもりはない。 「そりゃそうよね。もし人手がいるんだったら私が契約書にサインするわよ。 残りの人生こんなつまらない場所で過ごすよりその方がずっとマシでしょ?」 そう言いついてくるカーチャ。 3人目を連れ、南のカテドラルへと赴いた。 ボーンヤードから南へ数時間、廃墟群のまっただ中にそのなだらかで近代的な、独特のデザインをした教会は 建っていて、その正面玄関には信者やガラの悪そうなガードがたむろしていた。 その中から数人ほどがこちらに気づくと近寄ってくる。 トゲ付き肩パットのギンギラギンなメタルアーマーを着て槍やハンマーのような思い思いの獲物を持った戦士たち、 彼ら善人集団アポカリプスの屈強な益荒男達が来てくれたのだ! 「死ぬまでご一緒します!」 「これはヤバそうです!」 「次はどいつを殺しましょうか!?」 「クソまみれの壁ですか?こりゃあ」 ・・・来てくれたのだ! 正面玄関から堂々と中に入り、戦士達が目を引いてくれている間に当のスパイを探す。 カテドラルの聖堂からちょっと外れた小さな講堂、そこにカテドラルの下級信者用の茶色ローブを着たブロンドの 美人を見つけ、笑顔の眩しい彼女に声をかけ『レッドライダー』とささやく。 すると彼女、ラウラは「なんのことかさっぱり・・・」といったあと、少し周りを見てから自分についてくるよう催促した。 (たぶんこの作品一番の美人) 「あっ・・・気がついてくれて良かった。 入手すべき情報のリストがニコールから送られてきたわ」 誰もいない小さな一室に入ったあと、扉を閉めようやくラウラは口を開く。 何かつかめたかい? 「うーん、たくさんありすぎて・・・そちらの欲しい情報が何なのか、 どこから話し始めればいいか分からないわ。特に知りたいってことはある?」 教会の中枢への秘密の入口、次いでマスターについて聞く。 すると彼女は「目的のものは中枢にはないわよ」と言い、ここの奥に秘密の階段があり、幹部のモーフィアス がそこを降りていくのを見たと話す。 奥までつけたことはないものの階段を下った所に扉があり、モーフィアスは特別製の鍵でそこを開けているのを 見たそうだ。 マスターに関しては詳しくは分からなかったが、彼女は会衆席に時折 幻 となって彼が現れていた際こっそり 近付いて見てみたところ、祭壇の下にちょっとしたホロ・プロジェクターを見つけたため生身の人間ではないか と睨んでいるそうだ。 鍵はモーフィアスだけが持っているため、彼の元へ行かなければならない。 彼女に頼み講堂奥の秘密の階段まで案内させた後、帰した。 階段を昇ると、侵入者に気づいたのか透明化が可能な装置、 ステルスボーイ により姿を隠していたスーパー ミュータント ナイトキン が襲い掛かってきたため返り討ちにし、四階まで登って私室で休息をとっていた モーフィアスから鍵を強奪して戻る。 階段下の秘密の扉を開け、まってましたと迎え撃ちに来るナイトキン、次いでカテドラル信者を倒しその先の もうひとつの階段を下った。 階段下は書庫であり、つきあたりの本棚に隠されていた鍵を起動させる。 すると書庫奥の扉が開き、薄暗い洞窟へと続く道が現れた。 洞窟内にひしめきあっていた出来損ないのミュータント(NVのケンタウロスもいる)を倒し、奥にあったVaultへと 突入する。 迎撃のためプラズマライフルを持ったスーパーミュータントが出張ってきたが倒し、エレベーターからVault最下層 へと一気に降りる。 (ちなみにこのVaultは LA Vault 。 お偉いさん用のデモンストレーションVaultであり、実験は行われていない普通のシェルターである) なんということか、Vault最下層はところどころ千切れ、液状化した肉が壁を覆っていた。 基本的な構造は他のVaultのそれと変わらないそこを突破し、カテドラルの技術者が管理するコントロールルーム の奥の扉より最深部、通常なら監督官室がある場所へと進む。 ところが、監督官室へと続く長い道を一歩、一歩と進むうちに頭のなかに声が響き、更に進むごとに頭が割れそう になるほどの痛みがのしかかる。 一体どれだけ歩いただろうか、息も荒くなり足どりおぼつかくなった辺りでようやく監督官室へと辿り着く。 そこには、監督官が本来座るべき座席には、見るのもおぞましいような化け物が鎮座していた。 (この通路、地下二階でNullfilterという装備を手に入れているとノーダメで突破可能、NVの予報官がつけていたアレである) (マスターは三人のボイスモジュールから同時に発声するため、マスターの声を通常に、女性声を<>で、荒い男の 声を【】同時にを で括る) 「さてどうしたものか。ユニティに参加するのか、それともこの場で死ぬのか。 <参加なさい>【死ね!】<参加なさい>【死ねや!】」 Vault中に張り付いていた肉片、それが監督官の座席を覆い、その頂にはひときわ太い脊椎を主柱として一人の 左目の潰れた男の顔だけが覗きかろうじて彼が人間だったことを伺わせ、液状化した肉から伸びた触手から目玉が ひとつだけぎょろぎょろとうごめいている、形容しがたい化け物が話しかけてくる。 彼が ザ・マスター 、スーパーミュータントの親玉であった。 (以下会話選択肢による分岐) (説得できないと敵対と潔い、凄い独特の文体だが、本当に狂った喋り方をしている。一度聞いてみると面白い) (補足すると、ハブでのハロルドの話に出てくる相棒 リチャード・グレイ がマスターの本名) そのユニティが人類にとって最良の選択肢であると証明できたら力を貸そう。 臆せずそう言うと、マスターは少し笑ったあと口を開く。 「【証明する必要などないわい!】<証明なさい>」 証明してくれない限り、それが最高の将来像かどうかなんて分からないな。 「危うい立場に居るというのに 注文の多い ことだ。 だがそちらの要求を尊重してあげちゃってもいい」 「ユニティによりもたらされるマスター種。<マスター!>【ますたぁー!】荒れ果てた世界で生き残り、 繁栄までしちゃうことができる種族だ。 差異ある限り、人ちゅうもんは分裂し互いに争うこととなる。 一つの種族、<種族!>【シュゾク!】 一つの目的、【モクテキ!】<目的!> 一つの民族・・・それだけでいい。 それだけで我が宿願に向けて進んでいける。 宿願に 」 なるほど、当然それはミュータントってことか。 「そうだ。<ミュータントが今の世界に一番適しているのよ>他にいるとでも? 【グールはどうだぁ】。おいおい。 【ノーマルはぁ】。核を使い全人類を死に追いやった。 これからはミュータントの時代となる。 然り 」 「ああ、【抵抗しやがる者。】それもまた全てユニティに必要なのだよ。 残った者の人生は全うさせてやる、ただし ユニティの シハイとぉ庇護のもと<でね>。 子孫を残すことは許さぬ。その代で種を絶やしてもらう」 (ここで、ロストヒルズのスクライブ長、ヴリィー(vree、ヴォレーが正しい?)からスーパーミュータントの解剖 記録を貰っていると説得可能) (あるいは、 女のミュータントに聞いたのか? と聞いてやると非戦闘で終了) (リリーばあちゃん・・・タビサ・・・と思うかもしれないが、FEVが生殖器官のDNAを 欠陥 とみなし 排除するため肉体的性質に男女差がなくなり不妊に) (敵対すると、監督官の椅子の脇についたミニガンをぶっぱなしてくる) (パワーアーマーがあればなんということはないが、時間をかけすぎると後方からスーパーミュータントが加勢に 来るわマスターのミニガンがたまに威力100超の即死威力クリティカルを出すわで辛くなる、一点突破推奨) (敵対時のセリフは共通で『この私を倒せると思っているのか!?【やれんのか!?】<あたしを!>』) (ここで俺が解放されないとB.O.Sが侵攻してくるぞ!と脅すとさしあたり解放してくれる。普通に脱出できる。 リアクターに細工をし爆破カウントダウンをしていると、慌てたマスターが部下を呼んで原子炉に連れて行こうとする) 笑いながら言うマスターは実に楽しそうだ。 だからそこに、一石を投じる。 その基本計画には問題がある そう言うと、マスターはぴたりと笑いを止めこちらを凝視し「どういうことか」と聞いてくる。 それに対し、ヴリィーから貰ったスーパーミュータントの記録にあったスーパーミュータントが無精子症である 事実を伝えると、彼は激昂した。 「【馬鹿言ってんじゃねぇ!】 FEV-2ウイルスによる突然変異で生殖器官が損なわれることなどない」 以前は大丈夫だったんだろうが、今は不妊化されているぞ。 「 証拠 はあるのかね」 ほら、と資料を差し出す。 「この情報を 吟味せねばならぬ。しばし待て ・・・なるほど。 巧妙な偽情報を作ったものだ。 この私を欺こうというわけか。【欺こうってのか!】<あたしを!>」 嘘をつけ!目の前の真実を否定しているだけじゃないか! 一喝。 しかしマスターには十分な効果だったようで、とたんに彼は静かになりぶつぶつと呟きはじめた。 「しかしそんなはずはない。 これでは<あたしの>してきたことが全て 無駄 ということになるではないか。 やってきたことが全て・・・【失敗だとぉ!】 ありえ、 <ないわ>【んぞ】 ぬ ない」 残念ながら選択の余地はない。お前の種は今の代で絶滅する。 とどめに一言言ってやると、マスターはとうとう目を虚ろにさせ口を動かすだけとなった。 「もう・・・これ以上は 続けられぬ 。 <続ける?>進歩と癒しの名のもとにこれまで行なってきたことの成就を。 狂っていた。 ようやく分かった。 狂っていた。狂っとった? もう終わりだ。立ち去れ、望みがまだあるうちに立ち去る<のよ>・・・」 それを最後にマスターはこちらの言葉に反応しなくなり、ぴくりとも動かなくなる。 しかしようやく終わったのか、と一息つくと、そこで警報が鳴り響いた。 「残り時間:300秒…」 マリポーサと同様の、自爆シークエンスが起動した合図だ。 踵を返し、騒ぎを聞きつけてきたスーパーミュータント達を蹴散らしVaultの外、次いで教会の 外へと急いで逃げる。 そしてしばらく走った頃だろうか、近代的なデザインをした美しい教会の中から眩い光が飛び出し、 ミュータント・マスターの恐るべき計画と、それを信奉した者たちを跡形もなく消していった・・・。 【エンディング】 (選択次第で様々な結末を見せる) (関わっていない人達は基本載せないが、のちの世代のコミュニティにつながるなどの場合は補足する) (なぜかマスターとマリポーサを両方破壊したのに全滅エンドになるバグが・・・) 【基本】 [マスターに協力。(マスターとの対話でユニティに加わる)] 終わりだ。 Vault13はユニティとマスターのものとなった。 Vaultの防衛情報を知らせたおかげで、襲撃で命を落とすミュータントはかなり減った。 監督官にはあなた自身が止めを刺してやった。 きっとあなたはユニティで指折りの優秀な兵士となることだろう。身に付けたスキルの数々も将来役に立つことが多いはずだ。 幸せな気分だ。 しかし一抹の疑念が今も残る。「他に道はなかったのか」と・・・。 [マスターを説得] マスターの死は、その狂気じみた征服願望と押し付けの平和を終わらせる大きな第一歩であった。 だが、Vats(生産工場)の破壊によってミュータントの脅威は完全に消滅することとなる。 これ以上のミュータントの生産は不能、そして彼ら流の苛烈な法を執行することもできない。 ミュータント軍は東の無人の大地の彼方へと逃走する。 (この敗走するミュータント達の中に、NVのマーカスやリリー、ゴッドが含まれる) (ドッグ(ゴッド)が言う昔のマスターとはザ・マスター本人) (正史だと思うのだが、下のとどちらか確定材料がない) [マスターを倒す] あなたはやっとの思いでVatsを破壊。そしてMasterを殺害した。 彼が計画の歪みを自覚することはなかっただろう。 マスター亡き今、その軍は生き残ったノーマルの報復を恐れて東へと逃れている。 【ネクロポリス】 [ウォーターチップ強奪(一番手っ取り早いのだが・・・)] ネクロポリスのグールたちは脱水症が進行するとどうなるか身をもって知ることとなる が砂漠の砂に飲み込まれ水が尽きたのだ。 彼らも水質浄化チップなしで生きながらえることはない。 [取水ポンプを修理(解説はこれ)] ネクロポリスのグールたちは修理された取水ポンプの保守方法を覚え、 ついには大量の遺失技術を再発見するに至る。 彼らは、このテクノロジーを他の町に売るビジネスを始める。 (後に、テクノロジーを求めた結果グロウへ辿り着き、そこでB.O.Sと対立する) (その場所はデイグローと呼ばれ、長いグールとB.O.Sの図式を生むことになる) (ちなみに3のリオンズ派までもが反グールなのは、ここでの対立を引きずっているためであり、 キャピタルのグール達にとってはとんだとばっちりである) (そのため正史はこれ) [バッドエンド(バッドエンドは基本ユニティ加担ルート)] ミュータントによるネクロポリス襲撃を生き延びたグールの住人はいない。 ミュータントの進軍に伴い、後には文字通り死の街が残る。 【アポカリプスの使徒】 (彼らのみ、どのルートでも全滅するというバグが・・・NVNCRルートにもそれは受け継がれ・・・) [???(確認できず)] アポカリプスの使徒は新カリフォルニアの一大勢力となるに至る。 あなたの助力もあって、LA・ボーンヤードを支配するようになる。 [バッドエンド(何回やってもこれ)] 獰猛なスーパーミュータント率いる軍によってアポカリプスの使徒は壊滅させられる。 人肉を漁る動物であっても、彼らの遺体を見分けるのはほぼ無理だ。 【シェイディ・サンズ】 [タンディ救出&マスターを倒す] シェイディ・サンズでは、タンディが父親のアラデシュとともに新たな共同体・新たな生活の場を 町の外にも広めていく。 2人は新カリフォルニア共和国(NCR)にも関わり、その理想とするところを世界に伝えることとなる。 (多分正史はこれ) [上記の上でアラデシュ死亡] アラデシュの死後、娘のタンディがシェイディ・サンズの指導者となる。 彼女は頑固ながらも才気に富んだリーダーシップを発揮し、この後シェイディ・サンズは一大勢力となる。 [タンディ救出しない or 失敗] アラデシュは、娘のタンディが殺されて悲嘆に暮れるが、シェイディ・サンズを評判の高い集落へと育て上げる。 町は長きに渡り繁栄するが、彼自身はレイダーの手に掛かり不慮の死を遂げる。 [アラデシュ&タンディ両方死亡] アラデシュは死に、タンディの消息は不明。シェイディ・サンズに新たな指導者が必要となる。 選挙を重ねた結果、1人の人間が統率するのは不可能と分かり、指導評議会を組織する。 それから間もなく、レイダー達が組織を立て直してシェイディ・サンズを襲撃。集落は焼き尽くされる。 [バッドエンド] ミュータント軍は遥か北の地にあるシェイディ・サンズにまでやって来て、町を完全に破壊してしまう。 【ジャンクタウン】 [キリアン側でクエストを完遂] キリアン・ダークウォーターはジャンクタウンを自らの監督下に置き、ギズモ派の残党を追放する。 そして自身の信念に基づいた法を施行する。 その法の下では公平かつ安全な生活が約束される。 [ギズモ側でクエストを完遂] 用心と金に関しては抜け目のないボス、ギズモの指導の下、ジャンクタウンは好景気に沸く。 彼は多くの人間に恩恵を与え、カジノの規模を拡大し自らの力の及ぶ範囲を広げ続け―― 最期にはイグアナ串を喉に詰まらせて窒息死する。 [バッドエンド] ジャンクタウンの戦士は勇敢に街を守るが、ミュータントの勢いを削ぐのが限界で撃退するには至らない。 包囲攻撃による蹂躙の末、ジャンクタウンは跡形もなく消滅する。 【Brotherhood of Steel】 [マスターを倒す] Brotherhood of Steelの助力により、ミュータントの軍勢は各地で撃退される。双方とも犠牲は最小限にとどまる。 Brotherhoodの最先端テクノロジーは、ゆっくりとほぼ混乱なくニューカリフォルニアに伝えられる。 賢明にもBrotherhoodが権力を握ることはなく、今では研究開発の一大拠点となっている。 [パラディン・ランバス殺害(解説はしていないが、戦闘指南してくれる人)] Brotherhood of Steelは、ランバスの死後選ばれた新たな指導者の下、狂信的ともいえる技術信仰独裁制の道を歩む。 それから20年。「スチールペスト」を経てNCRは跡形もなく破壊される。「暗黒時代」の始まりだ。おそらく1000年は続くであろう。 [バッドエンド] Brotherhood of Steelは襲撃の第一波こそ撃退するが、内部に裏切者がいたせいで陥落の憂き目にあう。 幸い、ミュータントが最先端テクノロジーを身に付けるには時間がかかる。 あなたがその身で味わうことにはならなかった。 【ハブ】 [マスターを倒す] ハロルド翁はあなたの助力を得て、ハブ在住のグールが人間と平等に扱われる社会を実現する。 両者は一致協力し、ハブは繁栄する。 知られている限りでは、ハロルド翁は今も存命らしい。 (多分正史はこれ) [バッドエンド] 強大なミュータント軍の前にハブは霞のように消滅する。元通りになることは二度とないだろう。 【レイダー】 (タンディを救出するクエストのとこ) (余談だが、彼らの名前は カーンズ 。NVプレイ済みならピンとくるはず) [壊滅させる] あなたの奮闘により、レイダー達はまともに戦えるだけの力を失ってバラバラになった。 以降、その残党のことが噂になることはない。 [リーダー存命?] レイダー達は組織を立て直し、小さな集落を脅かす程度にはなる。あなたの冒険の後の話だが。 [無視] レイダー達はニューカリフォルニア北部のほぼ全域で略奪を行なう。 何年も悪事を働き続けた挙句、最後にはミュータントの反乱に遭って壊滅する。 【締め】 ミュータント要塞地下における任務は成功した。 今日の出来事は外の世界の今後にも影響を及ぼすこととなるだろう。 あなたが訪れた場所・出会った人々に関しては後世の史家が詳しい記録を残している。 ただ、1つだけ分からないことがある――あなた自身の事だ。 (ここからプレイヤーによって変わる) Vault13に帰ると、監督官が出迎えてくれる。 すぐに駆け寄ると、監督官は実ににこやかな笑顔を浮かべ口を開いた。 「よくやってくれた!本当に・・・素晴らしい。 見事だ!君の業績、忍耐力、心から恐れ入った。 君の成し遂げてくれたことは、Vaultの住民がいくら感謝してもし尽くせるものではない。 皆の命を救ったのだ。誰も知らないだろうが、人類までも救ったのかもしれない」 ここまでは監督官は手放しに自分を褒め称えたが、言い終えると急に顔をしかめ、ため息を吐き言葉を続けた。 「・・・はぁ・・・それゆえに今後のことがずっと困難になってしまった。 みな君の話を聞きたがるだろう。 子供たちは君を尊敬し、さらには真似をしようとするだろう。するとどうなる? 出て行こうとするだろう。 一番肝心な世代がVaultからいなくなればどうなる?ここが世界で唯一安全な場所であるとしたら? 君が取り戻してくれたばかりの皆の未来・・・成行きに任せてそれを失うことなどできぬ。 今の地位に就いて以降、何度も苦しい決断を行なってきた。 だが今回ほどつらいものはなかったよ。 君のおかげで救われたが、君のせいで死者がでるかもしれない。 本当にすまない。 英雄であるがゆえに・・・出て行ってもらうしかないのだ」 表面上は辛そうな顔をした監督官は、言い終えると同時にすぐさま反転しVaultへと戻ろうとする。 私は・・・ (以下監督官を殺すか否かで分岐) 【殺す】 Vaultにいけしゃあしゃあと戻ろうとする監督官を、主人公、元 Vaultの住人 は後ろから撃ちぬいた。 血しぶきを飛び散らせ崩れ落ちる監督官を背に外の世界へと旅立つ主人公。 13 の文字がプリントされ、旅を生き抜くために装甲の増設されたジャンプスーツは既にところどころ破け ボロボロとなっており、砂漠を歩いて行く彼の背中によりいっそうの哀愁を感じさせた・・・。 【殺さない】 監督官はVaultに戻り、扉が閉められ今度こそVault13は外界と、そして主人公と完全に隔絶される。 もう向こう何十年、Vaultの扉が開くことはないだろう。 俯きながら、焼けるような日の光と乾燥した大地のみが待つ荒れ地へと歩む主人公。 13 の文字がプリントされ、旅を生き抜くために装甲の増設されたジャンプスーツは既にところどころ破け ボロボロとなっており、砂漠を歩いて行く彼の背中によりいっそうの哀愁を感じさせた・・・。 Interplay Productions presents... Fallout The End. 以上が初代Falloutのストーリーになります。 ちなみにVaultを追われた主人公は、さすがに英雄を追い出したことに反感を持ち彼を追いかけたVault13の 小規模の人々と共に別の場所に アロヨ という村を作り、子供を設け村の発展を見届けた後、スーツとPip-boy を遺し人知れず旅立ちます。 そしてその孫がFallout2の主人公、 選ばれし者 となって活動を開始したエンクレイヴと戦い、今に至る までのエンクレイヴ凋落の基礎を築き上げます。 2にはNVでも時折耳にする ナヴァロ前哨基地 というマップポイントがあり、2主人公がエンクレイヴを 叩き潰した後NCRとなったシェイディ・サンズがここを強襲、NVのコンパニオンのアルケイドと、レムナントが モハビへと逃げ延びるというエピソードがあります。 ちなみにレムナントのデイジー・ホイットマンが『クラマス上空でベルチバードを墜落させた』という通り 2のクラマスという場所にはベルチバード(VTOL)が墜落しており、NVコンパニオンのリリーがここでプロペラ を拾って剣に仕立てています。 そしてVault13はというと2までに滅びてしまい、エンクレイヴから脱走した知性を持ったデスクロー達 の根城となるのですが、そんな彼らもエンクレイヴに滅ぼされとうとう完全な廃墟となってしまい加えて その時Vault13に残されていた主人公が集めたミュータントとFEVに関する情報が、エンクレイヴの人類抹殺 計画の引き金となってしまいます。 他にも、3のB.O.S拠点である要塞(ペンタゴン)のターミナルには初代主人公がハイエルダーに会った記録が 残されていたり、NVにはマスター配下だったスーパーミュータント達、通称 マスターズアーミー が多く登場 する、プラズマライフルが旧式のプラズマキャスターとして登場しているなど初代の小ネタやつながりを 伺わせるポイントが数多くあるので、興味が出ましたら手にとっていただけると幸いです) ※PC版がおすすめされていますが、NVのPC版には日本語音声がないので注意。 初代Falloutはときおり2,Tacticsとのセットで安売りしているのでそこを狙うとよろし。 (最後に、解説にあたって導入した日本語化パッチ、各種便利MODの製作者様へ感謝)
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登録日:2011/09/02 Fri 07 14 20 更新日:2024/05/24 Fri 02 30 32NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 Fallout Fallout3 Fallout組織項目 タロンシャダー タロン社の傭兵 傭兵 歩くコンバットアーマー 神誤訳 至高のオーバーロード 頭ねじ切ってオモチャにしてやるぜ! Fallout3に登場する敵。タロンシャダー! スリードッグ曰わく「どんなことでもやる」奴ら。 ある程度ストーリーが進行していて、プレイヤーのカルマが善以上だと出現。 Vault101のアイツの頭をねじ切って玩具にしようと襲ってくる。 基本的に屋外であればどこにでも、どこからともなく現れる。 三人一組で行動することが多いが、増援が来る場合もあるので油断は禁物。 簡単に言えばレイダーの上位種。悪党だし。 引き撃ちしたり遮蔽物を利用したりレイダーよりやや賢い。 プロ(?)の傭兵とならず者の差か。 悪党という見方をするのは当然だと思われるが、 「お金のためになんでもする」という傭兵集団だということを忘れてはいけない。 依頼の内容次第では「善」にもなりうるので、単純に悪党と言うのは理解していない証拠。 まぁ悪党に変わりはないのだが...。 コンバットショットガンやアサルトライフル、レーザーライフルなどで武装しており、地味に火力は高い。 ネールボードやハンティングライフルを持ったスーパーミュータントよりは強く、戦闘に慣れてきたが装備が充実してない段階のプレイヤーがよく頭をねじ切られる。 コンバットアーマーを装備しているので耐久力もそれなりに高い。 だが返り討ちにできればそれらの武器が入手できるので中盤からのプレイヤーの強化に役立ってくれる。 コンバットショットガンなんかは普通に最後まで使えるので終盤になるとレイダー同様に弾薬や武器の補給係としてプレイヤーに狩られることになる。 俺、入隊するんじゃなかった! あとパワーアーマーは重いからコンバットアーマーがいいってプレイヤーとかにも。 フィールドで遭遇する連中はミニガンや火炎放射機などの大型武器を持っていることはほとんどないのでそれらがあれば火力でごり押しできる。 Fallout3ではバニスター砦を本拠地としているようだ。 ミサイルランチャーを持った奴や、番犬まで用意している。 外で哨戒してる奴がラッドスコルピオンに殺されたり、主人公がAnimal Friendの能力を持ってると自分の番犬に食い殺されたりするけど。 このバニスター砦には彼らの司令官であるジャブスコという人物がいる。 名有りNPCだけあってそれなりに強い。 なのだがそんなことはどうでもよく、問題は肩書き。 英語版では普通にコマンダーだったのが日本語版では何故か至高のオーバーロードという、数ある誤訳の中でもぶっちぎりの超訳がされている。 この誤訳によってジャブスコは一気に愛されキャラになった。 …が、DLCを導入すると「ジャブスコ司令」に修正されてしまう。 できれば導入前に会いに行こう。 この素敵ネームの真相としてはバニスター砦に配置されたジャブスコのIDデータのファイル名が『supremeOverlordJabscoREF』であり、それを直訳したというところらしい。要するに誤訳ではない。しかし理由が判明したところで、なぜ実際のキャラネームからではなくIDを参照して翻訳したのかとか、そもそも彼になぜそんな面白IDがつけられているのか等疑問は尽きない。 ちなみに「オッカムのナイフ」と「タロン・コンバットヘルメット」とユニークアイテムを二つ持っている。 倒したら忘れず回収しよう。 行動理念は「金のため」らしいが依頼主がいなくなってもプレイヤーに襲いかかってくる。 誰から報酬を貰うのだろう。 ちなみに、日本語版ではタロン社と訳されてはいるが、この場合のcompanyは「中隊、隊」とかの意味なので会社は間違い(英語版wikiでも指摘された)。 至高のオーバーロードといい誤訳に縁がある連中である。 ↑ 以前までの「社」は誤訳で「中隊」が正しい、という見解が覆される情報が入った。 ベセスダ・ソフトワークス副社長ピーター・ハインズ氏によると初期段階では「タロン・コーポレーション」と呼ばれていた事を明かした、とのこと。 いわゆる「民間軍事会社(PMC)」であり、「中隊」ではないとのことである。 これからは堂々とタロンシャダーと叫ぼう。 頭ねじ切られる前に追記・修正願います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アーマー修理係 -- 名無しさん (2013-12-26 23 31 18) コンバットショットガン本体と弾とお金と薬を分けてくれる素晴らしい方々です -- 名無しさん (2013-12-26 23 35 39) スナイパーライフルとかの終盤まで使える武器弾薬もね。コンバットアーマーやら各種爆発物やら、タロンシャダーのもたらすものは確実に最強生物「101のアイツ」を形成しているよ…… -- 名無しさん (2013-12-27 00 43 27) ライリーコンバットアーマーを愛用しているアイツからは、復活する度に修繕用のコンバットアーマーを剥がれる可哀想な人々。 復活するのを見越してSMやデス様と一緒に死体を積まれたりする -- 名無しさん (2013-12-27 00 49 32) 誤訳じゃなくて内部データにあったのを直訳したらしい 至高のオーバーロード -- 名無しさん (2014-05-25 22 44 15) 通常のものより弱いとはいえ、世紀末なウェイストランドで自作のコンバットアーマーを量産できる何気に凄いやつら やっぱりどこかに本社がある傭兵派遣会社じゃなかろうか -- 名無しさん (2014-07-18 09 13 38) アイツ「タロン社ダァ!(歓喜)」「アーマーはぎ取って修理に使ってやるぜェ!」 正直アイツの首に1000や2000のキャップは安すぎる 5桁でもトントンなくらいだ -- 名無しさん (2014-08-03 06 44 18) ↑タロン社が出現し始めるあたりはアイツもそこまで強くはないからだろう。本格的に人間やめ始めるのは、タロン社が出現した直後くらいからだ。具体的にはレベル10か12を過ぎたあたりから -- 名無しさん (2014-08-11 16 39 30) ガンナーとかいう立派な後継集団 -- 名無しさん (2016-10-13 19 35 37) ↑「スゴいことしようぜ!」「俺達は、カッコいい!!」という名誤訳でネタになってるなーそいつら、タロン社に比べると特にイベントもないからやや影薄いけど -- 名無しさん (2017-04-16 21 16 57) 半分公式modのcreationclubだと、4の時代でも滅んでおらず、薄く広く展開したBOSの隙間を縫って暴れてるらしくGNRを襲っていた -- 名無しさん (2022-01-26 22 55 01) 名前 コメント
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登録日:2016/6/20 Mon 10 02 00 更新日:2021/05/22 Sat 19 17 21 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 Fallout Fallout3 Fallout4 Fallout NV 一覧項目 武器 自作武器とは、Fallout3から登場するその名の通り自分で作る武器である。 オーバーテクノロジーがあらゆる場所に放置してるので素材にはまず困らない。 いろんな所でレシピを手に入れる事で作業台にて作成できる。数々の奇抜な武器を開発して敵を抹殺しよう。 【Fallout3】 シシケバブ 芝刈り機の刃にガソリンを流し、火をつけて燃やす世紀末フレイムソード。 ガソリンは背負ったオートバイのタンクから、制御にはオートバイのブレーキを使う。 抜刀中は常時剣が発火、切られたら燃え移ってスリップダメージが発生する。 汚物を消毒しつつ、切り裂きたい貪欲な人向け。 NWでも作れなくなったが引き続き登場、DLCではユニーク武器としてゲヘナが登場する。 4ではデザインが大きく変更。ガソリンタンクが無くなり、よりスマートになった。 余談だが海外では影響されたファンが4モデルの実物を作成している。なんと実際に炎も出る。 デスクローガントレット 素早い動きと強靭な爪を兼ね備えた強敵、デスクローの爪を腕ごと取り付ける。 ベルトやサポーターを接着剤で強引に括りつけていて、腕に装着するタイプ。 実際のデスクローの腕と比べると小型化しているが、威力は健在。防御も無視できる。 NVでは最強のデスクロー「ラオー」を倒す事で手に入る腕を加工して作成。 手に入る「フィスト・オブ・ラオー」は最強クラスの素手武器となるだろう。 あるネタスキルを所持していると「ノースラオー」に変化する。ん!?間違ったかな… 4では腕では無く、爪だけをわっかに固定する形に変更された。 レールライフル レール・スパイクを蒸気機関による圧力で飛ばす射撃武器、動力源は核分裂。 発砲すると蒸気機関特有の音がする。シュッポォ!シュッポォ! 紛らわしい名前だがレールガンでは無い、正しく翻訳するとレールウェイライフル。 部位に大ダメージを与える特性を持ち、連射力も高いので使い勝手は良好。 トドメを刺した時は破壊した首や手足を壁に打ち付ける。釘串刺しの刑だッ! 4でも登場、グレネードランチャーのようなでっぷりとした形となった。 ダーツガン ペイントガンに入れたラッドスコルピオンの毒をダーツに塗りつけ、チューブを使って飛ばす武器。 火薬を使う訳では無いので消音。ダーツもゴミを漁れば沢山手に入るので弾薬には困らない。 最大の魅力は強烈な毒。両足を一瞬で破壊、近接タイプの敵をでくの坊に変えてしまう。ついでに持続ダメージあり。 欠点としては一発ずつ放つので外すと必ずリロードが発生、隙が多い事。 余りにも凶悪すぎたのかNV、4では登場していない。 余談だが、NVではラッドスコルピオンの毒腺からベノムキャセルロールを作ってもらえる。 普通に食べるとピリリとした味がして美味しいが、口の中に傷口があるとそこから毒が入り死ぬらしい。 なんで平然と毒物を食べてるんだ…いろんな意味でウェイストランド人怖ぇ… ロック It! ランチャー 掃除機にゴミを詰め、リーフブロワーの風圧で打ち出す…銃?大砲? 接続にはコンダクターを、グリップ兼発射口として消火ホースのノズルを使っている。 ゴミだらけのウェイストランドではまず弾に困らない一丁。弾薬費ももちろんゼロ。 撃ったゴミも拾って再利用可能。次々拾ってどかすか撃てる。 ゴミによって弾速や軌道が変わったりするので、いろんな物を試してみよう。 NVでも不具合で作成できずレシピだけは存在していたが、パッチで完全に削除された。 4では似たような形のジャンクジェットが存在する。こちら非常に大きく、重い。 ボトルキャップ地雷 弁当箱にコーラの王冠をありったけ詰め、超強力花火で吹っ飛ばす地雷。 爆発はもちろん、派手に吹き飛ぶ王冠が主な殺傷力となる。 敵の探知は横に付けたセンサーモジュールで行うが、それ以外は日常品であるのが恐ろしい。 簡易地雷に見えるが、威力は軍用地雷を軽く凌駕しており、爆発範囲も広い。 作業台とセットで置かれている事が多く、キャピタル・ウェイストランドでは一般的な物なのかもしれない。 NVではperkを取得する事で火薬量を調整した物を作成可能となった。 4では爆発時に小銭のような音と共に王冠をばら撒き、拾って再利用できる。 実際、類似した原理の手榴弾が紛争地域で実用化されてるんだとか(あっちは自転車のチェーンなどの金属ゴミを使用しているらしい)。 無論、良い子は真似してはいけない。 ヌカ・グレネード 洗剤や油を青いコーラ「ヌカ・コーラ・クアンタム」と混ぜてブリキ缶に詰めた焼夷手榴弾。 洗剤とクアンタムがメントスコーラの仕組みで大爆発、同時に撒き散らした油を一気に発火させる。 ただの自作武器と侮るなかれ、携行型核弾頭と同じぐらいの威力を誇る。 クアンタムがある程度の個数しか手に入らないので、強敵への切り札として使おう。 NVではperkで様々なヌカ・コーラが自作できるようになったので、より作りやすくなった。 4では核を信奉するアトム信者が所持、名前は同じだがこちらはハザードシンボルもついた完全な核爆弾。 【Fallout NewVegas】 変更点として作成にはある程度のスキルが必要になった、特定のperkを要求するレシピもある。 主に爆発物が増加傾向にある。気に入らないあいつやそいつをふっ飛ばそう。 特にダウンロードコンテンツperk「Mad Bomber」を習得すると爆発物のレシピが広がる。是非習得しよう。 パウダーチャージ 頭の中もダイナマイトでいっぱいな脱獄囚、パウダーギャングが生み出した地雷。 ダイナマイトをブリキ缶に突っ込みダクトテープで固定、センサーモジュールで探知する簡易的な物。 非常に小さいので発見が困難、解除しようとして足を吹き飛ばされたプレイヤーも多いだろう。 爆発物に精通していない脱獄囚達が使うためか、作りは物凄く簡素。作成時の要求スキルも非常に少ない。 時限爆弾 名前の通り時限爆弾、ダイナマイトをダクトテープで括りつけた物。 電子部品で改造した調理用のエッグタイマーを捻って起爆まで調整する。 一定時間後にしか爆発しないが、その分威力、範囲は爆発物でもなかなかの物。 爆発のタイミングは一定で決まっているが、地雷と絡めればより効果的に使える。 ドッグタグフィスト NCRの認識票であるドッグタグのチェーンを手に巻きつけた近接武器。 兵士を殺した証として†堕ちし者の償い†と命名して保管している猛者もいる。 20個消費して手に付けるのは6個だったり、せっかくの性能も微妙といろいろ不遇。 レシピの入手が結構大変なので、大抵†堕ちし者の償い†を借用した方が早いキワモノ自作武器。 作りが物凄く単純なので画像を参考にドックタグを巻きつければ、現実でも作れる。 ガス爆弾 ガスボンベに可燃性のガスを詰めた投擲地雷。 DLC「DeadMoney」を導入するとレシピ解禁。 いつものセンサーモジュールで探知、組み込んだ種火で発火する。 素材にボンベとガスは含まれていないが何処からか持ってくる、さすが運び屋。 ぶん投げるので遠くまで狙えるのが利点、ちょっとした手榴弾にもなり得る。 欠点はボンベをそのまま持ち運ぶ為にかなり重い事。重荷になる前にすぐ使ってしまおう。 梱包爆薬 ガンパウダーと弾頭を詰めた手製の強力な地雷。 やっぱり探知はセンサーモジュール、制御系に使う電子部品も健在。 手製だが軍用地雷を凌駕するダメージを叩き出す凄い奴、直撃したら重症間違いなし。 要求スキルが低く、DLC「Lonesome Road」を導入するだけでレシピが解禁されるので序盤からも作れる。 銃弾を分解するだけで大量の素材が手に入るので生産性もなかなか良好。 ガス爆弾とまではいかないが他の地雷と比べて結構重いのが難点か。 ヌカ地雷 携行型核兵器であるヌカランチャーの弾薬、ミニ・ニュークを地雷へと改造した危険な地雷。 作りはミニ・ニュークにセンサーモジュールを組み込んだ基本的な物。 ここからはDLC「Gun Runners Arsenal」の導入とMad Bomberが必須。 核の威力をそのまま内蔵、足が折れる所じゃすまない。まず即死だろう。 人の英知が生み出したものなら、人を救ってみせろ! 4でも登場、こちらも戦前からの遺産。ハザードマーク付きの本格的な物。 MFCグレネード 小型核融合を内蔵したマイクロフュージョン・セルを手榴弾に魔改造した物。 いくつかのMFCを消費して1つ作成するので相当濃縮してあるのだろう。 威力は可もなく不可も無くだが、MFCと一定のスキルがあればいくらでも作れる。 爆発物をポンポン投げたい人におすすめ。ただし、まだ前座。 MFCクラスター MFCグレネードをダクトテープで大量に括りつけ、地雷機能を取り付けた簡易爆撃。 一個では基本的なグレネードだったが纏めて投げる事によって大打撃を与える。闘いは数だよ兄貴! 投げた後には拡散するので攻撃範囲もかなり広い。一個が爆発すれば誘爆も狙える。 これだけ強力なのに制作もかなり簡単、地雷のお約束であるセンサーモジュールも不要。 おまけに起爆失敗した場合もMFCグレネードとして再利用できる。 ブリキグレネード ブリキ缶にガンパウダーを突っ込み、ダクトテープで締めた超簡易手榴弾。 缶はそこら辺に落ちてるしガンパウダーは銃弾を分解すれば大量に手に入る。 要求スキルや威力すらもMFCグレネードより低下、生産性は爆発物でもトップ。 何かが爆発しないと落ち着かない、爆破しないと一日が始まらない人向け。 追記・修正は作業台からお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 「氷結のシシケバブ」という謎レジェンダリ 氷結火炎放射やらグールスレイヤーガンマ銃やら4はキワモノが多い -- 名無しさん (2016-06-20 17 46 14) センサーモジュールが万能すぎるが いったい何なんだ? -- 名無しさん (2016-06-20 20 29 09) 4でMOD導入すると各武器の枠を越えたパーツ組み換えが可能に ホーミング拡散ミサイルやスナイパーショットガン、クラスターヌカランチャーといった武器が作成可能 錬金術を使いこなすパパ(ママ)ならでは -- 名無しさん (2016-06-20 22 30 45) DLCでついにVaultすら創造する111のパパン/ママンに不可能はない -- 名無しさん (2016-06-21 00 18 36) 名前 コメント
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登録日:2016/06/23 (木) 12 46 41 更新日:2024/02/21 Wed 23 39 07NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 Fallout Falloutシリーズ RPG Steam ゲーム War... war never changes.(戦争…変わらない戦争/人は、過ちを繰り返す) Falloutとは1997年に発売された、現在のFalloutシリーズの第一作である。 発売当時では日本国内では直接購入することは出来なかったが、現在はSteamで購入可能になっている。 FPS・TPSのゲーム性を取り入れた現在のシリーズとは違い、シミュレーション要素の強い完全なRPGとなっているのが特徴。 ゲームは基本的にマウスカーソルでキャラクターを誘導し、戦闘時は常にアクションポイントを消費して行動を取り決めるシステム。 これは基本的にテーブルトークRPG「ガープス」の影響が非常に色濃く反映されており、正直説明が難しい尖ったゲーム性をしている。 そのためとっつきづらさはあるが、ルナティックドーンシリーズやジルオールのような「自由に生きれる世界観」はすでに本作から健在。 また、現在では有志の活動により日本語化もほぼ完成しておりプレイ環境も整っている。 Falloutの世界観が好きな人にはぜひプレイして欲しい一作。 ちなみにスタッフの多くが共通しているためか、後の作品であるFallout NewVegasに楽曲が流用されている。 ○ストーリー おお、よく来てくれた。大問題が発生した。水質浄化のコントローラーチップが壊れてしまったのだ。代用品は作れないし、装置の動作過程は非常に複雑ときている。つまり我々は水を飲めないのだよ。水がなければ、シェルターじゃない。これは死活問題だ!率直に言おう、君は我々の唯一の希望なんだ。君に代用のコントローラーチップを探して来てもらいたい。水が枯渇するまでに我々に4・5ヶ月の余裕しかない。我々にはチップが必要なんだ!君の地図に別のシェルターの場所を印しておいた。探し始めるには悪い場所ではないと思う。気をつけてな、頼むぞ。 ○キャラクターメイク キャラクターはS.P.E.C.I.A.L.(特性値・基礎ステータス)・SKILL(技能値)・Trits(特徴)を決める。 S.P.E.C.I.A.L. 「3」以降でもお馴染みの特性値。この数値の高さによって初期SKILLが決定される。 後述するBOSのバンカーでキャップを積めばCHA・LUC以外は1つだけ上昇できる。 CHAとLUCは対応したランダムエンカウンターイベントでのみ上げることができる、1しか上げられない点は他の特性値と変わらないが。 その代償として時間が大きく経過してしまうため、エンディングに影響しやすい。 ●Strength 腕力を表す数値。HPや近接戦闘のボーナスダメージ、積載重量に影響。 また、武器には扱うだけのSTR値が設定されており、これより低いと「NV」同様効果が下がってしまう。 上記の手術とは別に、T-51bパワーアーマーを装備すると3ものボーナスが加わることを覚えておくと得する。 ●Perception 知覚を表す数値。命中率やシークエンス(行動優先順位)や医療系・解錠・罠のスキルに影響。 後の作品では削られがちな数値だが、旧作と「3」以降ではゲーム性が全く違うので低すぎるとまともに攻撃が当たらず、しこたま殴られてからようやく行動…ということも考えられる。 ●Endurance スタミナ・耐久力を表す数値。HP・毒と放射線耐性・自動回復速度に影響。 本作の主な回復は自動回復に頼ることが多いので上げておくと旅は快適になるし勿論タフになる。 が、ぶっちゃけて言えば長所はそれだけ。HPの状態関係なく1・2発で死ぬことがザラだし、放射線はRAD-Xを2個飲めば無効化出来るしそもそも必要な場面が一箇所しかない。自動回復の方もスティムパック系アイテムを使えば十分補える。 なのでロールプレイを抜きのハナシなら削るステの筆頭がこのEnduranceだったりする。 ●Charisma 魅力を表す数値。スピーチチャレンジや取引と言った対人スキルやカリスマチャレンジ(スピーチチャレンジと別判定)の選択肢に影響。 …正直な所、高Intelligence時に出現する選択肢もクエスト進行に関わるし、INTが高ければ当然スキルポイントが高い分スピーチチャレンジスキルを伸ばせるので殆ど死にステだったりする。 ENDと並んでロールプレイ無視なら捨てるステ。 ちなみに続編である「2」ではコンパニオンの雇用数に影響するため重要度がかなり上がっている。 ●Intelligence 知性を表す数値。レベルアップ時のスキルポイント増減や多数のスキル基礎値に関わる他、選択肢に影響。 みんな大好きインテリジェンス。「3」と同様スキルポイントの増減が大きく、選択肢にも直接影響があるため重要度が高い。 ただ、低INT時の選択肢や会話もかなり作り込まれているので、意図的に低くしてみるのも良いかもしれない Vaultの住人「おしっこでる。」 ●Agility 身軽さを表す数値。多くのスキルに影響する他、アーマークラスとアクションポイントにも関わる。アクションポイントは最大値10。 APは戦闘中の行動数に直接関わるため、これを疎かにすると地獄を見る。INTと並んで重要度の高いステ。 ●Luck 運のよさを表す数値。クリティカル率やギャンブルスキル・ランダムエンカウントに影響。 どちらかと言うと趣味的な要素の強い数値…なのだが、実はLUCK極振りだと終盤のあるPerkが暴力的な威力を発揮する。 また、ギャンブルで大金を稼げるので装備の調達も容易になり、希少なアイテムを入手できるスペシャルエンカウントの遭遇率も上がる。 …と言う具合に実は幸運特化キャラは凄く強かったりする。 SKILL 毎度お馴染み成否判定を司る数値。本作では威力に影響しない。 初期にタグスキル(得意なもの)を3つ選択できるが、3以降と違いタグに選択したスキルはスキル上昇が他の倍になる。 そのためSmallGunsにつけておけば序盤がとても楽になるし、EnergyWeaponsなら終盤大活躍したり…といった計画的な育成にも使える。 もちろん、キャラクターのロール(役割)に合わせた振り方も貴方の自由である。 Perk やはりお馴染みのレベルアップ時に取得出来る特殊能力。本作及び「2」では3レベルごとに取得できる。 取得条件にはレベルだけでなく、各スキルやS.P.E.C.I.A.L.の値も関わってくる。 当たり外れが大きく、別の能力に付け替えることもできないため、説明文をよく読み細心の注意を払う必要がある。 Trait キャラクターに2つまで付加出来る「特徴」。NVにも継承されている。 本作ではこの特徴をつけることによって得られるプラス効果よりもマイナスの効果のほうが正直言って大きい。 付けなくても全く問題はないが、つけるとプレイに幅…というか個性が出てくる。 ○登場人物 Vault Dweller(Vaultの住人) 主人公であり、プレイヤーの分身。能力はゲーム開始時のキャラメイクで決定される。「2」「FO BOS」などから男性であることが判明している。 監督官の命によりウォーターチップ捜索のために荒野に送り出された。 任務のために奔走するも、それを二の次にして好き勝手するも、物事を口八丁で解決するも、暴力に頼るも、全ては貴方の選択次第。 本作には容姿・設定・性別・パラメーターの異なるサンプルキャラクターが幾人か用意されているが、それぞれ一長一短。 たとえば身体能力は規格外だが幼いころに頭を強打したことのある脳筋キャラの場合、 戦闘ではかなり頼もしい反面、知性系のステータスが低いため(よほどそちらを成長させるかメンタスをかじらない限り) 「敵の基地を見つけたんだろう、どこにあるのか会議で皆に発表してくれ」「ウホッ……?」「……すまん、彼を頼った私が愚かだった」 …となり、一人で敵基地を潰しに行かなければならなくなったりする。 物語終了後は彼を追ってきたVault独立派の人々と北上し、「2」の舞台となるアロヨ村を作り、そこでパットなる女性と結ばれたようである。その後はジャンプスーツを脱ぎ、初代長老として村を治めていたが、ある日の朝に回想録を残して忽然と姿を消した。PS2用ソフト「Fallout Brotherhood of Steel」では年老いた彼が見れる。そして彼の孫に当たる人物こそ「2」の主人公選ばれし者である。 流石に後輩主人公達と比べると人間離れした人外Perkは身につかない。 が、キャラビルド次第ではクリティカル率100%(*1)になる辺り彼も割と大概である。 Dogmeat(ドッグミート) ジャンクタウンでお腹をすかせている犬。初代犬肉。 元の飼い主がレザージャケットにソードオフショットガンを所有という出で立ちがどこかで聞いたような設定。 戦力的には、最初のうちはそこそこの攻撃力の3回攻撃で結構なダメージ源になってくれる。 しかし、人間キャラクターと違って装備品をつけることが全くできないので、敵が強くなるにつれどんどんと力不足になっていく。 いつまでも連れ回していると、まず確実にどこかの段階で本物の犬肉になってしまう。 実は色覚障害を持っており、公式設定ではマリポーサ軍事基地でバリアの色を認識できず激突して死亡してしまう。(*2) + 誤射について(1) 誤射について(1) 敵を攻撃する時に誤って味方をクリックすると、警告も何もなく味方を攻撃する。 攻撃された味方とは敵対状態になり、仲間同士での殺し合いに発展する。 Dog meatは攻撃手段が近接攻撃のみなので、敵とシルエットが重なりやすく、特に注意が必要。 + 誤射について(2) 誤射について(2) このゲームは射線の概念があり、攻撃対象への攻撃が失敗した時、一定確率で同一射線上にいる他キャラクターに対する誤射が発生する。このタイプの誤射では敵対にはならない。 この同士討ちは味方同士でも発生するため、味方が増えるほど誤射の危険性も高まる。敵キャラクター集団もよく誤射し合う。 Dog meatは素早く敵に近寄っていくため、特に敵と射線が重なりやすく危険。 主人公に限っては味方と射線をずらすように心がければ済むのだが、味方NPCの射撃が味方NPCに誤射するケースは回避が難しい。 回避手段としては、なるべく確実に敵に命中させられる長射程、高命中の武器だけを使わせるのがベター。 また、一回の誤射で致命傷を与えかねない強力過ぎる武器を使わせないこと。 究極的な予防法としては、味方に近接武器だけを装備させれば、味方を誤射することはまず無くなると思って良い。 とはいえ、味方の誤射こそ避けられても、重火器を装備した敵と近距離で殴り合っていると高確率で即死してしまうが・・・。 Ian(イアン) 元キャラバンガード。ジャンクタウンやハブで働いていたが負傷からシェイディ・サンズに身を寄せている。 そこで主人公に100キャップ積まれるか儲けを折半する条件で仲間となる。 近接武器、小型銃、重火器の適性を持つ。しかし、彼のキャラクターグラフィックでライフル系や重火器を扱うアニメーションが存在しないため、実際には装備できない(*3)。 APが10と高く、AP5の銃を2回射撃することが可能。強力な拳銃を装備させると、数の多い雑魚敵を素早く倒してくれる。 公式設定ではネクロポリスでの戦闘中、火炎放射器で焼かれて死亡。だが2でしれっと出てくる。カットコンテンツだけど。 Tycho(ティコ) 元デザートレンジャー(後のNCRベテランレンジャー)。薄汚れたアーマーの上にトレンチコートを着込んだガスマスクの男。見た目はハゲだけど。 ジャンク・タウンの酒場におり、経験を活かして(一杯やりながら)主人公にサバイバル技術をレクチャーする。"タイチョー"の雰囲気が似合うナイスガイ。 その際、町長のキリアンに協力していることを告げれば仲間として加入する。 小型銃と近接武器の適性を持つ。本作のコンパニオンの中では最大のHPを誇り、また唯一ライフル系を装備できるが、APが8とやや少ないため、最終的な火力は少々控えめ。 ちなみにデザートレンジャーの元ネタは本作ではなくその前身の作品「Wasteland」に由来(*4)。 また、「NV」ではDLC「Honest Hearts」内にてデザートレンジャーの装備一式が入手できる。 Katja(カティア) 元スカベンジャーで盗賊の女性。「NV」をやった人なら想像付くかもしれないが緑のモヒカン。 退屈な生活を送っており、ぶっちゃけその場のノリだけで主人公に同行することを決めた。 武器はナイフや投げナイフの扱いが得意とのことだが、多くの武器種に精通しており、近接武器、投擲、重火器、エネルギー兵器に適性を持つ。 が、やはりアニメーションの都合で重火器は装備できない。 ただ、筋力値が低いため、殆どの武器をまともに使いこなすことができず、適性があるのは必要STR値が4以下の軽量武器に限られる(パワーアーマーでSTRを底上げすれば別)。 近接武器は総じて必要STR値が低いことに加えて、近接武器の適性がとりわけ高い。 また、HPは低いもののダメージ耐性が高いため打たれ強い。これでもかと近接戦闘要員としての採用を促している趣がある。 また、登場する時期も丁度Dog meatの続投が厳しくなってる時期なのだが、彼女は犬嫌いらしくDog meatに対する辛辣な台詞が用意されている。愛犬を大事にしたいのなら、ここらで交代してしまうのが妥当だろう。 OverSeer(監督官) 主人公にウォーターチップ捜索を命じた張本人。 本名はJacoren(ジャコレン)。外界を危険視しており、監督管の立場に固執している保守的な人物。 vault内住人からは、安定した状況を維持している貢献者と評価する者もいれば、vault内部の閉塞的な状況を打開するため外界へ進出しようとする勢力からは抑圧指向のパラノイア的な管理者とも批判されている。 尚、外界進出派は毎日夕方5時にテレサの部屋で集会を行っており、ここでの会話の流れ次第では主人公に殴りかかってくる。(外界では珍しくないが)比較的文明的なvault住人が暴力に訴えかけることを辞さない辺り、相当に過激化していることがうかがえる。 そして、荒廃した外界での冒険の末に、見事vault 13を危機から守り抜いた英雄に対し、彼が告げたのは… 主人公自身も以前から不信感があるような選択肢があり、Bloody MessのTritsがあるとEDで… 実は本編開始の数年前からすでにウォーターチップが故障しており、それをひた隠しにしていたことが冒険の中で判明する。なお、正史ではBloody Messエンドは避けたようだが、「2」では英雄を追放したツケとして反乱が発生し、彼が処刑されていたことがVault13のコンピュータ閲覧時に判明する。 + 主人公の締め出し ゲーム開始直後はvaultの扉が開かなくなっていることを確認でき、その後の冒険の舞台はどんどんとvault13から離れて中々戻ってくる機会がないため、チップを手に入れるまでvaultとの出入りが出来なくなったようにも見える。 この無慈悲な締め出しで彼への悪印象を抱いたプレイヤーも多いだろうが、実は締め出しを食らっているのは初日だけの話で、ウォーターチップを入手せずとも時間経過でvault13との行き来は可能(*5)。 ウォーターチップ入手前に訪れると、彼の切羽詰まっている様子や、外界へ進出することの不安を聞くことができる。 The Master(ザ・マスター) ウェイストランド各地で傲慢な慈善的な無償の奉仕活動を行う宗教団体、カテドラルの子供達が崇拝する存在。 「聖なる炎」「闇の神」「希望の父」などと呼ばれており、その実在性も含めて正体は謎のベールに包まれている。 その正体は戦前の軍事基地を占拠し、ウェイストランド各地への侵略行為や誘拐を繰り返す勢力、ユニティ(統一)の指導者。本拠地となるザ・カテドラル地下に存在するvaultの最奥に鎮座しており、その姿はなんとも形容しがたい。荒廃しきった世界において『人類全てが核戦争後の環境に適応したスーパーミュータントに進化することで争いは消え去る』という信念を抱き、表では忠実な人間の部下を使ってカテドラルの子供達を設立して信者を増やし、裏ではスーパーミュータントの軍勢であるマスターズ・アーミーを率いてキャラバンやvaultを襲撃して、捕まえた人々にFEVを投与してスーパーミュータントを増やすことを組織ぐるみで繰り返している。尚、スーパーミュータントは変異の過程で繁殖能力を喪失する種として致命的な欠陥を抱えており、対話の際にそのことを指摘されると発狂する。 元々は「2」に登場するvault8出身の医者で、本名はリチャード・モロー。しかし詳細は不明だが殺人を犯したことで追放され、リチャード・グレイと名乗るようになる。ザ・ハブにてキャラバンを襲撃するミュータントの出所を突き止めるべく調査隊を率い、マリポーサ軍事基地に侵入。ハロルドと共に基地最深部に到達するも、未だ稼働していた防衛機構からの攻撃を受けてFEV槽に落下したことで、FEVに侵され肉体も精神も変わり果ててしまった。変異の過程で周囲と精神的な繋がりを持つ能力を身に着け、テレパス能力を駆使して周囲の生物を捕らえてFEVの投与を繰り返すようになった。本編でも自分に近づこうとする主人公に精神攻撃を仕掛け、何の対策もしていないと知覚に致命的なダメージを負った状態で相対する羽目になる。 Harold(ハロルド) シリーズお馴染みのグール。この頃はまだ頭に木は生えてない。 ハブのスラムに暮らしており、お金を恵むと自身に過去何があったかを教えてくれる。 実はリチャード・グレイと共にマリポーサ軍事基地へ調査に赴き、調査隊の中で唯一生還したものの、密かにFEVに侵されていたせいでグールのようなミュータントに変貌してしまった過去がある。彼の体験談が、ザ・マスターの野望を食い止める大きな助けとなるのだ。 また、あるクエストではデスクローの弱点を助言する。 ○用語・地名 Vault 戦前、核戦争に備えてアメリカ各地に作られた地下核シェルター。開発はVault-Tec社。 本作で登場するのは、主人公が生まれ育ったVault13、Vault15、Vault12、LA Vaultの4つ。 詳細は該当項目を参照されたし。 現在では悪名高い、各Vaultの裏で行われていた社会実験だが、実は本作では明かされておらず、次回作「2」で初めてプレイヤーの知るところとなる。 シェイディ・サンズ Vault15を発祥とする村。ブラーミン(バラモン)の酪農と畑作を生業としている。村民や家畜を襲うラッドスコルピオンに手を焼いている。 主人公の助けを借りた後、この村の村長アラデシュとその娘タンディが中心となってNCRを建国することとなる。 カーンズ シェイディ・サンズ同様Vault15を発祥とするレイダー勢力。 他のレイダーと違い、こちらが非武装ならそれなりに話が通じる。 序盤の貴重な経験値なのでやりこんだプレイヤーには大抵皆殺しにされるけどな!!合掌。 ちなみに壊滅させても「2」で再登場し、「NV」の時系列ではグレート・カーンズとして再登場する。 ジャンク・タウン その名の通り廃材をかき集めて作られた町。シェイディ・サンズよりは大きい。 町長が町で唯一の雑貨店を経営しており、曲がりなりにも法を制定しているものの、治安を乱す悪どいカジノ経営者やチンピラたちに頭を悩ませている。 ザ・ハブ FO1で最大の商業都市。 「NV」にも登場するクリムゾン・キャラバンの本部や、Vault13の延命に関わる水商人たちなど、様々な業者が存在する。 南西部では随一の発展具合を見せるが、犯罪組織や盗賊ギルドの横行、貧富の格差といった暗部も。 ちなみに「4」のコーンフレークハゲの嫁さんはここ出身。 ネクロポリス ベーカーズフィールドに建造された、かつてのVault12。 現在では地上・地下共にグールたちが住んでおり、都市名の由来となっている。 尚、グール同士でも強圧的な地上のリーダーから逃れ地下に隠れ住むグールとで険悪な関係にあり、そんな中でスーパーミュータント軍による侵略を受けている。 ボーンヤード Los Vaultを発祥とする街で、かつてのロサンゼルス。vaultから地上に戻った人々が目にした、核によって焼き尽くされ建物の骨組みが残った街並みからその名が付いた。 現在ではレギュレーターと名乗るギャング(3とは全く別の組織)が街を牛耳っている。 Brotherhood Of Steel ロストヒルズのバンカーを拠点にしている、パワーアーマーで身を包んだ武装集団。 現在のBOS本部で、当時のハイエルダーは3代目のジョン・マクソン。 基本的に他所との接触を断っていることもあり、胡散臭い集団と認識されている。 入隊を志す者にはもれなくテストと称して、はるか南東のウエストテック研究所から戦前の遺物を回収するよう課している。 アポカリプスの使徒 NVにも登場した慈善団体で、本作に登場するのはその本部。詳細は該当項目を参照されたし。 …実は製品版ではフラグに関わる人物が削除されているため、どうやってもEDで壊滅してしまう。 でもNVで登場するのでVaultの住人は一応スパイ問題を解決したことになってる模様。 最近では非公式の有志パッチによってこのイベント部分も復元されたのでそちらなら壊滅を防ぐことが可能。 カテドラルの子供達 ボーンヤードの南部に位置するザ・カテドラルを拠点とした慈善団体。信奉者同士での精神的な同一性を得る概念、ユニティという状態に至る道を説いており、信者からは絶大な信仰を集めている しかしナイトキンの出入りが目撃されているなど黒い噂が絶えない。 前述の通りザ・マスターの掲げるユニティに与する組織であり、ザ・カテドラルはロサンゼルスに作られたデモンストレーション用のVaultの上に建てられている。ザ・マスターの現所在地でもあり、万が一の事態に備えて核爆弾が保管されている。 ガン・ランナーズ 元ギャングの武器職人集団でボーンヤードに店を構える。NVではモハビ支店が登場。 店の周りの堀に緑に輝く放射性物質をぶちまけるというとんでもない防犯手段をとっている。 最近はデスクローのせいで客足が途絶えてるとのこと。 ウエストテック研究所 ボーンヤードの南東に位置する戦前の研究所。Fallout76に登場する同名の施設とは別。 地下に作られた研究所で、内部には貴重な戦前の技術が多数残存している。 しかし核戦争の際に核弾頭の直撃を受けたために周辺地域一帯が高濃度の放射能汚染地帯となっており、探索は困難を極める(*6)。 FEVの研究開発が始まった場所で、研究開発の場がマリポーサ軍事基地へと移された後も、FEVはこの場所に保管されていた。このことが、後述するとんでもない事態を引き起こすことになる。 マリポーサ軍事基地 ロスト・ヒルズ・バンカーの北西の荒野に位置する戦前の軍事基地。戦争終結から多くの年月が経過したことで、ウェイストランド人にはその存在を忘れられている。 こちらはユニティの一角、マスターズ・アーミーの本拠地であり、かつてはウエストテック研究所から引き継いだFEVの研究開発を行っていた場所。最深部には巨大な槽に収められた大量のFEVが安置されており、西海岸のスーパーミュータントは経緯や時期は違えどここのFEVによって変異した同種族である。BoS発祥の地でもあるが、その事実は既にBoS内部では忘れ去られていた。 スーパーミュータント カリフォルニア南部、その中でも特に南の方で目撃されている存在。 言葉を喋るだけでなく、重火器を装備して集団で行動するなど、単なるミュータントとは一線を画しており、知能的かつ組織的な活動が窺えるが……。 本作で登場するスーパーミュータントは、ザ・マスターの下で生み出された、後に第一世代と区分される世代。第二世代と比べると、個体を選別したことでFEVによる変異が問題なく行われ、人間だった頃の知性を維持している場合が多いのが特徴。 FEV(Forced Evolutionary Virus) 強制進化ウイルス。本作のキーワードとなる代物。 元々は生物兵器の分野で中国に一歩遅れをとっていたアメリカが開発した、中国によって引き起こされる生物災害に備えたワクチンだった。 しかし、これを投与された生物に著しい身体能力の向上等が見られたことで、自国民への予防接種から軍事利用へと研究開発の目的を切り替えられた。 実は地上で暮らす西海岸のウェイストランド人は、ウエストテック研究所が核攻撃を受けた際に漏れ出したFEVが核戦争でばら撒かれた放射線によって変異した、いわば変異型のFEVによって知らずの内に汚染されてしまっている。その為、外見上ではほとんど変異していないものの、遺伝子レベルでは確実に変異しており、厳密に言えば戦前の人類とはもはや違う生物になっていたことが、後にエンクレイヴの研究によって判明している。 Vaultの住人「うーん、追記修正って一体なんだろう」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 近作と違ってINT少なくすると日常会話すら覚束なくなるのが逆に面白い 「がー、うがー」とか報告を求められた際に「うっぴょー?」とか まぁINT3以下だとまともに生活出来ないはずなのに常人以上に口が達者なアイツ、運び屋、パパが異常なのだが -- 名無しさん (2016-06-23 14 05 47) ↑低INTプレイは苦労するけど凝ってるよねえアレ、普通は余りやらないから気づきにくいけど -- 名無しさん (2016-06-23 22 05 19) ザ・マスター気持ち悪かったなぁ、2のフランク・ホリガンの最期もなかなかだが、解像度や3D技術の進歩した今にはないおどろおどろしさとかグロさがある -- 名無しさん (2016-06-27 00 52 39) steamで買ったけど日本語化できなくて詰んだ! -- 名無しさん (2016-06-27 09 39 03) 諦めるな将軍、 ここ とか日本語化パッチの解説をよく読むんだ -- 名無しさん (2016-06-28 21 38 49) 古いアメリカ作品のネタが多いので知ってるとニヤリと出来るゲーム 例えば某スーパーヒーローに似ている敵キャラとか -- 名無しさん (2017-03-08 10 15 41) 名前 コメント
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登録日:2014/05/25 Sun 21 38 49 更新日:2024/01/25 Thu 16 10 02NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 Fallout Fallout3 ウェイストランドサバイバルガイド マッドサイエンティスト モイラ・ブラウン 無自覚な鬼畜 Good hunting! モイラ・ブラウンとは、『Fallout3』に登場する人物である。 核爆弾の周囲に建設された街「メガトン」で「クレーターサイド雑貨店」を営む傍ら、ちょっとした研究にも勤しむ赤毛の女性。24歳。 核戦争で荒廃したキャピタル・ウェイストランドの人間にしては珍しく、明るく素直な性格で、よそ者のVault101のアイツにもフレンドリーに接してくる。 厳しい土地に住むウェイストランド人達に少しでもサバイバルの知識を広めようという目的から、主人公に「 Wasteland Survival Guide 」というクエストを依頼するのも彼女である。 内容は一言でいうとフィールドワーク。 かなりの長編クエストだが序盤から受けられる上に多様な目的が存在するため、チュートリアル的な側面も持っている。 調査を一つ完了するごとに報酬がもらえ、完璧な調査だと追加報酬も狙えるので、世のため人のため、自分のためにウェイストランドを駆け回るのも悪くないだろう。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- * * * + うそではないです n ∧_∧ n+ (ヨ(*´∀`)E) Y Y * 前述の内容は嘘ではない。だがしかしここは魑魅魍魎がひしめくキャピタル・ウェイストランド。 彼女とて例外ではなく、サバイバルガイドのクエストを通して関わっていく内に、彼女の鬼畜変人っぷりが明らかになっていく。 (一例) ちょっと地雷原に行って地雷持ってきて! →行ったら地雷だけじゃなくスナイパーに狙われる。 ちょっと放射線浴びまくってきて! →何か放射線浴びたら手足が生えてくる体になってるけどドンマイ! ちょっと重傷負ってきて! ちゃんと治療もしてあげるから!→「うっ、よくこんな怪我で動けるわね……」→「内側にスマイリー(恐らくニコちゃんマークの意)も縫い込んじゃった♪(テヘペロ」 ちょっと凶暴なクリーチャーの巣窟に観察装置仕掛けてきて! でもクリーチャーは殺さないでね! ……研究助手がアイツじゃなかったら、まず死んでいる程の過酷さである。 ていうか雑貨店のターミナルの内容からして絶対過去に何人か死なせている。 本人に悪意が無い分余計にたちが悪い。 だが待って欲しい。 そもそもウェイストランド人の殆どは自分や家族を養うのに精一杯な人か、そうでなければ欲望に屈し、悪事に手を染めるヒャッハー共である。 そんな中で一個人でありながら、少しでも苛酷な土地に住む人々の助けになろうと知識を集めるその姿は、正に研究者の鑑といえるのではないだろうか。 完成したサバイバルガイドには著者が主人公、助手がモイラとなっていることからも、彼女の人柄がうかがえる。 ミニ・ニューク(一言で言うと小型の核爆弾)で地下水を掘り出そうとしていたことは忘れよう。どう頑張っても出てくるのは汚染水だろ。 ちなみにこのサバイバルガイド本作から2年後の『Fallout NewVegas』のモハビ、10年後の『Fallout4』の連邦においてスキルブックとして登場しておりアイツの努力がウェイストランドの人々だけでなく運び屋や111パパン・ママンのお供になっていると思うとモイラのクエストを完遂させたプレイヤーにとっては感慨深いものがこみあげてくるだろう。 モイラのクエスト 第1章 1.スーパーで食糧取ってきて!→とあるクエストを持つ少年に出会う(可能性がある)。通称ブライアン少年の罠 2.ちょっと放射線浴びてきて!→楽。ヒャッハー水だーガブガブ(チキチキチキ… 3.ちょっと地雷原行ってきて!→初見は地雷が分からなくて死ぬ。それとなんか狙撃してくるジジイがいる 第2章 1.ちょっとこれでネズミ殴ってきて!→牛蒡しばきあい対決 2.ちょっと歩くカニの卵にカメラ仕掛けてきて!→カニ固いよう…。それとサブ目標がきつい 3.ちょっと怪我してきて!→店出てジャンプ!骨折!終!なお、やり方次第では人生も終! 最終章(ここからかなりしんどいので投げるプレイヤーも多い。多分) 1.ちょっと船の歴史調べてきて!→聞いて回るのが面倒。 2.ちょっと工場行ってきて!→あ!ロボットVS巨大蟻だ! 3.ちょっと図書館行ってきて!→ワシントン探索に夢中。図書館ってなんだ 全部クリアすればそれなりのperksが貰える。 がその頃のアイツはすでにサイボーグになってたり皮膚がアダマンチウムになってたり、しゃがむと透明になったりする超人になってるのであんま意味ない。むしろ各依頼ごとにくれるアイテムや、道中で手に入る物資と知識が一番の報酬かもしれない。 そう考えると、このクエストそのものがプレイヤーにとってのウェイストランドサバイバルガイドであると言ってもいいだろう。え、体当たりすぎる?アーアーキコエナイ 少なくとも、核戦争で荒廃したウェイストランドがどういう場所で、どういう思考回路が必要な世界なのかは理解できるであろう。……いろんな意味で。 ちなみに、クエスト「Wasteland Survival Guide」を達成すると、このサバイバルガイドを参考にしてウェイストランドを生き抜く人に遭遇するランダムイベントが追加される。このガイド本は素晴らしいと絶賛し、調査を担当したアイツに感謝を伝え、讃える。 過酷かつ長丁場のクエスト故に、達成感は一入であろう。感謝しているならもっと弾薬か何か寄越せよとか思ってしまう人は、とても立派なウェイストランド・サバイバーである。 【余談】 とある人物から受けられるクエスト(※家庭機用の日本語版では削除されているため受けられない)では、グールとなって別の町に移り住むことになる。 追記・修正お願いね、私のスーパーアシスタントさん! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 初見プレイの時に、自作の体内被爆の除去薬に、ハッピーな気持ちを混ぜたとき、この人マジでやばいち思ったら -- たーろんしゃ (2014-05-25 22 19 42) ムチャクチャだがこんな無茶でもしないとまともに生き抜く予備知識を集めることすら難しい世界か… -- 名無しさん (2014-05-25 22 50 48) スカイリムのモイラには笑った -- 名無しさん (2014-05-26 00 02 59) ラッドローチ(巨大G)の肉のおいしい調理法も考えていたな -- 名無しさん (2014-05-26 00 46 37) メガトン吹っ飛ばしても生き残るタフネス(ジェリコは例外) その後アンダーワールドに辿り着いてる辺り転んでもタダじゃ起きない女 -- 名無しさん (2014-05-26 01 34 32) 奇人・変人・狂人しか生きていけない世界ゆえ仕方なし -- 名無しさん (2014-05-26 10 10 23) 無頓着すぎる彼女だが流石にメガトン爆破にはグチグチ言ってくる -- 名無しさん (2014-05-26 13 27 38) お得意様はモルモット -- 名無しさん (2014-05-26 17 34 20) 一応カニのクエストはサブも楽に達成できる場所があったりする -- 名無しさん (2014-05-26 18 44 53) ↑クエスト開始前に皆殺しにするのが一番手っ取り早い -- 名無しさん (2014-05-26 19 03 41) 無茶言ってるのは変人だからじゃなくて世間知らずだからじゃないかなーって -- 名無しさん (2014-05-30 02 41 07) 重傷負うやつは落下より地雷のほうがやりやすい 個人的にperkのお勧めは皮肉を言いまくってクリティカル率の向上 -- 名無しさん (2014-07-18 09 10 13) 無茶苦茶言いながらも、この世界では善人の部類よね。サバイバルガイド作ろうと思い立ったのも、見返りは求めてなさそうだし -- 名無しさん (2015-12-11 01 32 06) Fallout4でもサバイバルガイドは無事に続投。恐らく北米中に普及していることだろう。 -- 名無しさん (2015-12-20 14 19 20) 自分がグールに成ると「前からグールを実験材料にしたかったのよ!」と喜ぶまごうことなき変態 -- 名無しさん (2017-04-27 22 38 58) 嘘ついてクエスト終わらせるのを何度も行うと、いい加減なサバイバルブックのせいで死に掛けたと報復されるランダムイベントあり。また、こんな無駄なことするなとサバイバルブック製作をやめさせる終わり方もある -- 名無しさん (2021-04-13 11 59 50) 名前 コメント